「捕らえよ、さもなくば殺せ
…朽木ルキア…
見ィ――つ―けた!」










第35話  デス/迎え












…無様だ…

朽木ルキア………!

「―――私は――…
少し…こちらの世界に長く関わりすぎたのか…」


「イィエ―――ッス!!」

「!!」

「わかってンじゃねぇか!!」

私は声が下方へ急いで目をむける

電柱の上にいたのは

「まァ言い方変えりゃ
こうして現世に長居したおかけで
てめぇはちっとばかし長生きできたってことだがな!」

私のよく知っている人物

「…貴様…
恋次…!
阿散井恋次か…!?」





ザンッ

剣撃が私の足付近の地面を破壊する

…反応することもできなかった…

「ソウル・ソサエティからの追手が背後に迫ってるってのに
考え事に夢中でこえかけられるまで気付かねぇってか?
いくら義骸の身とはいえ
二月三月でちいっとユルみ過ぎじゃねぇか!?」

……いかん…

「吐けよ、ルキア
てめーの能力を奪った人間はどこにいる?」

……ここであやつらのことを……

「な…
何を言っておるのだ…?
義骸に入っておるからといって力を奪われたとは限らぬし…
ましてその力を奪った相手が人間だななどと…」

……話すわけには……

「人間だよ!
でなきゃてめーがそんな人間みてーな表情してる筈が無え!」

―――――…!



「オレと同じ流魂街の出でありながら大貴族の朽木家に拾われ
死神としての英才教育を施された朽木ルキアともあろう者がァ!
そんな人間みてーな表情してていい筈が無えんだよ!!
なァ!
朽木隊長!」

―――!!!

私はただすごい速さで後ろを向いた

汗がとまらない

「―――――白哉……兄様――――……!」

声が震える

「…ルキア………」


ハッ

ギアン

恋次の剣撃を後ろに体の重心をやることでを間一髪でかわす

「…‘人間への死神能力の譲渡’は重罪だぜ
その処刑を刑軍どもじゃなくオレ達に任せたのは上なりの優しさだろうよ
さァ居所を吐けよルキア
オレ達はてめーを捕え
てめーから力を奪った奴を殺す
…庇いだてするなよ
わかってんだろ
さっきのも今のも
かわしたんじゃない
かわさせてやったんだ
次は斬るぜ」

………言うわけには
いかないのだ…………















「!!」

恋次がとんできた矢を避ける

!これは……!

「丸腰の女の子相手に武器を持った男が二人がかり…
見ててあまり気持ちいいもんじゃないね…
僕はあまりすきじゃないな
そういうの」

―――石田!

「…何者だ、てめぇ…!?」

「…ただのクラスメイトだよ
死神嫌いのね」







げほっ
げほっ
はぁっ


血を流し倒れている石田

…強い…!

此奴…また腕を上げている…!

ここから動くことすらできなかった…!


「さて…
そんじゃトドメといっとくか
死ぬ前によ――く憶えとけよ」

「――――……」

「阿散井恋次
てめーを殺した男の名だ
よろしくっ!!」

石田に向けて恋次の斬魄刀が振り下ろされる



ガキィンッ


―――!!

恋次の攻撃がある細身の斬魄刀によって受け止められる

「…な…!?」

恋次はその場から少し離れる

…あれは…

「ふぅ、間に合った」

…死覇装を身につけてはいるが…

「……!」

なぜ…なぜ来たのだ…

「…よいしょ」

ゆっくり立ち上がる

「大丈夫?石田くん
朽木さん」

私と石田に声をかけ


「…お久しぶり…朽木隊長、恋次くん…」

斬魄刀を恋次たちに向けた









「…さん…!?」

「…強くなったね、恋次」

「…どうしてこんな所に…!?」

恋次の質問に表情が曇る

少し間を置いて口を開く

「…さぁ…?」

少し寂しそうな顔で答える

…どういうことなのだ!?

、お前は一体何者なのだ…!?





「…我々の邪魔をする気が、

「…うん
…ルキアを殺させるわけにはいかないから…」

の答えに兄様は眉をひそめる

斬魄刀の柄に手をかける兄様

――だめだ!!

が兄様にかなうわけがない!!

「やめろ!逃げろ!逃げるのだ!」

頼む!逃げてくれ!

私は声をはりあげれるだけ大きな声で叫ぶ

「大丈夫…
朽木さん、貴女を殺させはしない…」

ニコリと笑いかける

私は一瞬声を失った







「…兄一人で我々を倒すつもりか…」

「そうなるかな」

「…不可能だ…」

「それはやってみないとわからないでしょう」







「だったら、俺も手かすぜ!」

ザンッ

恋次の足下が崩される

「「一護!」」

一護までもがこの場に来てしまった