悲願30年 近鉄バファローズ ドキュメント 栄光のV1

制作協力=(株)近鉄球団/朝日放送/朝日音楽出版   構成協力=朝日放送運動部  写真・資料提供=大阪日刊スポーツ  制作=(株)CBS・ソニー
ジャケット写真

ジャケットの文
(表ジャケットは日刊スポーツの記事のようです)
涙の胴上げ

 とき昭和五十四年十月十六日午後四時五十二分。取り残された唯一のチームという無念≠ェ一気に吹きとんだ。山口が両手をあげてとびあがる。梨田が抱きつく。西本監督が、子供のようにとんで走った。そのすぐあとに、大男、あのマニエルが突進する。平野も来た、羽田が叫んでいる。左翼から栗橋は何度もころびそうになった。
 地をふるわせて猛牛球団がかたまりとなった中に、西本監督のまっすぐの背中がとびでて、そのまま宙に舞う。一度二度・・・・・・「なるべく目立たない方がよい」と自ら選んだ背番号68≠サの何の変哲ない平凡な背番号が、若者たちに支えられて九度、夕暮れの空にとんだ。
 鈴木がいた、井本が足を力いっぱい突き上げた。二人は、第四戦のために上がり≠ナあった。この期に及んで二枚札を温存して万全を期した西本監督の冷静さ。その二人が「冗談じゃない。胴上げに乗りおくれてたまるか」とだれよりも弾みをつけて体当たりだ。だから七〇`を割った西本監督の体は弾みがつく。とびすぎないようにガッチと指揮官をつかまえていたのは・・・・・・マニエルの太い腕。
 近鉄、初のリーグ制覇のラストシーンはペナント・レースそのままを象徴した。
「ファンの皆様長い間お持たせしました。その間、われわれは皆さんにささえられて来た。いま、やっと・・・・・・」。
 もみくちゃにされたいま、西本監督の口もとには、こぼれるような笑みが・・・・・・。

収録 曲・実況放送
SIDE A SIDE B
@V1決定の瞬間
 山口三連投
 炎えろ!近鉄バファローズ
  唄/高橋元太郎

A日生球場祝勝会≠ノわく
 ファンと選手
 西本監督感謝の言葉

B選手インタビュー
 平野〜羽田〜山口〜佐々木
 小川〜マニエル他

Cファン代表
 横溝正史(作家)氏インタビュー

Dバファローズ音頭(歌詞は下を参照−管理人)
  作詞/西沢 爽  作・編曲/竹村次郎  唄/高橋元太郎

     投げりゃ鉄腕 たたけば豪打
      一目惚れする 伊達すがた

       
  ドントゆけ ゆけ
           ドドント ドント
        男 近鉄 バファローズ

           
 (囃子以下各節くりかえし)

     
ゆくぞ一発 あの大空へ
      胸のすくよな ホームラン

     よくぞ 男に生まれたものよ
      見たか 意気地の 逆転打

     勝っておごらず 明日
の勝利
      誓う ナインの 心意気

     ファンありゃこそ 闘志が燃える
      呼ぶぞ 嵐
を 今日もまた
@近鉄バファローズの歌
 唄/クールボナール

A開幕前

 ファンの集いで西本監督今年の決意を語る

B1979年V1への道
 実況ハイライト
  4/ 7 オープニングゲーム(鈴木投手インタビュー)
  4/16 マニエル4号
  4/17 鈴木2500奪三振(プロ野球6人目)

C前期マジック18は5月29日
  4/29 大田投手一年ぶり完投勝利
  5/19 山口プロ入り初勝利
       −おふくろさんと感激の電話インタビュー−
  5/29 早くも出たマジック18
  5/30 マニエル20号、月間15本
  6/ 2 マニエル21号、22号

Dマニエル、デッド・ボール
  6/ 9 マニエル死球、右アゴ骨折
  6/10 対ロッテ戦、マジック7
  6/13 西京極の熱闘、近鉄徐行l
   −マジック6−

E近鉄綱渡りから待望の前期優勝
 ☆優勝わからず
  6/24 近鉄奮起、マジック2
  6/25 Vへあと1
  6/26 平野執念のバック・ホーム
   〜前期優勝

F再び近鉄∨1歓喜の瞬間
  実況ハイライト
   〜炎えろ!近鉄バファローズ
      唄/高橋元太郎

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