2005年 作業日誌


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05. 1. 10.

行く手が土砂崩壊の跡地で崖になっているので、土嚢と丸太で盛土にするための準備をしています。今日一日で土嚢を60個作りました。





05. 1. 11.

足元が不安定な崖に土嚢と丸太を交互に組み合わせ、盛土工法に取り組んでいます。大量の物資を担いで降ろすので、もう大変。今週中にはこの崖を開通させた い!頑張ろう



05. 1. 14

今日は風邪で作業ができませんでした。昨日充電しといた重機のバッテリーをはめて、チェーンソー用の混合油を作って、そそくさと帰ってきました。あと一 段、丸太と土嚢を組めば完成です



05. 1. 21.

ついに崖が盛り土工法によって開通しました。一週間の予定でしたが、風邪をひいて10日かかりました。しかしこの半分の仕事を、昨年9月に別の場所でやっ た時には、全て人力だったから1月かかりました。やっぱりダンプキャリヤーは威力です。






05. 2. 4.

トレイルの入り口から150メートルの地点、普段の工法ならあっという間にトレイルが付けられる地形なのですが、地下に水道パイプが埋まってるので掘らな いでほしいと宮司さんに依頼され、丸太と土嚢を使っての盛土工法を実施しました。2月1日に骨組みが完成し、本日開通しました。あと60メートル進めば最 初の折り返しに到達します。



05. 2. 12.

もうすぐ神社の参道直下の折り返しに到達できるのに、この間の雨で地面がぐっちゃぐちゃになって工事がストップしました。こういうときに無理やり重機を乗 り入れたら、秋に失敗したみたいに重機のキャタピラが外れて収拾つかなくなるのです。昨日は一日中くい打ちをしましたが、ブーツが泥に取られて大変。今日 は疲れたので休み。





05. 2. 24.

今日は雪だって聞いたのに、もう春に近づいたのか土砂降りになりました。前から気になっていた、崩れかけの壁を丸太で補強しました。こういうところをまめ に直しておかないと、せっかく作ったトレイルが一晩で通行止めになってしまいます。こういうところ、じつはけっこうあるんだよなあ。





05. 3. 26.

念願の皮むき器がやっと手に入ったので、今日は土留めに使う丸太の皮むきをしました。皮をむくだけで丸太が格段に長持ちするようになります。こつさえつか めば、後はすいすいと楽しくむけました。



05. 4. 6.

加佐登神社では桜が2分咲きです。今週中には満開になるでしょう。ずっと天気に祟られっぱなしでしたが、やっと安定してくれました。日も長くなってきたの でだいぶ作業が進みそうです。

前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan

05. 4. 7.

今日は雨で地面がどろどろなので、石灰を撒いたり丸太の皮剥きをしました。新しく作る土留め用の丸太を今日中に全部剥く予定が、手間取って数本残してしま いました。明日仕上げて土留め構築に移ろうと考えていたけど、明日は神社のお祭りなので遠慮して作業は休みにします。せっかく晴れるのにもったいないな あ・・・





05. 4. 10.

やっと丸太を全部剥き終わりました。これから折り返し地点の盛り土構造に移ります。組み立てが終わったらトレイルがまた前に進みます。とはいえ、連日の皮 むきで腰がガタガタ。



05. 4. 15.

雨で地盤が緩んでいたせいか、路肩が崩れて軽トラが横倒しになりました。重機で引っ張り出しました。皆さんも雨の翌日には気をつけてくださいね。

05. 4. 15.

いつも杉を切り倒してから運び出すまで死にそうな目にあっているので、手動ウィンチ「チルホール」を重機に取り付けて集材実験をしました。でもチルホール 本体が重すぎて取り扱いに苦労して実用化には至りませんでした。残念!





05. 4. 15.

こないだの集材実験で運んだ杉丸太を皮むきしました。集材実験はあれからワイヤークリップを使って成功しました。丸太の皮むきも、いい方法を考えなくて は、そろそろ腰と背中が限界です。
明日は丸太を組んで折り返し地点の道の基礎を作ります。気候がよくなって作業しやすくなったので、もし参加してみたい人がいたらご連絡ください。歓迎いた します。

05. 4. 19.

土の下に潜る丸太にクレオソートを塗ったものかどうしたものか悩みつつトレイルの土台が完成しました。「環境配慮型クレオソート」というのも出てるけど、 土にしみ込んで水質汚染になると嫌だから使いたくないですね。塗っても朽ちるものは朽ちるって言いますし。ここのところ丸太を切ったり割ったり削ったりで 腕がパンパンに張ってます。





05. 5. 10.

連休中に、数箇所の土留めと折り返し地点の作業が完了しました。丸太で組んで土を入れた場所に重機が入れるようになりました。またさらに前進します。



05. 5. 30.

5月29日に「こどもサポート鈴鹿」がトレイルに体験学習に来ました。未処理の斜面に丸太で土留めをした後、シダを植栽しました。その後トレイルの見学会 を行いました。「こどもサポート鈴鹿」との交流は、今後毎月一回程度継続して行われます。





05. 6. 9.

現場では手回しドリルが導入されて、丸太を組んでの作業がやりやすくなりました。



05. 6. 20.

6月19日(日)に、「こどもサポート鈴鹿」の親子連れ約20人がトレイルに体験学習にこられました。竹で「堆肥ヤード」を作り、トレイル作業で出た残材 をそこに集めて将来のカブトムシ観察場にしました。



05. 6. 24.

6月14日にトレイルのスタート地点付近まで進みました。道の両脇が急勾配なので丸太で大規模に土留めをして梅雨に備えています。トレイルから背伸びをす ると、駐車場と神社の境内が見えます。





05. 7. 8.

土砂降りで土留め施工前の壁が一部崩れました。必死になって補修しました。



05. 7. 8.

最近、かんかん照りか土砂降りかしかないから大変。体力がどんどん消耗していくのがわかります。でもいっこうにスリムにならないのはどうしてだろう。体重 はついに104キロに。ひょっとしてまた筋肉増えてる??

前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan



05. 7. 13.

連日ずぶぬれになっての丸太運びが終わり、今日からいよいよ土留めの構築です。何がつらいって、土砂降りの後のかんかん照りはもうかなわん。しかもこの場 所は何年か前に僕が熱中症で倒れた地点なのです。ここ数日のつらさは、アメリカのバックカントリーで登山道を直してた時以来のひどさです。あの時は頭の中 に「異国の丘」のメロディーがエンドレスで流れてたけど、今はなぜかそれが「父よあなたは強かった」に。1歩前進2歩後退といったところでしょうか。まあ どうだっていいや、そんなこと。




05. 7. 24.

7月20日〜23日の期間で、土留めを20メートル完成させました。間伐と搬出、加工を含めると1月ほどかかった計算になります。特に最近は土砂降りと炎 天下で体力を消耗し、あちこち痛めました。現在、丸太での盛土工法(全長10メートル)を実施中です。お盆の期間に宮司さんの協力を得て土砂の搬入を実施 する予定です。

 最初は歩けないほど草が生い茂っていた急斜面が、すっかり様変わりしました。

  前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan

 2002年7月4日  ⇒  2005年7月24日



05. 8. 24.

古墳の保護に伴う、盛り土工法の骨組みが完成しました。ここに岩と土砂を投入し、来週はじめには道として機能するようになります。ようやく駐車場から素直 にトレイルに入ってゆけるようになりました。



05. 9. 2. 

盛り土工法の骨組みが出来上がり、昨日そこにボルトで流れ止めの丸太を固定しました。明日は鉄筋でアンカーを打って、土嚢で骨組みを落ち着かせながら土を 入れていきます。明日中にこの部分を開通させます。体がもったらね。



05. 9. 29.

暑い夏の太陽は日々遠ざかり、頭に巻いたタオルのけったいな日焼けのあとも次第に薄くなろうとしております。左肩と首の筋肉の不調で最近作業がゆっくりめ でしたが、おかげさまでトレイルに入り口からすたすた入っていけるようになりました。



05. 10. 13.

昨日の作業には、もと三重大大学院の斎場さんが勤務先の滋賀から駆けつけてくれました。彼の身軽な身のこなしのおかげで、伐採・重機での掘削・仕上げの地 ならしまでスムーズに進み、一気に20メートル近く前進しました。昨日は天気も良く、作業終了後にトレイルを見ながら飲むあったかいコーヒーは格別でし た



05. 10. 26.

いま、下から3番目の折り返し地点をいじっています。土砂が崩れているので木組みで基礎を作っています。ここを開通させると、この間、斎場くんと二人でつ けた道筋に合流して、下から2番目の折り返しまで一気につながります。






05. 11. 11.

きたる11月20日の「身近な自然に触れる県民デー(だったっけ)」で、一般市民の皆さんにトレイルを開放します。広報や事務は「みささぎの郷 里山作り の会」(加佐登神社の反対側の斜面で活動している皆さん)が担当してくれています。現在路面をきれいにならす作業にかかっていますが、道を切り開く作業と 比べるとやっぱり楽チンでいいなあ。





05. 12. 1.

11月20日には、月一回作業に参加する「こどもサポート鈴鹿」のメンバーを中心に鈴鹿市内の家族連れ30人ほどがトレイルでの散策や樹木への名札かけ、 軽作業などを楽しみました。昼食後はワイヤーを張ってのターザンロープ遊びも実施し、こども達に好評でした。天候にも恵まれ、楽しく過ごせました。

05. 12. 20.

「今年中に谷底に到達」の目標が今日達成できました。明日からは谷の向こう岸を進む工事に取り掛かります。この辺は山ウルシがやたらと多く、チェーンソー で切り倒した際に木くずがヘソに入って、いまヘソがかぶれて無茶苦茶かゆい・・・








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