アーチェリーとは

@アーチェリー競技の種類
アーチェリーは弓に矢をつがえて放すという、非常にやさしいスポーツで、誰にでも手軽に楽しめます。しかし奥は深く、上達する為には練習と精神力が必要です。
 競技の種類としては、屋外の一定の距離で競技するアウトドアターゲット・アーチェリーと、山野に設けられたコースを巡るフィールド・アーチェリーがあります。この他に屋内競技のインドア・アーチェリーもあります。
アウトドア・ターゲット・アーチェリー        
FIELD ARCHERY写真
フィールド・アーチェリー
Aアーチェリーのスポーツとしての特徴
アーチェリーのスポーツとしての特徴
 生涯スポーツです。
 (Life Sports)
自分の力に合わせて弓の強さを選べるので、年を取っても楽しめます。又、老若男女を問わず、身障者の方でも、誰でも楽しめます。
 精神的スポーツです。
 (Mental Sports)
精神統一や集中力、忍耐力が養え、目も良くなります。
 屋外スポーツです。
 (Outdoor Sports)
ターゲット・アーチェリー以外に、インドア・アーチェリーや、紅葉の山を歩きながら楽しむフィールド・アーチェリーもあります。
 個人スポーツです。
 (Individual Sports)
個人競技なので、自分の都合の良い時間に、好きなだけ練習出来ますが、大勢でも楽しむ事も出来ます。そして成績が点数で示されるので、目標や練習の成果がはっきりしています。
 先端技術を使用するスポーツです。
 (High Tech. Sports)
先端技術を使用した弓具をチューニングする技術も、点数を左右します。
 世界的スポーツです。
 (World-wide Sports
古くからのオリンピック競技の一つで、成績によってはオリンピックや世界選手権大会への出場も夢ではありません。
こんな人に最適のスポーツです。
◆何か新しい趣味をはじめてみたい人。
◆充実した余暇を過ごしたい人。
◆精神修養や、集中力を養いたい人。
◆夫婦で出来るスポーツを探している人。
◆過激なスポーツは苦手な人。
◆定年退職後も楽しめる、生涯スポーツを捜している人。 


Bターゲット・アーチェリー用の弓具
Olympicや鈴鹿アーチェリー倶楽部で使用している弓具はリカーブ弓(Recurve Bow、略称RC)と言い、アルミニウムやマグネシウムで造られた真中のハンドル部と、グラスファイバーやカーボンで作られた上下のリム部から出来ています。ハンドル部とリム部は、分解してケースに入れて持ち運べる様になっています。

ARCHERYの各部位の名称


Cアウトドア・ターゲット・アーチェリーの的と種目
アウトドア・ターゲット・アーチェリーの的は、近距離用(50m、30m)は直径80cm、長距離用(90m、70m、60m)は直径が122cmあります。的の真中から外側へ10点から1点まで10分割されています。


アウトドア・ターゲット・アーチェリーの主な種目としては、FITAシングル・ラウンド、70mラウンド等があります。
主な競技の種目 90m 70m 60m 50m 40m 30m 総行射本数
(満点)
FITA Single RD. 男子 ●36射
122cm的
●36射
122cm的
●36射
80cm的
●36射
80cm的
144射
(1440点)
女子 ●36射
122cm的
●36射
122cm的
●36射
80cm的
●36射
80cm的
144射
(1440点)
FITA Half RD. ●36射
80cm的
●36射
80cm的
72射
(720点)
70m RD.
Olympic RD.のRanking RD.
●72射
122cm的
72射
(720点)
FITA 900 RD. ●30射
122cm的
●30射
122cm的
●30射
122cm的
90射
(900点)


Dオリンピック・ラウンド(Olympic RD.)とは

【使用弓具】
Olympicで使用出来る弓具は「Recurve Bow」のみで、この弓は弓のハンドルとリムで構成される本体に、サイト(照準器、レンズ類は使用不可)、スタビライザー(安定器)、プランジャー等が付属しています。鈴鹿アーチェリー倶楽部で使用している弓と同じです。
【出場者】
予選で選ばれた各国男女各64名の選手が出場し、男女個人戦及び男女団体戦の合計4種目の競技が行われます。団体戦は1国3名で、男女各12ヶ国が出場します。
【Ranking Round個人戦】
非公開の競技場に於いて、男女各64名の各選手は70mの距離で36射し、これを2回行って、合計72射の合計得点で順位を決定する。決定された順位に従い、Olympic Roundのマッチ戦で対戦する相手を決定する。対戦相手の組合わせは、1位と64位、2位と63位と言う様に決められます。
【Ranking Round団体戦】
1国3名の選手のRanking Round個人戦の合計得点が団体得点となり、順位を決定します。
【Olympic Round個人戦】
1.それぞれのマッチ戦は、3射を1セットとし、最大5セットまで行われる。1セットは3射合計点で勝った方に2ポイント、同点はそれぞれに1ポイントが与えられ、6ポイントを先取した方が勝者となる。1セットの制限時間は1射20秒以内で、交互に3射する。

2.5セット終了後、5−5で同ポイントの場合は、シュート・オフが行われる。これはそれぞれの選手が1射し、的紙中心から近い方の矢の選手に1ポイントが与えられ、勝者となる。
【Olympic Round団体戦】
1.1国3名の選手が出場するマッチ戦は6射を1エンドとし、4エンド×6射=24射の合計得点で、勝った方が勝者となる。1エンドの制限時間は2分で、この時間内に3名の選手は順番に1射し、3名×2射/名=6射する。従って1射当り、選手交代時間を含めて20秒しか無い。
2.4エンド終了後、同点の場合は、シュート・オフが行われる。これは両チームの選手が一人ずつ1射し、的紙中心から近いほうの矢のチームが勝者となる。

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