2001.11.25 東京10R 芝・左2400m       小波乱
枠番 馬番 赤穂 Mr.X 田端 羽場 木田川 本紙 重量騎手 馬  名
× 57安田 メイショウドトウ
57江田照 アメリカンボス
× 57スミス キャグニー
× 57和田 テイエムオペラオー
55四位 トゥザヴィクトリー
55ペリエ ジャングルポケット
55ムルタ ゴーラン
× × 57武豊 ステイゴールド
× 57スティーヴンス ホワイトハート
10 57渡辺 ナリタトップロード
11 57マーウィング インディジェナス
12 57ベイリー ティンボロア
13 57蛯名 ウイズアンティシペイション
14 57スボリクス パオリニ
15 57柴田善 ダイワテキサス

痛快イロモノ企画 ミスターXの展開予想

 国際GTに昇格してから逆に外国馬の格が落ちたのではないかと感じる今日この頃。但し、日本のお金持ちに種はいりませんか?と、パドック周回を目的に来日する馬も減ってきてはいるが。
 世界を代表する二流馬達に日本の競馬を見せてやれ! 超スローの縦長。地方競馬以下の少頭数でしか走ったことのない二流外国馬にとって超スローの縦長は、自分の居場所を見失うだろう。誰が鼻に立つんだ?メイショウドトウか?それは、レースの主導権を握るんじゃなく押し出されたんだ。誰か先に行ってくれ!
 JCは、日本馬 対 外国馬とよくフレーズに使われる。「じゃ、俺はどっちなんだと」メイショウドトウ、アメリカンボス(外国産馬)が嘶く。 単・複勝馬券に馬名が入るようになって久しいですが、ウイズアンティシペイションの名前を見て「どう印字されるか試してみよう」(日本の競馬法は、馬名9文字以下)と思っている人はいませんか?
 私が、応援するのは唯一の日本男児(父内国産馬)ナリタトップロード。ラストチャンスだぜ!!。


<本紙の見解> JCといえば、たとえ物見遊山であっても1番人気を奪い取るようなビッグネームの外国馬と、「日本の総大将」と呼ばれる馬の激突が見もの。いろんなレースを「改革」してJCを日本競馬の根幹に据えたのに、このメンバーかよ!と文句の一つも言いたくなる。モンジュー様がご来日あそばされた折りには、芝に水をタップリ撒いて丁重にお出迎えしたが、今回はそんな配慮は無しか。

メイショウドトウ 前走は展開と馬場に殺された。今回はこの馬に最も有利な展開になりそう
テイエムオペラオー 力が落ちてもまだまだジャンポケあたりとは格が違う。直線はバラけるだろうから、差し脚を余すことも無い。が、前走体重減で力の要る馬場を激走した反動が心配される上、「秋3走目」では余力が疑問。
トゥザヴィクトリー ドバイWC2着なら、少なくとも外国勢に対しては格負けしていない。エアグルーヴやヒシアマゾンの域には達していないが、「女傑」の風格が出てきた。余力充分、体調も良さそうなところでもう一丁
ウイズアンティシペイション 格の低いGT実績だけなので、例年なら印の届かないレベルも、今年なら逃げ加減によってはひょっとするかも。メジロパーマーみたいなもんか?
×キャグニー ブラジル産馬(サンバ!)だけによーわからんが、格下ながら上昇中の来日といえばサウスジェット(古い…)を思い出す。ウイズとティンボロアがビュンビュン行って、案外追い込みの展開になるかも。
自信の無印ゴーラン 英の皐月賞勝ち馬で、今年の目玉商品らしい。レース後に「ヤパーリババガカタカッタヨー」とか「ヒコーキツカレチャタヨー」とかコメントする、過去さんざん見てきた凡走タイプ。
自信の無印ジャングルポケット オグリも、ルドルフさえも越えられなかった内国産3才馬の「壁」。エルコンドルパサーと比べると、まだまだ小粒。来年につながる着順が残せれば良しとしよう。


三重が誇る結婚の条件は愛情よりも肉体派のおやぢ純文学作家・あかふやらしの

連載競馬純文学 ラ ヴ  第十五章  殺 意 −5−

「ジャパンカップ、テイエム、ジャングル、ゴーラン、ティンボロア、ステイ。ダート、ノボトゥルー、クロフネ、ウイング、レギュラー、リドパレス。」
雪江はパソコンデスクの前に座りながら呆然とした表情でマウスに手をかけている。

「ご主人が失踪されて、もう二月になりますね。その後何か連絡はありましたか。こちらもいろいろ手をつくして捜してはいるんですが、なかなか見つからないんですよ。まあ、単なる家出人の捜索というわけでもないですが、我々としてもちょっと手詰まりなんですよ。」
警察内の殺風景な部屋で、無愛想な中年の刑事は生あくびをかみ殺していた。たまに好色な視線を感じながら、雪江はじっとニンニク臭い刑事の話に耐えていた。刑事の真意がどこにあるのか計りかねたが、疑っているような素振りが露骨に見えた。
「長野県のある村に潜んでいたことはわかっているんですが、その後の行方はぷっつりと途絶えてしまっているんですわ。」
頭をかきながら少しずつ捜査の状況を漏らしていく。しかし、肝心のところは伏せたままだ。
「ただね、同じ会社のOLも失踪したままなんですわ。それが足どりはまったくわからないんです。アパートもそのままですしね。私も行ってみたんですがパソコンが起動したままで、室内は荒らされた形跡もなく、きれいなものでした。もちろん、ご存じないですよねこの女性は。」
写真を差し出して、すぐにポケットへ仕舞った。ちらっと見たが会ったこともない女性だった。刑事は何気なく見せたつもりだが、雪江にとっては大きな動揺だった。何かピンとくるものを感じた。

「会社としてはかなりな額の使い込みだということなんですわ。奥さんももちろんお聞きになっておいででしょうが。ただね、それだけでなぜこんなに徹底的に逃げているのか、そのへんがよくわからないですわ。なにか他に気づかれたことありませんかね。どんな些細なことでも結構なんですが。」
口調は困っているが、表情には気楽な笑みが浮かんでいる。どうせ何もでてこないだろうと、たかをくくっている。つまり、何も知らない呑気な主婦からはこの先大した情報は得られないと思っているようだ。
警察での退屈なやりとりを思い出しながら、雪江はある疑惑が少しずつ確信へと変わっていくのを感じていた。目の前のメールが何を言おうとしているのか、霞が晴れるように今回の事件の核心に触れた思いだった。しかし、だからといって、この先何をどうすればいいのか、頭の中は益々混乱するばかりだった。

                                       <つづく?>