2012 年 作業日誌


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12. 1.  1.

 明けましておめでとうございます。本年も頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。



12. 1. 10.

 年末から42ccのチェーンソーが不調で、エンジンの回転の調整がうまく行かず一時はエンジンが完全に掛からなくなっていました。アメリカ製なので調整 ネジも日本のものと違い、専用の器具も付属しておらず困り果てましたが、頭部に新たに溝を切ってマイナスドライバーで調整できるようにしたり、エンジンの 回転と燃料の噴射の関係について調べなおしたりするなどの努力の甲斐あって、本日ついに復活しました。大変良い勉強になりました。


復活した42ccチェーンソー(奥)と、故障中に頑張ってくれていた小型チェーンソー(手前)

12. 1. 11.

 丸太組み3段目の構築作業が始まりました。最近の寒い気候に慣れていたせいか、今日の突然の陽気に汗が噴出し、作業服を干しながらの作業になりました。





12. 1. 13.

 3段目の丸太組みへの土の搬入作業を始めました。1〜2段目のうちはまだ段差が小さいので、既存の道から丸太組みの中に直接キャリヤーを乗り入れて土を ぶちまけ、手早く土を広げてゆく事が出来るのですが、3段目ともなると高低差が1メートル近くなり、土を満載したキャリヤーでは乗り越える事が出来ませ ん。では逆に上から丸太組みの中に降りようとすると、こちらもまだ段差が大きくてキャリヤーが横転したりなどの恐れがあります。結局キャリヤーを間近まで 寄せてスコップで土を下ろしてゆくほかありません。合計約5〜7トンほどの土を全て人力で下ろすこの作業は凄まじく体力を消耗します。丸太組みを構築して いると必ず1段はこのような場所が出てきます。何とか効率よく出来ないかいろいろ試行錯誤してきましたが、結局何も考えずにマシーンになりきって坦々とや るのが一番近道のようです。


キャリヤーからスコップで土を丸太組みに投げ入れ、手前のほうから順に詰め込んでゆきます。(右)



2. 1. 14.

 時おり小雨の降る中、3段目への土入れが完了しました。頭の中では Bon Jovi の「It's My Life」がエンドレスで流れていました。


丸太組みの中央付近へは、スコップで放り投げても届かないので一輪車に積み替えて運搬します。(左)
3段目が完成しました。次の工程(4段目)では上部からキャリヤーを乗り入れられるので作業が一気に楽になります。(右)

12. 1. 17. 18.

 4段目の丸太組みの構築と、土の搬入作業を実施しました。



既存の道との段差が小さくなり、上からキャリヤーを直接乗り入れて効率的に作業できるようになりました。(左)
どうしたわけか作業靴を忘れてきたので、ブルーシートの切れ端とテープで応急ブーツを作りました。(右)
※中にはスニーカー型安全靴を履いています。



12. 1. 19.

 4段目への土の搬入作業が完了しました。

前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
あと1段でこの部分は完成です。
前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
スコップで土をならしていると、中からヤマイモが出てきました(左)。
食べてるところ(右)。

12. 1. 21.

 祖母の逝去に伴い、喪中につき神域である鎮守の森に立ち入る事が出来ません。活動を2月21日まで休止させて頂きますので、ご理解とご協力のほど、何卒 よろしくお願い申し上げます。



12. 1. 31.

 先日重機のキャタピラが変な外れ方をしたときにチェーンブロックを使って復旧作業をしていたのですが、その際変な引っ張り方をして下フックが根元から折 れてしまいました。本体は無事なので、フックだけ新しい部品と交換すれば良いと楽観的に考えていましたが、いざ購入しようとすると結構高額で、中古の手ご ろなものも見つからず途方に暮れていました。本日やっと部品が手に入り、若干の加工を経てようやく修理する事が出来ました。


このチェーンブロックは1トン用なので、適応するフックは定価5000円〜1万円ほどします。
ネットオークションなどで中古品を探しましたが見つからず、暇を見つけては古道具屋を回って探していました。
本日、とあるお店の存在を思い出して訪ねてみると、なんと1つだけ在庫を発見!しかも1トン!新品!500えん!

よく見ると鎖を通す部分が未加工の訳あり品でした。ディスクグラインダーで削って鎖が通るように加工します(左)。
ボルトでしっかり固定して修理が完了しました。これで再び使えるようになりました。

12. 1. 31.

 冬用安全靴が少しブカブカで困っていましたが、先日行きつけの作業服屋さんで見つけたEVA樹脂製の極厚の靴下をインナーとして入れてみたら見違えるよ うにフィットするようになりました。めでたしめでたし。



12. 2. 22.

 祖母の逝去から30日。本日無事に神道における忌明けを迎え、再び神域への立ち入りができるようになりました。服喪期間中にご心配いただき、励ましのお 言葉を頂戴しました皆様方には心からお礼を申し上げます。本日から作業を再開致しました。今後とも頑張って参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げま す。



12. 2. 24. 25.

 丸太組み5段目を構築する作業を実施しました。1ヶ月間現場を離れていたためか少々勘が鈍っていて、予定していた工法の細部を忘れていたり、道具や資材 の全てが妙に重く感じられたりして調子が狂ってしまいましたが、無事に最後まで取り組む事が出来ました。次の工程ではここに土を搬入し、いよいよヘアピン カーブの道のりが完成します。

前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
ドリルで穴を開けるのも、ハンマーで鉄筋を打ち込むのも、全てが重く苦しい作業でした。
1ヶ月間のブランクを否応なく実感させられました。

次の工程では、左側の斜面を少し削って道幅を拡張させつつ、土を敷き詰めて路面を完成させます。(右)



12. 2. 27. 28.

 丸太組みの5段目に土を搬入し、ヘアピンカーブが完成しました。手作業によるところが多かったですが、何とか天候が崩れる前に作業を終えることが出来ま した。
前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
左手の斜面を掘削して道幅を広げてゆきます(左)。
まだ重機を乗り入れられないので、手作業で実施します(右)。

崩れないように角度を付けて掘削し、出た土を丸太組みに流し入れます(左)。
土集積場からキャリヤーで土を運搬し、丁寧に埋めてゆきます(右)。

土集積場にて。また山芋が出てきました。      完成の兆しが見えてきました。
前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan 前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
キャリヤーで丁寧に転圧して出来上がりです。     反対側から見るとこんな感じ。

次の工程では、少し右にカーブして左側の大木の根を避けつつ進みます。



12. 3. 5.

 重機のラジエーターの冷却水が激減しているのに気づき、不審に思いつつ調べてみたところ、エンジンに大きな穴が開いて水が大量に流れ出していたことが判 明し腰を抜かしそうになりました。「エンジン死亡」「重機スクラップ」「活動継続の危機」「どうするどうする」など様々な言葉が瞬時に頭をよぎりました が、幸いエンジンの製造過程でできた穴をふさいでいた「ワンガタプラグ」と呼ばれる部品が何らかの事情で外れたものと判りました。エンジンルーム内に転 がっていた部品に耐熱パテをこれでもかと塗り付けつつ補修し、無事水漏れが止まりました。いろんな種類の汗をかきながら、今日も活動は続いてゆきます。


画面中央部です。ちょっと塗り付けすぎたかな・・・。

12. 3. 6.

 次の工程に向けて遊歩道構築予定地を片付ける作業を実施しました。従来からここは丸太の集積場として活用されていましたが、いよいよこの場所にまで工事 が迫って来ました。雨上がり直後で地面がぬかるんでいるため重機が入れず、丸太をかついだり引きずったり転がしたり、全身泥まみれになって大変疲れました が、特に大きなトラブルもなく作業を終える事が出来ました。

大小の丸太が沢山積み上げられた予定地(左)。
ヘアピンカーブの隙間を新たな集積場として活用します(右)。
前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
人力では運びきれないものは予定地の向かい側に転がしておきます(左)。
次の工程ではこの場所に丸太組みを構築してゆきます(右)。

12. 3. 14. 15.

 次の丸太組みの基礎をつくる作業を実施しました。この場所は緩く傾斜しているので、路面を水平に削ったあとで基礎となる丸太を埋設しました。土中に過去 の工事で埋設した丸太があって、それらを処理しつつ手掘りで実施したため思いのほか時間が掛かりましたが、無事基礎部分が出来上がりました。この日は春一 番(?)の猛烈な風で作業小屋の屋根が飛んでしまい、作業後の疲れ切った体で修理する羽目になりました。


路面に張ったロープに沿って水平な溝を掘ってゆきます(左)。
幅約40センチほどの細い溝なので、重機ではなくツルハシとスコップで掘り進みます(右)。

過去の工事で設置したふち止め丸太や土中の丸太組みを丁寧に切断しつつ進みます(左)。
切り取ったあとの丸太たち(右)。

きれいに溝が掘れました(左)。
丸太の細いほうを画面奥、太いほうをこちらに向けて設置し、水平な基礎が出来上がりました(右)。
次の工程ではここに土を搬入し、丸太組みを構築してゆきます。

12. 3. 17〜.22.

 1段目・2段目の丸太組みが完成しました。

1段目に土を搬入しました(左)
2段目を構築するための資材と道具類をキャリヤーで運んでいるところ(右)。

腐りが入った部分は放置すると雨のたびに拡がって丸太がすぐにだめになってしまうので、
チェーンソーで丁寧に削り、一晩掛けて木酢液(原液)をたっぷり染み込ませた後、粘土を詰め込んでおきます。

2段目の丸太組みの構築と土の搬入が完了しました。

遊歩道脇の斜面から今朝あらたに水が染み出してきました。まだ小規模ですがこのまま放置すると
路面が水浸しになるので、水抜きの側溝を掘り、後で埋まらないように岩を詰め込みました。



12. 4. 16.〜 19.

 丸太組みの3段目・4段目を構築しました。19日は夕方6時ごろまで掛かって予定していた工程を終え、なんとか翌日の雨に間に合いました。ぼちぼちカラ スの産卵時期に入ったらしく、興奮したカラス同士が私の頭上で派手に縄張り争いの空中戦をしたり、あちこちに大量のフンを投下して自己主張したりしていま す。寝ている間にフンまみれになるのは嫌なので昼寝場所を移動しなくてはいけません。


3段目を構築しています。構造上、丸太の長さが足りない箇所は土嚢で補強します。

集積しておいた土を3段目で使い果たしたので、臨時に土置き場から補給しています。

続いて4段目です。明日から雨の予報で、午後から怪しい風も出てきたので急ぎ足で作業を進めています。(左)
3段目・4段目それぞれに、キャリヤー10杯分ほどの土を手作業で広げてゆくので大変です。
前方に見える大木の根が少し埋まる予定なので、周りを石で固めて保護します。(右)

根が土に直接触れないように石で覆い、その上から土をかぶせてゆきます。(左)
4段目が完成しました。あと1段でこの部分は完成です。  



12. 5. 7.

 近ごろ重機で走行中に左側のキャタピラから耳障りな音がするようになりました。キャタピラの補助ローラーが傷んで回転しなくなっているのが原因と思われ るので、一度取り外して修理する事にしました。ハンマーやディスクグラインダーなどを用いて錆びたり変形したりしている箇所を取り除き、グリスを十分に 塗ってスムーズに回るようにしてから本体に装着しました。今日は長雨のため地盤が緩んでいて遊歩道の構築作業は出来ませんでしたが、十分な時間を掛けて修 理できたおかげで重機が調子よく走るようになりました。


片方のキャタピラを浮かして固定し、ローラーを取り外します。

部品同士がこすれて癒着した箇所を切り取りました。(左)
再び装着して修理が完了しました。見違えるように静かに走るようになりました。(右)

12 5. 10.

 丸太組みの最上段を構築しました。集積しておいた土が最近の雨でぬかるみのようになってしまったので、それらが乾き次第、搬入作業を始めて路面を完成さ せます。



12. 5. 10. その2

 しばらく前から重機のキャタピラ(履帯)が走行中にしばしば外れるようになりました。付属の伸縮機能を操作して解決を試みていましたが、長年の使用で キャタピラそのものが緩んで伸びてしまっていて一向に改善できません。このままでは作業に影響が出るうえ危険なので、伸びた分を切り取って長さを調節し緩 みを取ることにしました。このキャタピラは鉄製で、幅約35センチ、重さ約4キロの鉄板が約40枚ほど帯状に連結されていますが、このうちの1枚を取り外 して全体を短くする作業を実施しました。


連結部が伸びて緩みきってしまったキャタピラ(履帯)(左)。
画面中ほどの、白く塗った連結ピンを抜いてキャタピラを分解します(右)。
前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan 前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
連結ピンの先端に打ち込まれていた脱落防止用の釘がさび付いていて
取り除くのに苦労しましたが、無事ピンを抜く事が出来ました(左)。
キャタピラを分解した状態(右)。

現在では駆動輪の伸縮はグリス注入方式が一般的ですが、この重機はボルト回転方式です(左)。
ボルトを緩めて駆動輪を最も縮めた状態にします(右)。

画面中央の黒い連結ピンを抜いて、部品を取り外します。今日はここまで...。

12. 5. 11.

 昨日に引き続き、キャタピラ(履帯)の長さを調節する作業を実施しました。固く打ち込まれた連結ピンがなかなか抜けてくれず大変でしたが、無事に左右両 側のキャタピラを補修する事が出来ました。試走してみたところ、今まで以上に軽快に動くようになり、キャタピラがよく外れる原因になっていた後退や急旋回 も問題なく行う事が出来ました。

前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
ハンマーで叩き続けること約1時間、やっとピンが抜けて取り外す事ができました(左)。
短くなったキャタピラを再び連結して、ピンの先端に脱落防止を施します(右)。

チェーンブロックで引っ張りながらボルトを締めて、全体を張ってゆきます(左)。
これで完成です。しっかりした足回りになりました(右)。

もう片方のキャタピラも同様に1枚取り外して短くしました(左)。
左右両側とも無事に補修が完了しました(右)。

12. 5. 12.

 ここ数日の爽やかな天気のおかげで丸太組みに搬入するための土がすっかり乾いてくれました。今日の作業で道のりがまた少し前進しました。ここは丸太組み を次第に高くして道のりを上昇さ せてゆく箇所なので、予想以上に丸太を消費してしまい在庫が心細くなってきました。

前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
また道のりが少し伸びてヘアピンカーブらしくなりました。



12. 5. 17.

 丸太の皮むき作業でたくさん出る杉やヒノキの樹皮は、そのままではゴミですが、よく乾かすと野外行事での炊事の焚き付けとして活用する事が出来ます。近 々間伐と丸太の皮むき作業を実施する予定ですが、今まで長らく使ってきた皮干し台が傷んでしまったので新しく作り替えることにしました。必要な材料が揃っ ていたので、短時間で作ることが出来ました。


今回新しく作った皮干し台  

このたびの皮干し台の材料は、(株)イトペック 様より頂戴した足場丸太を活用 させて頂きました。心からお礼を申し上げます。

12. 5. 26.

 作業に取り掛かろうとしていた時、加佐登神社鈴本宮司のご子息 信貴君とその友達あやちゃんが遊びに来てくれて、これから作る丸太組みの寸法を計った り、チェーンソーで切る予定の丸太に赤いマーカーで印を書いてくれたりしました。私がチェーンソーで丸太を切っている間は、遠くのほうで2人で眺め、終わ るとまたこちらへやってきて、据え付けた丸太が動かないようにとスコップで周辺に土を盛り上げてくれました。約2時間の作業にあと、ペットボトルのお茶を ラッパ飲みし、私が持っていたチョコレートと氷砂糖をおいしそうに食べて帰ってゆきました。おかげで楽しく作業が出来ました。ありがとうございました。 (※照れるから撮らないで とのご要望により、作業中の写真は撮影しておりません。)


信貴君とあやちゃん、お疲れ様でした。

12. 5. 28.

 午前中は、朽ちてしまった資材を整理して「正月かがり火」用の薪として活用するために、チェーンソーで玉切りして薪の集積場に運ぶ作業を実施しました。 今日は以前アルバイト先で大変親切に仕事を教えてくださった小川敦司さんが作業を手伝いに来て下さいました。「いい気分転換になる」と生き生きと作業して くださったおかげで、大変楽しくスムーズに終えることが出来ました。誠にありがとうございました。雷雨が去った夕方には、わずかな時間ではありましたが新 しく構築した丸太組みに土を搬入する作業を実施しました。


玉切りした朽木を軽トラに積み込む小川さん(左)
この丸太は大変重いので、無理をせず重機で据え付けています(右)。

キャリヤーで土を搬入する作業を実施しました。

12. 5. 29. 30.

 小川さんと2人で、丸太組みへの土の搬入作業と丸太の皮むき作業を実施しました。南の島とマリンスポーツが大好きという小川さんの話はとても興味深く、 作業が大変楽しく進みました。




つるつるにむけた丸太に感動する小川さん(右)。

12. 6. 1.〜 6 .5.

 丸太組み3段目を構築し、土の搬入作業を実施しました。


キャリヤーを修理中なので、一輪車で何往復も掛けて土を運びました。

12. 6. 7.

 3段目に搬入した土をならす作業が完了しました。この段で資材丸太の在庫がほぼ底をついてしまったので、これからしばらく資材調達のための間伐作業に取 り組みます。



12. 6. 11.

 間伐しておいた丸太の運搬作業を実施しました。3メートルの長さに玉切りした丸太を、ロープと滑車などを活用しながら森の中から作業道まで引き出 し、重機で吊り下げながら丸太集積場まで運びます。全ての丸太を作業道まで集められましたが、先日の雨で地盤が緩んでいて重機の走行には危険なので、以後 の作業は別の方法を取る事にして、とりあえず今日はやや軽量のものだけを担いで運搬しました。皮むき作業は小川さんのご協力もあってスムーズに進みまし た。


伐採現場に積み重なっている丸太にロープを掛け1本ずつ引き出します。
 
昔作られた作業道を集材作業に利用しています(左)
一方その頃、ブロワーで遊歩道にたまった落ち葉を掃除して下さっている小川さん。この後一緒に皮むきをしました(右)。



12. 6. 12. 〜 6. 14

 大変な蒸し暑さの中、ぬかるみに足をとられつつも、間伐作業は順調に進んでいます。

 
雨で地面がぬかるんでいるので、重機が安全に乗り入れられる地点まで
人力で丸太を運びます。
前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
これから皮むきです。          カメラこけました。

前出→伐採と運搬、小川さん→皮むき の連携プレーで順調に資材集めが進んでゆきます。

12. 6. 26.

 キャリヤーの右側の駆動輪が停止し走行できなくなりました。分解して調べてみると内部でベアリングが損傷しています。このキャリヤーは、駆動部の内部に 波型保持器(リテーナ―)に入ったボールがむきだしで装着されている構造ですが、部品がなかなか手に入らないため、やむなく通常の大型ベアリングを分解し て必要な部品を取り出し利用しました。分解した駆動部を再びキャリヤーに装着して試走したところ大変快調に動くようになりました。代替品のため若干の不安 は残りますが、とりあえず一安心です。


動かない方のシャフト部を分解すると、損傷したベアリングが出てきました(左)。
バラバラになった保持器(リテーナ)とボール(右)。

大型ベアリングを分解して保持器(リテーナ)とボールを取り出します(左)。
シャフトの収納管の内側に装着したところ(右)。

キャリヤーに取り付け、歯車とゴムクローラを装着します。

再び快調に走行できるようになりました。

12. 6. 27.

 貴重な晴れ間を利用して、作業小屋の屋根の補修とシートの張り替えを実施しました。幸い風も無くスムーズに終わりました。



いつも紫外線でシートがすぐに傷んでしまうので、今回は新しいシートの上に古いシートをかぶせて
対紫外線と防水性の向上を図ってみました。長持ちしてくれれば良いのですが...。

12. 6. 28. 29.

 時おり雨に見舞われつつ、間伐作業が進んでいます。


切り払った沢山の枝を荷台に積むのが大変なので、ロープで引っ張りました(左)。
滑車とロープを使って丸太をたぐり寄せつつ玉切りします(右・左下)。

丸太の集積場まで運んできました。重機の調子が良いので作業がはかどります。

12. 7. 9.

 先日森の中から運び出しておいた丸太の皮むき作業を実施しました。今回は特大のものが1本混じっていたので、皮むきやその後の運搬が大変でした。折から の曇りで、空模様を気にしながらの作業でしたが、何とか雨が降り出す前に終える事が出来ました。



12. 7. 10.〜11.

 伐採作業は資材を調達するための大切な作業ですが、こうも続くとさすがにイヤになってくるので気分転換を兼ねて丸太組みの構築作業をする事にしました。 ここ数日晴れだったので土が良く乾いていて作業がはかどりましたが、森の中はまだまだ湿気がたっぷりで、日が高くなるにしたがってサウナ状態になってきま した。通常1日で終える作業量ですが、熱中症になってはかなわないので体調と相談しながら2日掛けて実施しました。この部分はあと1段で路面のレベルなの で、次回も引き続き取り組み完成させようと思います。


久しぶりに聴くハンマーの音が心地良いです(左)。
丸太から出たオガクズの匂いに惹かれてやってきたヨツスジハナカミキリ(右)。

晴天とはいえ森の中はまだ泥んこ状態です(左)。
4段目が完成しました。この部分はあと1段です(右・左下)。

斜面から新たに水が染み出していたので排水溝を作りました(右)。

12. 7. 19.

 丸太組みの最上部2段を構築しました。明日雨が降り始める前に土の搬入作業を行い、道のりを完成させたいです。



12. 7. 24.

 晴天続きで土が乾き始めたので、ようやく土の搬入作業に取り掛かることが出来ました。次の丸太組みの構築予定地を重機で削って整地しつつ、その土を活用 します。作業そのものはスムーズに進みましたが、折からの猛暑で、何度か現場から逃げ出して作業小屋で昼寝しつつ、また戻っては作業を続けました。夕方ま で掛かって完成した路面の先端から森の奥を見ると、2008年まで掛かって丘の上から降りるように構築し続けてきた遊歩道の末端が目前に見えました。これ らの間のあとほんの20メートルほどを繋げば、この遊歩道は開通します。しかしそこに至るまでには何十本もの丸太の伐採と皮むき、一区画10段ほどの高さ の丸太組みを4〜5区画構築する作業と土入れ、その後の路面ならし作業など、楽しい作業が目白押しで考えるだけでワクワクします。という ことで、次回からまた丸太の伐採作業に戻ります。


手前の斜面を削ってキャリヤーで土を搬入します。

先日までの長雨によるヌカルミに悩まされつつ、道のりが完成しました。

あそこまで道をつなげば開通です。
今度は左に90度カーブして、そのあと最後の直線コースです。



12. 8. 31.

 突然土砂降りになったりまたカンカン照りに戻ったり、なかなか天気が安定してくれませんが、次の道のりに向けて丸太組みの基礎丸太を埋設する作業を実施 しました。この場所は直角にカーブする場所なので、丸太がきれいにカーブを描くようにチェーンソーで継ぎ目を調節しながら設置しました。


丸太が水平になるように、手前→浅、向こう→深 になるように溝を掘ります。
重機のバケットでは幅が広すぎるので、ツルハシとスコップが頼りです。

1メートルずつに切った丸太を、チェーンソーで微調整しながら緩い階段状に設置してゆきます。(左)
基礎丸太の埋設が完了しました(右)

12. 9. 3. 〜 6.

 突然の大雨で土がぬかるんでしまったり、資材調達に時間が掛かったり、思わぬ時間を食ってしまいましたが、丸太組みの2段目が完成しました。

スコップとツルハシで、丸太5本を設置できるスペースを掘ってゆきます(左)。

縦丸太・横丸太を設置して鉄筋で固定し、土を搬入して2段目が完成しました。

この木は日かげ確保のために切らずに残すので、枯れないように幹の周りを石で覆って土から遮断します。

12. 9. 11.

 今日は丸太組み構築の続きを予定していましたが、午前中土砂降りに見舞われて土がすっかりぬかるんでしまったので、雨で表面が流れてしまった箇所に砂利まじりの土を入れて補修する作業を実施しました。



12. 9. 12.

 今日は久しぶりに小川さんが参加して下さいました。昨日に引き続き、雨で表土が流されてしまった路面の補修と、遊歩道の横に最近出来た水脈の排水工 事を実施しました。時おり泥に足をとられながらでしたが、小川さんと2人で楽しく作業できました。


流れて溜まった土砂を、重機の排土板でかき集め、再び路面にならして搗き固めます。

最近背後の斜面から水が湧き出してきて路面がぬかるむようになりました(左)。
斜面から遊歩道を横断するように溝を掘り、塩ビパイプを埋設します(右)。

手作りのジョイントで角度の微調整をしているところ。
接着剤を塗る小川さん(右)。

見事に水が流れ始めました。

12. 9. 17.

 いつか来た道じゃないか(作業日誌07. 7.16.参照)、土嚢も丸太も揃ってるよ。ということで、台風が去ったら楽しい復旧作業の始まりです。


数年前に復旧させたところは、幸い何のダメージもありませんでした。

頭の中を、「THE BLUE HEARTS」「台風」がエンドレスでぐるぐる回っています。

12. 9. 18.

 台風が完全に去っていないので崩壊現場へは近づけませんが、安全な土集積場で復旧工事用の土嚢を作っておこうと雨のなか出かけました。しかし雨脚が強ま るにつれて辺り一帯がぬかるみ、仕事にならないので午前中で帰ってきました。残念でしたがわずかながらも前進できて良かったと思います。


12. 9. 20. 21.

 昨日、今日で、土嚢作りを実施しました。最初はぬかるんだ土を苦労して袋に詰めていましたが、ふと思いついて集積してある盛り土の奥を掘ってみたとこ ろ、扱いやすい乾いた土が沢山出てきました。おかげで作業がスピードアップし、夕方までに合計200個の土嚢を作る事が出来ました。


ぬかるみの中、悪戦苦闘して土を詰めてゆきます(左)
土集積場の地面はご覧の有様。困ったもんです(右)

右奥の盛り土を掘り崩すと、乾いた土が大量に出てきました。一気に作業が加速します(左)
出来た土嚢は崩壊現場の手前まで運搬しました(右)。

本日、「みささぎの郷 里山づくりの会」様より、暖かい励ましのお言葉と、復旧用資材として、
再生コンクリートガラ(2トンダンプ 1杯分)と、土嚢袋(400袋) を頂戴しました。
心強いご支援を賜り、心から感謝しております。
また、ご多忙の中コンクリートガラを運んで下さった(有)加佐登ブロック工業 北條滋朗様にも、
心からお礼を申し上げます。

12. 9. 22.

 「こどもサポート鈴鹿」会員の7名の皆様方が、土嚢作りに駆けつけて下さいました。照りつける太陽の下、約1時間にわたって100個の土嚢を作って下さ いました。また、一部の会員様が「みささぎの郷 里山作りの会」の永戸様、当会代表とともに、復旧作業で使う太い角材を資材置き場から現場近くまで運搬する作業に取り組んで下さいました。貴重な休日の朝 を このような重労働に費やして下さり誠にありがとうございました。物心共に温かいご支援を頂戴し大変勇気付けられました。心から感謝しております。頑張って 復旧作業に取り組んで参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。


2人1組で砂利を袋に詰めてゆきます(左)
お嬢ちゃん、ありがとう。(右)

1時間でなんと100袋の土嚢を作って下さいました。感謝!(左)
一方、資材置き場では「みささぎの郷 里山作りの会」の永戸様が、復旧作業で使う
太い角材を現場近くまで運搬する作業に取り組んで下さっています。(右)

4年ぶりに再会したホーちゃん。当時小学5年生だった彼は高校1年生に。

12. 9. 22. 2.

 夜11時ごろ、少林寺拳法の稽古から帰ってきてシャワーを浴びてさっぱりし、好物の魚肉ソーセージを片手になんとなくインターネットで明日の天気を確認 したところ、「午前3時から雨、9時ごろからは土砂降り。」との予報に思わずのけぞりました。せっかく好天続きで崩壊現場の土が乾きつつあるというのに、 これでは乾くどころかさらに崩れてしまいます。夜中ではありますが急きょ加佐登神社へ出掛け、現場をブルーシートで覆う作業を実施しました。早くもパラつ きだした雨の中、ヘッドランプの明かりを頼りに作業を進め、何とか本降りになる前に終えることが出来ました。これで一安心。

  

12. 9. 24. 25.

 崩壊現場に堆積した土砂を取り除き、本来の地形を掘り出す作業を実施しました。引き続いて、丸太組み構築の際の基礎部分を作るための土嚢積み作業に取り 掛かりました。

積み重なる倒木などを除去した後、重機で注意深く土砂を掘り出してゆきます。

元の地形を傷つけないように、細かいところはスコップやクワなどの手作業で実施します(左)。
数年前に積んだ7段ほどの丸太組みが出てきました。
この丸太組みのおかげで、この地点で被害が食い止められました(右)。

元の地形が出てきました。上記の丸太組みの最上段の高さまで土嚢を積み上げ、
次の工程で作ってゆく丸太組みの基礎部分にします(左)。
上の遊歩道から力まかせにぶん投げた土嚢(右)。

一つ一つ丁寧に積んでゆきます。1段目を積んだところで今日の作業は終了です。

12. 9. 26.〜 28.

 土嚢積み作業が完了し、その上に丸太組みを構築する作業が始まりました。


土嚢積みの内側に土を入れて平坦地を作り、丸太組みの基礎にします(左)。
丸太組みの資材となる30cm角の角材(右)。
※ これらの角材は昨年夏に、白鳥塚の北側に位置する(株)村川組輸送部様(当時)から
倉庫の解体に伴い頂戴致しました。今回大切に使わせて頂きます。

土嚢を追加して水平を微調整してから角材を設置してゆきます(左)。
内側に土を敷き詰めてゆきます。重機のアームが届かないので全て手作業で実施します(右)。

テラス状になったら、次の段の構築に向けて縦丸太を固定してゆきます。
※ この段は「みささぎの郷 里山作りの会」様から頂戴した線路の枕木を使用します。

上の遊歩道から見おろしたところ。

12. 9. 29.

 昨日は疲労のため現場の雨養生作業が出来ず、やむなくそのままにして帰宅しました。今日は所用のため早朝から岐阜市へ出掛けていましたが、夕方近くに なってやっと帰って来れたので、日没までに大急ぎで作業を済ませてしまおうと神社に駆けつけました。ところが現場はすでに真新しいブルーシートで丁寧に雨 養生が施されていて、何が起こったのか一瞬唖然としました。心当たりに問い合わせたところ、「みささぎの郷 里山作りの会」の永戸様とご子息、「こどもサ ポート 鈴鹿」の米井様が3人で取り組んで下さったとのことでした。貴重なお休みに、また足場が大変不安定な中を、大きなブルーシートを手に苦労しながら作業して くださった様子が目に浮かび、思わず手を合わせました。私がどうしても手が及ばなかった部分を、このようにバックアップして下さり大変感激しております。 また、ブルーシートの要所要所には重り代わりに鉄筋が沢山配置されていました。間もなく底をつきそうな当方の資材の状況まで推察してくださり、心から感謝 しております。台風が去りましたら、引き続き元気よく作業を続けたいと思います。このたびは誠にありがとうございました。



斜面の上部から昨日の丸太組みまですっぽりとブルーシートで保護されています。
これで明日の台風も大丈夫です。

12. 10. 1.

 凄まじい勢いの台風17号から一夜明け、恐る恐る現場の状況を見に行ってきました。現在補修作業中の場所は、先日の永戸さん親子、米井さんのご協力のお かげで、シートの隙間から若干の土が流れていた程度で全く無傷でした。また、このあたりは風があまり強くなかったようで、樹木が1本も倒れておらず幸いで した。加佐登神社の宮司さんによると「一晩中、滝のような勢いで水が流れていた」そうで、神社近辺でも車道に土砂が流れ出るなどの被害があったようです。 もしこれらのシートがなければ大変な事になっていたところでした。森の中には至るところに細い流れが残り、補修に1〜2日程度を要する崩壊が3箇所見られ ました。しばらく晴れが続きそうなので、現在の復旧作業を実施しながら土が乾くのを待ち、状況が良くなってからそれらの補修に取り掛かりたく考えていま す。


永戸さん、米井さんのご協力のおかげで無傷で済みました(左)。
数年前に構築した丸太組みは路面が少し陥没したものの大丈夫でした(右)。

参道近くの折り返し地点では斜面が崩壊していました(左)。
別の場所では初期の頃に作ったヘアピンカーブが一部崩壊していました(右)。

遊歩道のあちこちに細い流れが(左)。
先日まで構築中だったヘアピンカーブの裏の斜面が地滑りを起こしていました(左)。


おお、一夜にして大正池がっ!見上げれば噴煙たなびく焼岳がっ! ってなんでやねん。

12. 10. 2.〜 5.

 少し時間が掛かっていますが、間もなく2段目が完成します。


丸太組みの内部に砂利や瓦礫の層を数ヶ所設けて排水路を確保します(左)。

完成間近で日没を迎えました。残念。
12. 10. 9.

 遊歩道の入り口から40メートルほど進んだ場所にある折り返し地点は、先日の台風で斜面が大きく崩壊し完全に通れなくなっていました。さらにこの場所は 神社の参道の間近にあって参拝客の目に触れやすく、景観を保つためにも早く復旧させる必要がありました。ここ数週間にわたって遊歩道入り口付近の復旧作業 にかかりきりで、とてもそこまで取り組む余裕が無い現状を見かねた加佐登神社氏子の皆様方が復旧作業にご協力下さいました。この日は前日の秋祭りで飾りつ けた巨大なノボリを片付ける作業のため、午後から集まっておられましたが、引き続き午後1時半から夕方4時過ぎまで150個の土嚢を現場まで運び、土嚢積 みの基礎部分の構築作業に取り組んで下さいました。お疲れの中、長時間にわたって大変なご苦労をお掛け致しました。ご尽力に心から感謝しております。誠に ありがとうございました。


崩壊箇所のすぐ上には神社の参道が通っています(左)。
土嚢作りに取り組まれる、加佐登神社 鈴本宮司様はじめ氏子の皆様方(右)。

遊歩道が通行止めのため、参道の石段を経由して一輪車で土嚢を運んで下さっています。

参道脇から現場まで土嚢を転げ落とします。
木の根に引っかかった土嚢を投げ下ろす北條さん(左)。
裏に土を詰めながら丁寧に土嚢を積んでゆきます(右)。

夕陽を背に現場を眺める氏子の皆様方。長時間まことにお疲れ様でした。



12. 10. 10.〜11.

 2日間にわたって合計330個の土嚢を積み上げ、頑丈な土嚢積みが完成しました。明日からまた丸太組みによる復旧作業に復帰します。

土嚢が高くなって重機のアームが届かないので、途中から手作業で土を詰め始めました(左)。
土嚢が足りなくなったので、新たに作りました(右)。

積み上げた土嚢は合計330個に登りました。
午前中で終わる予定でしたが、手間取ってしまい夕方まで掛かってやっと完成しました。

10月1日  ⇒  10月11日



12. 10. 12.〜 13.・15.

 3段目の丸太組みを構築しました。


次の工程では土の搬入作業を実施します(左)。
排水路作成のため、コンクリートの塊を砕いてガラを作っています(右)。

12. 10. 16.
 
 丸太組み3段目の土入れ作業を実施中です。ふもとの土置き場から何往復もして土を運んでいますが、埋める範囲が広くて苦戦しています。埋めても埋めても 一向に作業の成果が実感できないまま、夕方までかかってようやく半分まで出来ました。



12. 10. 21.

 「こどもサポート鈴鹿」の皆様方が、遊歩道周辺の落ち葉や落枝を片付ける作業に取り組んで下さいました。お陰様で森の中が大変明るくなりました。誠にあ りがとうございました。(この活動は、当日開催されたイベント 「三重県知事の出前トーク」 に際して実施されました。)



12. 10. 22.

 3段目が間もなく完成します。最近特に日没時刻が早くなり、作業時間の配分を間違えると暗闇のなか片づけをするハメになります。



12. 10. 23. 〜11. 2.

 3段目〜4段目を構築しました。今まで使ってきた角材の在庫が無くなったので、この段から丸太を使い始めました。


丘のふもとの丸太置き場から現場まで輸送します。
前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
これから土の搬入です(左)
半分くらい土を入れたところで日没になりました。かなり疲労が溜まっています(右)。

翌朝、作業を再開しました。前夜に降った雨のせいで土が重く湿っています。
途中から雨になりメゲそうになりましたが、泥んこになりながら何とか最後まで仕上げる事が出来ました。
地形の構造上、これから段々搬入する土の量が少なくなってきて、作業が 楽になる予定です。
今が1番しんどい時かもしれません。

12. 11. 5. 〜 9.

 丸太組みの5段目を構築して土入れ作業を実施中です。ここは地形が切り立っていて足場が悪く、重い丸太の搬入には危険を伴うので、全ての部材をふもとの 丸太置き場で寸法に切って短くし、重量も軽くしてから持ち込んでいます。その工程が功を奏して現場では大変スムーズに組立作業が進んでゆきます。七五三の 参拝客で賑わう週末までに土入れ作業まで完了したかったのですが、残念ながら半分埋めたところで今週は作業終了となりました。

地形に合わせてなだらかに丸太組みの勾配をつけてゆきます。

大分高い場所まで復旧してきました。

12. 11. 12.13.

 丸太組み5段目への土入れ作業を完了しました。あと少しで終わりというところで日没を迎え、雨まで降り始めました。一日の疲れが溜まったところに雨で土 がぬかるみ始め大変でしたが、何とか最後まで出来ました。土砂降りに追い立てられるようにして帰宅しました。


12. 11. 14.

 ここまでの復旧作業で、ストックしておいた丸太を全て使い果たしてしまいました。今日から丸太の伐採作業を始めます。必要な量の丸太が確保できたら、ま た復旧作業に復帰します。


12. 11. 15. 〜22.

 伐採作業が順調に進んでいます。この場所は狭い谷間で、杉の木が密生して生えているので必ず掛かり木になって素直に倒れてくれず大変厄介ですが、重機と ロープと滑車、ワイヤーなどを駆使して安全に作業を進めています。


「プルージック結び」でロープをたぐり寄せながら重機で引っ張ります。

3メートルごとに玉切りして集材し、森の外へ運び出します。
地面がぬかるんでいるので、慎重に操作しています。
前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
少しずつですが資材が揃い始めました。

12. 11. 22.

 ダンプキャリヤーの右のキャタピラ(クローラー)がまた動かなくなりました。実は前回修理した際に取り付けたベアリングの保持器が樹脂製で、無事直った ものの一抹の不安を感じていましたが、車軸を分解して調べてみると予想通りバラバラになっていました。そこで今度は内部の構造が金属製のものを探して取り 寄せて取り付け、再び快調に走るようになりました。このキャリヤーは型が古くあちこちガタが来ていますが、その都度修理してあげるといつまでも頑張って働 いてくれるのでありがたいです。


大型ベアリングを分解して中の波型保持器(リテーナ)を取り出します。

純正品ではないのでなかなかピッタリとはいきませんが、車軸の溝に合うように加工して取り付けました(左)。
本体に戻し、スプロケットとクローラを取り付けると再び快調に走り出しました(右)。

12. 11. 26. 〜 29.

 樹木と重機との間の斜面を、何度も往復しながらの伐採作業は大変ですが、この方法のおかげで従来から悩まされていた危険な掛かり木の問題が解決し、ス ムーズに作業が進んでいます。とはいえ、伐採、集材、運搬、皮むき、残材の処理、さらに先日の雨でぬかるんでしまった作業道の補修など、する事が沢山あっ て結構忙しいです。

復活したキャリヤーを活用して、集材用の作業道を補修しながら作業します。

ぬかるみの中、集材作業をしています。あっという間に全身泥だらけです。

気温の低い季節は丸太の皮が材に張り付いていて、皮むきヘラでは大変むけにくいので、
専用の皮むき器を使います。野菜の皮むき器と同じ原理できれいにむけます。

12. 12. 10.

 風邪を引いて体調を崩したり、せっかく長い時間を掛けて引っ張ってきた木が、実は半分腐っていたり、色々ありつつ伐採作業が進んでいます。今日はあまり にも寒くてやる気が起きないので、仕事を始める前にその辺を走って体を温めてから作業を始めました。午後から雪混じりの雨が降り始め、地面もぬかるんでき たので震えながら帰りました。



12. 12. 18.

 森の中に集積しておいた伐採済みの丸太を重機で作業小屋近くまで運び、皮をむく作業を実施しました。伐採作業は苦労の連続ですが、資材として使える状態 の丸太が一気に増えたのを見て、元気が出てきました。

 


12. 12. 31.

 年末は天気が崩れる事が多くなかなか作業が進みませんでしたが、なんとかあと一歩で必要な資材の量が揃うところまでやってきました。今年は喪中で活動を 休止したり、台風による被害で予定が大幅に変わったり、例年になく不穏な年でした。大晦日の今日になってもまだ、年内にやり残したことが頭にちらつき大変 心残りではありますが、今年の作業をこれで終え、新しい年を迎えたく思います。本年も、こころ熱い皆様方から物心共にたくさんのご支援を賜りました。心か ら厚くお礼を申し上げます。来年も引き続き頑張って参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
ロープが外れても丸太が転がらない平らな場所では、従来の「プルージック結 び」で重機と牽引ロープを中継するよりも、
重機のバケットに牽引ロープを直接「インクノット(マストノット)」で結んだ方が、操作が素早く作業がはかどり ます(左)。
あと10数本で伐採作業が完了します。早く復旧工事の現場に戻りたい!(右)。




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