「お久しぶりです…
…真咲さん」
第22話 Past/墓参り・浦原商店
太陽が低いところで顔を出していた
6月だから太陽が出るのは少々早い
季節はもう夏
気温もなかなか高い
…あの年とは天気が全く違うな
あの年の今日は雨だった
真咲さんの死を聞かされたとき
私は風邪で寝込んでいた
いつも看病にくる真咲さんの代わりに一心さんが来て
真咲さんの死の経緯を聞いた
一護を何かから守ろうとして死んだのだと。
そのとき私はちゃんと頭で理解できてはいなかったが
年を重ねるごとに理解していった
早くから両親と離れていた私にとっても真咲さんはお母さんのようだった
だからそのときはひたすら泣いたけど
時間が少し経つと泣くのをやめた
一護にこれ以上責任を感じてほしくなかったからだ
「まぁお久しぶりでもないですかね…
一応毎月来てますし…」
一護たちに内緒で毎月特定の日にここに通っていた
それが日課になったと言ってもおかしくはない
「一護も花梨ちゃんもゆずちゃんも一心さんもみんな元気にやってます…
…私と一護はどうやら少々やっかいごとに首を突っ込んでしまったらしいんですけどね…」
私はお墓の前で自分のまわりに起きたことを笑いながら話した
そして1通り話を終えたら
私は線香をそえ、1回おじきをし
その場を後にした
「…イラッシャイマセ、双葉サン
お待ちしておりました」
そう言いながら扇子をパンと音をたて開くキスケさん
「…お待ちしておりましたって?」
「はい!あの日からずっと双葉サンをお待ちしておりました!v」
笑いながら言うキスケさん
「は、はぁ…」
だ、大丈夫かな…?;
居間に案内され
お茶をだされた
「さてと
…何から話しましょうか?」
「…………」
何からと言われても何を聞けばいいかもわからない状態なのだ
それほど私は情報を得ていないのだ
私が黙っていると
キスケさんからまた話しだしてくれた
「じゃあ…ソウル・ソサエティのことについて話しましょうか?」
「…お願いします」
「ソウル・ソサエティとは現世でその命が辿り付く場所です
死してこの地に導かれてきた魂が最初に暮らす流魂街と
その中心部に位置する瀞霊廷の二つによって成り立ってます
生活様式はかつて侍たちが闊歩した在りし日の日本という感じですかね
そして死神とはソウル・ソサエティの中でも霊力に優れた魂魄をもつ者のことです
そしてその組織は大きく4つに分かれています
王族、中央四十六室、隠密機動、そして護廷十三隊
まぁあなたは死神ですがこの4つのうちのどれにも属してないんですがね
あなたは王族直属の特別隊、ただ一人の守護番役です
あなたの並ならぬ霊力は護廷十三隊ではとどまらないということで
新しく隊が作られたんですよ」
「…」
「あなたは他の死神とは違い霊力は異常なものでした
・・・でもあなたが今こんな感じで力が弱まっているのは
その少々特別な義骸に入っているということと
意思の違いっすかね」
「…何か思い出しましたか?」
「あ…いや…全く…」
というか一気に言われて頭の整理が;
「…そうですか…
じゃあ仕方ない…」
「え?」
キスケさんは私に持っていた扇子を向ける
「縛道の七十三、偲羅咲(しらさき)」
「!!」
クラ
パタン
「…ここまで言って思い出せなければ、もうこうするしかない…
覚悟見せてください…双葉サン」
双葉サン、あなたなら大丈夫ですよね
☆あとがき☆
なんかごっちゃになってしまってすいません
墓参り編と浦原商店編と分けようかと思ったのですが
2つにわけるとあまりにも短いので、合体させちゃいました
次でだいたいのことは思い出します、主人公