2001.11.18 京都11R 芝・右外1600m       伏兵多し
枠番 馬番 Mr.X 田端 赤穂 木田川 羽場 本紙 重量騎手 馬  名
× × 56武豊 ダンツフレーム
× 57飯田 メイショウオウドウ
55松永幹 ビハインドザマスク
57田中勝 イーグルカフェ
56幸 ダービーレグノ
57和田 コンタクト
57吉田稔 ロサード
57横山典 タイキトレジャー
57福永 エイシンプレストン
10 × 56後藤 ゴッドオブチャンス
11 55池添 ゴールドティアラ
12 × 57吉田豊 クリスザブレイヴ
13 57河内 ダイタクリーヴァ
14 57ペリエ ゼンノエルシド
15 56武幸 リキアイタイカン
16 × 54四位 ムーンライトタンゴ
17 57蛯名 トロットスター
18 57藤田 ジョウテンブレーヴ

痛快イロモノ企画 ミスターXの展開予想

 マイルチャンピオンシップは、春の天皇賞に匹敵するマギレのほとんどないレースである。京都の外回りで直線が長く平坦なことから、一番速い馬がそのまま勝つと思われがちであるが、底力のある馬が順当に勝つのがこのレースと考える。芝1600mの持ちタイムはあまりこだわる必要ないと考える。今回のメンバーは良く言えば群雄割拠、悪く言えば帯に短したすきに長し。G1格に乏しい。今回、先行馬はたくさんいるが鼻には立ちたくない馬ばかりである。前半はスローで進み、坂の上にさしかかった所から急にペースが上がるであろう。坂の上からロングスパートし、4コーナーの出口で4.5番手以内に位置し、残り1ハロン半で抜け出し得る馬に栄冠が輝く。 今秋のG1のトレンド、前走ダート、カフェはいかが?。と考えていたら、右からタバタ氏、左から本紙に挟まれ、「展開がはまっても推奨馬は掲示板にも載っとらへんやないか」「このコラムに書いた馬は、昨年来、連に絡んだことがない。もっと、まじめに書け」等と罵詈雑言を浴びせられた。俺は、いつもまじめだ。今回は、人気してもダイタクリーヴァ・ダンツフレーム。G1は、格。しかし、一言だけ言わせてくれ。トゥザヴィクトリーは、ひかえただだろう〜。


<本紙の見解> マイルGT3連続万馬券と、確たるマイル王者不在のまま今年もレースを迎えた。当然混戦になる模様。とはいえ、紛れの生じにくいコースと斤量なので、上位人気馬が揃って飛ぶことは考えにくい。荒れるとすれば、昨年のようにヒモ荒れの形か。

エイシンプレストン GTもひとつぐらいすぐ取れるかと思っているうちに、早くも4才秋。競走馬としてのピークを迎えてしまった。淀での成績がイマイチなのは不安材料だが、
ダイタクリーヴァ 中距離では安定感抜群。この馬も間違いなく能力はGT級。昨年のリベンジを果たしたいところだが、今回の敵は自分自身。骨折明け2走目の反動が心配なので、昨年ほどの信頼は寄せられない。
ゼンノエルシド 普通に考えれば、GTでは力不足。しかし高評価した決め手は、何といっても「自信の無印」候補一番手であったこと。後はペリエマジックに期待。
ダンツフレーム 3才馬1`増はかわいそう。まあそれだけこの時期の短中距離戦には力差がないということか。「皐月賞2着馬」対決ならば、レベルの高い世代の方が強いかもしれない。
×ムーンライトタンゴ 3才馬でも、牝馬でも活躍できるレース。となれば、レベルの高いこの世代ならば何とかなるかも。ビハインドザマスクより立ち回りは上手そう。
自信の無印トロットスター 折り合いをつけて上手に控え、直線外ラチ沿いを走れれば一発があっても驚けない(と伏線を張っておいて)が、ま、短距離馬でしょう。
自信の無印ロサード 割と不器用なので、好走パターン……@直線平坦A1800mBゆったりした流れC斤量57s以下……の内3つ以上が用意されていないと、脆い。京阪杯でのハンデを軽くしてもらう意味でも、ここは惨敗しておかないと。おっと天皇賞記事の使い回しだ。


三重が誇る口だけチヌ名人&巨根おやぢ純文学作家・AKOU寿司屋の

連載競馬純文学 ラ ヴ  第十四章  殺 意 −4−

  田舎家の藁葺き屋根に夜露が輝き、朝日が昇り始めた。周りの雑木林にも靄がかかり鳥の鳴き声とともに朝が始まろうとしている。木曽路近郊のこの村では十数戸の古びた家屋ばかりで、それぞれが広く点在している。
「そういやぁ、酒田さんどうだって、倉庫の件はよかったのか?」 農協に勤めに出る長男が、土間で長靴をはきながら言った。
「それがよぉ、あれから連絡がねえみたいなんだ。」
「そうか連絡がねえのか。行きがけにちょっと寄ってってみるわ。」
母親の弁当を受け取ると、長男は軽トラックで出ていった。

「おはよっさん、酒田さん、いるか?」
かなり古い田舎家の戸口で声をかけたが、返事は返ってこない。勝手に中へ入っていくが人の気配は感じられない。あきらめて軽トラックに乗り込もうとしたら、前方からバイクがやってきた。
「なんだい朝から、なんかあったのか。酒田さんならいねえよ。」
「いや、ちょっと照会があったもんで、あれだったんだが、そうかいねえのか。いつからだ?」
「いつからって、そういや、一昨日は酒飲んだからな。それから顔見てないな。たぶん。」
「酒田さんって、いつごろこの村へやってきたんだ。おめえ憶えとるか。実は役場で調べたら、転入届が出てねえみたいなんだわ。オレも問い合わせがきて初めて調べたら、そんなことなんでちょっとまずいんだわ。」
「まずいって、なんでだ。なんか悪いことでもあったのか。」
「いや、オレにもよくわかんねえことなんだ。向こうはなんにも言わねえっし。ファックスで写真まで送ってくるんだ。」
「へえーっ、確かにこれは酒井さんだが、なんか、ネクタイなんかして格好いいスーツ着て別人みたいだな。」
初老の駐在は、家の中をのぞき込みながらしばらくあちこちを物色している。
「ところでさ、こん前のエリザベス、取ったんだって駐在。田中さんから聞いたけどよ、五千円も買ってたんだって、儲かったな。」
「まあな、おめらみたいにローズバド外して買っちゃいねえからな。新聞の情報に惑わされってたら、取るものも取れねえよ。あれは販売促進の手だからな。」
「でよお、マイルはどうだ?ついてる人の予想に乗っかろうかなとおもうんだけど。」
「まあ、自信がねえわけじゃないが、ユタカの乗るダンツは人気するしな。ダイタクとエイシンは軸になるし、ゼンノとジョーテンは滅法速えしな。まあ、そのへんだな。トロットスターとマスクも面白い、とあとは自分でかんがえてみれ。」
駐在のバイクは田舎道を身体を泳がせながら走っていった。 

                                       <つづく?>