2006.05.28(日) 東京10R 第73回東 京優 駿(日本ダービー)  芝・左C2400m  主力対等

馬番 赤穂 安藤 羽場 北原 野崎 田端
本紙 重量騎手 馬  名 前々日単


57川田将雅 スーパーホーネット 199.4


57石橋守 メイショウサムソン 4.2


57幸英明 (父)(市) ロジック 61.3
×
×
57福永祐一 マルカシェンク 9.7
×

57藤田伸二 (父) トーホウアラン 28.1


57柴田善臣 アドマイヤメイン 10.2


57G.ボス (市) フサイチリシャール 53.5


57北村宏司 パッシングマーク 156.9
× ×

57内田博幸 サクラメガワンダー 10.4
10

57武豊 アドマイヤムーン 10.4
11

57安藤勝己 ヴィクトリーラン 145.0
12

57和田竜二 (市) アペリティフ 204.6
13

57池添謙一 (父)(市) トップオブツヨシ 122.8
14

× 57横山典弘 (外) ジャリスコライト 13.3
15

57四位洋文 (父) ドリームパスポート 8.2

16


57小牧太 (市) ナイアガラ 195.9
17

57岩田康誠 (市) フサイチジャンク 3.2
18 ×

57蛯名正義 エイシンテンリュー 141.3


〈本紙の見解〉今回は、 前哨戦の各レースを検証しながら、ダービーを勝つにふさわしい「強い馬」を探してみたい。

【皐月賞】紳助君とリシャールがガンガン引っ張って、ドリームパスポートとメイショウサムソンが最内をロスなく進んで、直線は前が空いて、有力馬は外を回して仕掛け遅れて・・・と二頭に全ての面で展開が向いたのは事実。よって、「皐月 賞連対馬はダービーで通用するタイプか?」と疑ってかからねばならない。

まず、一瞬ビュンと切れ味を見せて坂上で脚が上がったドリパスは、明らかに「中山ならではの馬」なので切り。
○メイショウサムソンは直線向いたところ からゴールまでしっかり伸びており、完勝とも言える内容で及第点。この成長力は、完全にノーマークだった。レース後も毎日CWを2周、一杯の追い切りも2 本こなせており、デキに不安なし。血統も皐月賞には重いと感じたが、ダービーならオペラハウス×ダンシングブレーヴで問題なし。特に牝系はガーネットに遡 る日本の名牝系で、品格がある。松本氏も馬主協会会長として、金近関とやらの胡散臭い連中に一泡吹かせたいところか。◎に出来ない理由は、この馬以上に速 い上がりを使った馬が4頭もいること。

その内、
「皐月賞で上がり最速の馬はダービーで(5,2,3,3)」のデータから注目されたサクラメガワンダーは、実は直線では3・4着馬と同じ脚色。すなわち、4角手前で速い脚を使っただけ。弥生賞を見直し てみると、やっぱり買えない。成長力に差が出ているようだし、父グラスワンダーも距離延びてどうか。

最も末脚に期待できるのは、やはり◎アドマイヤムーン。近年のダービーは「直 線一気じゃないと勝てない」ことを、日本で唯一解っているジョッキーが乗る。皐月賞時は馬体減りが懸念されて甘めの仕上がりにとどめられていたが、今回は 目一杯仕上げてきた。ラインクラフトと同じエンドスウィープ×SSの配合はひっかかるが、こちらの牝系はヒシアマゾンの姉(父Kris)
なので大丈夫。これまでのダービー馬と比べると、スケールというか馬の幅では見劣ってしまうが・・・。

ひょっとしたら1番人気の△フサイチジャンクは、追い切りを観て首を傾げた。 どう見ても引っ掛かって口を割って終いバタバタの気負った走り。報道では「絶好調!」と盛んにもてはやされているが、フジサンケイ・電通の策略?と疑って しまう。そもそも早めに美浦入りしたのは、皐月賞時に輸送で失敗して10s体重が落ちてしまい、反動が出てしまったから。繊細すぎる気性難が解消されてい ないとしたら、本番ではキングヘイローの二の舞になる恐れもある。ジリ脚で、速い時計への対応は依然として不明と乗り難しそうだが、府中未勝利の岩田で大 丈夫なのか?「ダービー初騎乗で勝った騎手はいない」というジンクスを覆せるのか?池江泰寿厩舎は重賞未勝利だが、「初重賞がダービー」なんてことが許さ れるのか?

他に皐月賞組で注目は×ジャリスコライト
いつもなら青葉賞を使ってくる藤沢があえて皐月賞を経験させたこと、横山典をキープできたことに不気味さを感じて印を つける。放牧失敗で追い不足だったがこの着差なら上出来。とはいえ、メイショウの直後にいて 追い出してからみるみる差が開いたあたり、実力差は感じる。

【京都新聞杯】2年続けて連絡みすれば注目せざるを得ない。去年はアドマイヤフジが、一昨年はハーツクライ・スズカマンボ・ミスティックエ イジがそれぞれ指針となって、勝ち馬のレベルの高さを印象づけていたが、
今年はガッカリ。皐月賞上位組にまるで歯が立たなかった2頭で1・2着。せ めてマルカシェンクには「格の 違い」を見せつけるような強い勝ち方をして欲しかったが、やはりグングン他馬が成長する時期 に骨折休養は痛かった。アドマイヤビッグになってしまった。
また、数字だけ取り出せば「上がりが速い!」となるが、33秒台の馬が10頭中6頭、ドベの馬でも34.2なので、別に価値はない。ちなみに前週の3才未 勝利2000mで33.8、
3才牝馬未勝利1800mで33.9、3才500万1800mで33.5が出ている。ディープのために芝を刈ってローラーをかけて高速馬場にしてあった、そ れだけ。トーホーアランには自信の無印を謹呈する。シェンクには、ボールドエ ンペラーのようなマネをされるとイヤなので、付けない。

【青葉賞】セレクトセールでは、アドマイヤムーン1600万円、片や▲アド マイヤメインは1億3900万円。ノーザンファームもセレクトセール関係者も近藤リーチも、実はメインの方に期待していることを、ユタカはよく知っている。だからユタカは、ムーンに乗る理由を微妙なジョークで交わしているのだろう。本当は、競馬を教え込んできて能力を開花させ た、こちらに乗りたいのだと思われる。
メイン自体も、連を外したレースは恐らくリーチの指示でユタカが「控える競馬」を試してギクシャクしてしまっただけなので、ここ3戦が本当の強さ。前走で メインを追いかけたマイネルアラバンサは、疲れが抜けず出走回避。それほど厳しいレースだったということだが、メインには反動は出ず、今週の坂路は抜群。 逃げ切りは困難だが、ゼンノロブロイのようなレースをすれば頭まであり得る。
ゴール前、状況 によっては空気の読めるユタカなら「手加減」もするだろうし・・・。