@-1.Yamaha:ForgedU 38#のF-X曲線測定試験
1.目的
@Yamaha:ForgedU38#の荷重と引尺の関係を求め、F-X特性を明らかにする。
AF-X曲線から、弓の弾性エネルギーを計算する。
2.測定弓具
項 目 内 容 Handle Yamaha:ForgedUS/H Limb Yamaha:Cabon-M 弓の長さ 66” 表示ポンド数 38#
3.測定方法
アーチェリー試験装置(以後A機と称す。)及び荷重計に依る。
4.測定結果
@ポンド数測定結果
項 目 測定値 設定表示ポンド数 38.0lbs(スペーサーNo.1) 実測表示ポンド数 39..0lbs(+2.5%) 使用者の実質ポンド数 36.5lbs 使用者の実質矢尺 25.0inch
AF-X曲線
B弓の弾性エネルギー(25”)
弓の弾性エネルギー:KB= 29.86 ft-lbs 4.13 kg-m
5.言える事
Yamaha FGD.U38#の実測表示ポンド数は39.0ポンドで、表示ポンド数より1.0ポンド(+2.5%)高い。
@-2.Yamaha:ForgedU 36#のF-X曲線測定試験
1.目的
@Yamaha:ForgedU36#の荷重と引尺の関係を求め、F-X特性を明らかにする。
AF-X曲線から、弓の弾性エネルギーを計算する。
2.測定弓具
項 目 内 容 Handle Yamaha:ForgedUS/H Limb Yamaha:Cabon-M 弓の長さ 66” 表示ポンド数 38# 使用年数 9年6ヶ月
3.測定方法
アーチェリー試験装置及び荷重計に依る。
4.測定結果
@ポンド数測定結果
項 目 測定値 設定表示ポンド数 36.1lbs(スペーサーNo.2) 実測表示ポンド数 37.1lbs(+2.7%) 使用者の実質ポンド数 34.7lbs 使用者の実質矢尺 25.0inch
AF-X曲線
B弓の弾性エネルギー(25”)
弓の弾性エネルギー:KB= 28.51 ft-lbs 3.94 kg-m
5.言える事
@Yamaha FGD.U36#の実測表示ポンド数は37.1ポンドで、設定表示ポンド数より1.0ポンド(+2.7%)高い。
AYamaha:FGD.Uの設定表示ポンド数38#と36#の実測表示ポンド数及び弾性エネルギーを比較すると下表の様になる。
36#の場合は38#の場合と比較して、実測表示ポンド数は4.9%、弓の弾性エネルギーは4.5%減少している。
項 目 設定表示ポンド数 差 38# 36# 実測表示ポンド数 39.0 lbs 37.1 lbs 4.9% 弓の弾性エネルギー 29.86 ft-lbs 28.51 ft-lbs 4.5% 4.13 kg-m 3.94 kg-m
AHoyt:Formula-RX 35.7#のF-X曲線測定試験
1.目的
@Hoyt:Formula-RX 35#の荷重と引尺の関係を求め、F-X特性を明らかにする。
AF-X曲線から、弓の弾性エネルギーを計算する。
2.測定弓具
項 目 内 容 Handle Hoyt:Formula RX 25"(2012年Model) Limb Hoyt:Formula Carbon F7、Short 弓の長さ 66” 表示ポンド数 34#
3.測定方法
アーチェリー試験装置(以後A機と称す。)及び荷重計に依る。
4.測定結果
@ポンド数測定結果
項 目 測定値 設定表示ポンド数 35.7lbs(+5%、最高ポンド数) 実測表示ポンド数 33.1lbs(−7.3%) 使用者の実質ポンド数 31.2lbs 使用者の実質矢尺 25.0inch
AF-X曲線
B弓の弾性エネルギー(25”)
弓の弾性エネルギー:KB= 25.47 ft-lbs 3.52 kg-m
5.言える事
@Hoyt:Formula-RX35.7#の実測表示ポンド数は33.1ポンドで、表示ポンド数より2.6ポンド(−7.3%)低い。
これは他機種Hoyt-HPXでの測定値を、リムの表示ポンド数としている為ではないかと推定される。