2013 年 作業日誌


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13. 1. 1.

 明けましておめでとうございます。旧年中はお世話になり誠にありがとうございました。本年も頑張って参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。



13. 1 7. 〜 10.

 年末にやり残した、朽ちた足場丸太や残材の片付けと間伐作業道の補修作業を実施しまし た。間伐作業道は以前加佐登神社が参道の排水工事を行った際に先代 宮司と土木業者さんによって森の中につけられた道ですが、工事終了後手入れされていなかったことと、最近の間伐作業で重機を頻繁に乗り入れたことなどによ り、痛みがひどくなり作業に支障をきたすようになっていました。えぐれたところやヌカルミなどに、朽ちた足場丸太を並べて踏み固め、土で埋設しました。途 中キャリヤーが故障して重機で運び出すトラブルもありましたが、順調に作業が進みました。これでまた次回から安心して間伐作業が出来ます。


調子が悪くなり重機に牽引されて森から出るキャリヤー。

昼休みに手袋を干していたら、獲物と間違えてトンビが急降下してきました(左)。
現場に朽ちた足場丸太を運んでいます。(右)

重機で踏み固めた後に土を敷設し、さらに転圧します。

ヌカルミや穴だらけだった作業道の補修が完了しました。

13. 1. 16.

 間伐作業も残すところあと数本になりました。復旧作業は、それはそれでまた大変ですが、今は現場に戻るのが待ち遠しく感じられます。



13. 2. 5.

 足場の悪さや掛かり木などに悩まされつつ数ヶ月間続いた間伐作業がやっと終了しました。最終日の今日は不思議と掛かり木もなく、今までの苦労が嘘のよう に順調に作業が進みました。これらの丸太を運び出して皮をむき、来週早々にも復旧作業に戻ります。

 
この日伐採した木は全てスムーズに倒れてくれたので作業がはかどりました。
前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
下に見える道まで、ロープを掛けて曳き降ろします(左)。
長さ3メートルの丸太が11本調達できました(右)。

13. 2. 10.

 先日伐採した丸太の皮向き作業が終了しました。来週からこれらの丸太を使って復旧作業を再開します。

足元に大量の皮がたまるので、熊手で掻き出しながら作業を続けます。
時間がかかりましたが、材料がそろい一安心です。

13. 2. 12.〜14.

 十分に乾燥して資材として使える丸太を現場まで運搬し、復旧作業を再開しました。

前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
現場近くに丸太を集積させます。
久しぶりの復旧現場です(左)
さっそく丸太を寸法に切りながら作業を進めてゆきます。
丸太組みが完成しました。次回は土入れ作業を行います。

13. 2. 16.

 先日構築した6段目の丸太組みへ土を搬入する作業を実施しました。時おり雪が吹き付ける寒い日で、思うように体が動かず苦労しましたが、何とか半分まで 土を入れることが出来ました。



13. 2. 17.

 雨が降る前に6段目を完成させるべく、昨日に引き続き土の搬入作業を実施しました。今日は日曜日なので、加佐登神社 鈴本宮司のご子息である信貴君(小学3年生)が様子を覗きに来てくれて、土のならし作業を手伝ってくれました。途中で飽きて泥団子を投げたり、小生のふと した仕草に爆笑したり、しばし賑やかに過ごし最後は飴をなめながら帰ってゆかれました。おかげさまで6段目が完成しました。どうもありがとうございまし た。(本人のご希望で写真撮影は行っておりません。恥ずかしいのだそうです。)



13. 2. 20. 21.

 6段目の仕上げ作業が完了し、7段目に取り掛かりました。本来は丸太組みの構築から始めるのですが、この日は午後から加佐登神社で「祈年祭(その年の豊 作を祈願するお祭り)」があり、静粛を守らねばなりません。丸太組みの構築作業は、チェーンソー、発電機、ドリル、ハンマーと、やかましいものが勢ぞろい なので、静かな土運びを先に実施する事にしました。次回は、ここに丸太組みを構築し、今日運んだ土で埋めて7段目を完成させます。

前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
土に混じっていた大きな石は別によけておき、水はけ工事に活用します(左)。
次回はここに丸太組みを構築します(右)。

13 3. 6.

 実家から8日ぶりに戻り、今日から作業再開です。今日は遊歩道の掃除と資材運び作業を実施しました。大萱製材場の大萱功様より、工場の倉庫にあった太鼓 落し(製材機で丸太の上下に平らな面を作った状態)丸太を10本頂戴致しました。今後の構築作業で大切に使わせて頂きます。誠にありがとうございました。


13. 3. 8.

 7段目の構築作業に取り掛かりました。今日中に最後まで完成させたかったのですが、搬入する土の量が少し足りないまま時間切れとなってしまい残念でし た。

上の遊歩道に手が届く位置まで登ってきました。

13. 3. 11.〜13.

 延々と土を運びつづけてやっと7段目が完成しました。次の工程では隣接する陥没箇所を先に補修し、続いて8段目の構築に取り掛かります。

7段目の土入れ作業が完了しました(左)。
上の遊歩道を手で触れる位置まで登ってきました(右)。

陥没した地形を補修するため、柵を取り外します。

補修後、この場所には新たに木柵を設置する予定です(左)。
土手の上ではスイセンが満開で、作業の合間に芳香が漂ってきます(右)。

次の作業に向けて、丸太置き場から丸太を補充しました。

13. 3. 14.〜 15.

 約6メートルにわたって陥没した箇所の補修を実施しました。今まで谷側に向かって段差が出来ていましたが、本来の姿が甦りました。この箇所を先に補修し た事によって、次の工程からの丸太組みの構築作業(8段目〜)がやりやすくなりました。


丸太組みを1段構築して、40センチほどの陥没を埋めました。

表面には、落ち着きやすく水はけの良いコンガラ(コンクリートリサイクル砂利)を敷設しました。

あと2段丸太組みを構築したら、いよいよ路面の微調整です。

※ 今回使用したコンガラは、昨年の現場崩壊を受けて「みささぎの郷 里山づくりの会」様より
御寄贈頂き、「こどもサポート鈴鹿」の皆様方が袋詰めして下さったものを使用しています。
おかげ様で作業がスムーズに進みました。ありがとうございました。

13. 3. 17.

 「みささぎの郷 里山作りの会」の永戸様はじめ会員の皆様方より、長さ3メートル、太さ20センチ前後のヒノキの丸太を4本御寄贈頂きました。いつも当 方の作業の進捗や資材の状況などについてご心配頂きありがとうございます。このたびもこのような温かいご支援を賜り心から感謝しております。頂きました丸 太は、今後の作業で大切に活用させて頂きます。



13. 3. 18.

 今日は午後から土砂降りとの予報が出ていました。雨で土が濡れてしまうと作業効率が著しく落ちるので、本来予定していた丸太組みの構築を変更して先に土 運び作業をする事にしました。3時頃から崩れることでしたので、昼食も摂らず雨雲と競争するようにひたすら土を運び続けました。このまま何とか逃げ切れる かと思いましたが、2時を少し過ぎた頃、残り3分の1ほどになったところで追いつかれて作業終了となり残念でした。降りしきる雨を眺めながら軽トラの中で 弁当を食べました。ああ疲れた。

本降りになる前に大急ぎでシートをかぶせました。

13. 3. 21.〜23.

 丸太組みの8段目が完成しました。先日頑張って土を運んでおいたお陰でスムーズに進みました。


縦・横丸太を組み合わせて、運んでおいた土で埋めてゆきます。

このアオキの木は土中に根を張って丸太組みを支えてくれるので、
枯れないように根の回りを石で覆い、丸太の中に組み込むようにして残しました。

13. 4. 3.

 久しぶりの作業です。肩ならしに小径丸太の皮むきをしました。地味な作業ですがマメにやっておくと、いつか杭が大量に必要になったときに大変 役立ちます。



13. 4. 4. 5.

  現在9段目を構築中です。あと少しのところで丸太が心細くなってきました。無駄の出ないように工夫しながら最後まで頑張ります。




13. 4. 12.

 9段目が完成しました。季節の変わり目で疲れが出たのか、土の搬入作業に思いのほか日数が掛かってしまいました。あと1段でこの場所の復旧作業は完了し ます。




13. 4. 15.

 昨日(4月14日(日))、「みささぎの郷 里山作りの会」の永戸様より、大小合わせて約20本もの杉丸太をご寄贈頂きました。本日は、伐採現場からの 丸太の運搬と皮むき作業を実施しました。貴重なお休みにも関わらず当方の活動のためにご尽力下さり心から感謝しております。頂戴した丸太は今後の作業で大 切に使わせて頂きます。


春先なので丸太がみずみずしく、樹皮がスイスイむけてゆきます(右・左下)。

明日も引き続き皮むき作業を実施します。

13. 4. 17.

 最後の一段目への土の運搬作業を実施しています。完成間近です。

 
丸太組みに土を搬入し終わったら、路面の水はけを良くするために「コンクリート再生砂利」を敷設します。
長年苦楽を共にしてきたツルハシの柄に、とうとう亀裂が入ってしまいました。悲しいです。

13. 4. 18.

 おかげ様で、数ヶ月に及ぶ作業が完了しました。災害発生直後から本日に至るまで復旧作業の進捗状況を気に掛けて下さり、有形無形にお力を頂いた皆様方に 心から感謝を申し上げます。また、工事にまつわる様々な災厄から小生を守ってくださった加佐登神社の神様にも心からお礼を申し上げます。色んな事がありま したが怪我もなく無事にこの場所を復旧させる事が出来ました。ありがとうございました。今後、手すりの取り付けなどいくつかの微調整はありますが、ひとま ずこの場所はこれでシメとしたく思います。ありがとうございました。では、次の作業現場へ向かいます。

前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
(Before 12. 9. 17.   ⇒   After 13. 4. 18.)
前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan

 


今まで頑張ってくれた土嚢袋やブルーシートを干しています。

13. 4. 23.〜 28.

 遊歩道の入り口から300メートルほどの地点に、昨年の台風で崩壊した箇所がもう一箇所ありました。なかなか手が回らず復旧作業が保留されていました が、ようやく取り掛かる事が出来ました。途中で雨が降ったり、丸太が足りなくなって何往復もしながら運んだりなどもありましたが、比較的小規模な崩壊だっ た事に加えて現場に重機を乗り入れることが出来たので、数日で補修を完了させることが出来ました。


崩壊した土砂をひとまず重機でどけます。
この場所は重機が活用できるので、土砂の除去や丸太組みへの搬入がスムーズに出来ました。

8段の丸太組みを構築しました。
※ この場所で使用した丸太は、3月6日に大萱様から頂戴したものです。

(Before 12. 9. 17.   ⇒   After 13. 4. 28.)



13. 5. 7.

 ゴールデンウィーク最終日の昨日、「みささぎの郷 里山作りの会」の永戸様が長さ約10mのヒノキを3本伐採して下さいました。当会の丸太集積場は、遊 歩道構築作業の再開を前にしながらほとんど空の状態で、近々資材調達のための間伐作業を予定しています。永戸様はその現状をご覧になり、台風の復旧作業が やっと終わったばかりなのに引き続いての重労働は大変だろうと、貴重なお休みを使って間伐作業を実施して下さいました。このたびは誠にありがとうございま した。頂きました丸太はさっそく皮をむいて乾燥させ、きたる遊歩道構築作業で大切に使用させて頂きます。


翌7日は、伐採して頂いた丸太を当会のフィールドへ運搬する作業を実施しました。

13. 5. 8.

 「みささぎの郷 里山作りの会」の永戸様にご協力を頂き、ヒノキの間伐作業を実施しました。「そちらのフィールド内で間伐を計画しているようだけど、こ ちらにも丁度良いのがあるから一緒に伐ろう。」とご提案下さり、約2時間にわたって、皆様方のフィールドに生えている大小様々なヒノキを4本伐採させて頂 きました。お互いの共通の楽しみである登山の話などをしながら、木に登ってロープを結んだり、枝払いや玉切りをしたり、作業はスムーズに進みました。ひと 段落ついたところで永戸様は、「じゃ、帰って昼寝するから。」と、実に爽やかな笑顔で帰ってゆかれました。先日に引き続きこのたびも誠にありがとうござい ました。特に今回はわざわざお勤め先を休まれてのご尽力に心から感謝しております。温かいお気持ちとご支援を心の支えとして今後とも頑張って参りますの で、どうぞよろしくお願い申し上げます。

前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
直径50センチの大木を伐採中の永戸様(左)。
玉切り作業中の当会代表( 右  写真撮影:永戸様)

大量に出た枝は、今週末の行事で「こどもサポート鈴鹿」の皆様方が
「里山作業体験」の一環として片付けてくださる予定です。誠にありがとうございます。
前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
軽トラで当会のフィールドまで運搬しました。

13. 5. 13.

 ヒノキの皮むき作業を実施しました。このヒノキは、「みささぎの郷 里山作りの会」の永戸様と、「こどもサポート鈴鹿」の皆様方が、里山体験行事の合間 に伐採して下さったものです。暑いさなか、また行事の引率等でお忙しい中、ご協力くださり心から感謝しております。



13. 5. 18.

 新しく遊歩道を構築する場所の横の斜面が昨年の台風で地滑りを起こし、一部の土砂が路面に堆積したままになっていました。今まで他の場所の復旧作業で手 が回りませんでしたが、このたびやっと取り掛かれるようになりました。丸太と土嚢で補修する計画ですが、現在路面に堆積した土砂を活用して土嚢を作ってい ます。






13. 5. 20.

 今年は湿気が多く、丸太があっというまにカビだらけになるので、作業の合間に丸太置き場を乾いた場所に移設する工事をしています。
排水用に全体に傾斜をつけ、浅い溝を掘れば完成です。



13. 5. 24.

 津市にある知人の持ち山から杉丸太を運ぶ道中にてひと休み。あんまり暑いのでガリガリ君をコーラで流し込んでいます。



13. 5. 25.

 「みささぎの郷 里山作りの会」の永戸様のご協力で杉を伐採しました。杉は道に面して運び出しやすい場所に生えていましたが、すぐ横に桜の木が植えて あったり電線が通っていたりなので、小生が重機で安全な方向に引っ張り、永戸さんがチェーンソーで伐倒、という連携作業を実施しました。「朝5時から絶好 調」という永戸さんのおかげで、約1時間半という短時間にも関わらず10本以上の資材用丸太が揃いました。永戸さん、丸太と元気をありがとうございまし た!


枝払いをする永戸さん。   玉切りにした丸太にワイヤーをかけ、重機で移動させます。

13. 5. 31.

 今年は暑い日が続くと思えば急に冷え込んだり、梅雨入りがだいぶ早く発表されたり、例年になく落ち着かない天候が続いています。その影響が菌類にも及び 微妙なバランスが崩れているのか、このところ皮をむいたばかりの丸太に極めて短時間でアオカビが大発生するという被害が続発していて、この活動を始めて以 来の異常な事態に悩まされています。腐朽菌やキノコ類と違って丸太が傷む心配はありませんがきわめて不衛生で、さらに全体にマダラ模様になるので気持ち悪 くてしょうがありません。身近な木酢液や竹酢液には防カビ効果は期待できず、効果があるとされるヒバ精油や柿シブは高くて手が出ないので、小型の火炎放射 器で丸太の表面を焼いてカビの発生を予防する事にしました。ひとまず皮をむいたばかりの丸太全てを処理してみましたが、結果はどう出るでしょうか・・・。


皮をむいたばかりの健康な丸太(左)。       ああきもちわるっ(右)。

小型火炎放射器登場(左)         丁寧に表面を焦がしてゆきます(右)。

作業後。全体に赤っぽくなりました。

〜 13. 6. 17.

 地すべり跡地(4ヶ所目)の復旧作業を実施しています。ここは遊歩道脇の斜面が崩落したところですが、現場に行き着くまでに一輪車に土嚢を乗せて木立の 中の斜面を何度も往復せねばならず苦戦しています。明日の夕方までに完了させる予定ですが、連日続く猛烈な蒸し暑さはいかんともし難く、心身ともに疲労が 蓄積しています。この場所が終われば、いよいよ遊歩道構築作業の再開です。


傾斜が緩やかな箇所は丸太で土留めを施します。

本日までに約250個の土嚢を運搬しました。

斜面上部の大きくえぐれた場所に土嚢を詰めています(左)。
下には近々工事を再開する遊歩道が見えます(右)。

13. 6. 18.

 天気が崩れ始める前に、なんとか復旧作業を完了する事が出来ました。次回から、長らく中断していた遊歩道構築作業を再開します。

前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
合計350個の土嚢を費やしました。

13. 6. 27. 28.

 土嚢積みの上部に土嚢をもう70個ほど追加しつつ、より安定する形に積み直しました。

前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
土嚢を作る土の集積場周辺では、和紙を漉くときに使う「コウゾ」の実が赤く色付き始めました。

13. 7. 8.

 遊歩道構築作業を再開しました。最後のカーブを作っています。





13. 7. 12.

 現在、丸太組みの3段目まで進みました。大変蒸し暑く、作業着があっという間にずぶ濡れになります。その上からさらにチェーンソー用の防護ズボンを着用 するので地獄のようです。隣接する地滑り跡地や工事予定地から土砂をスムーズに運搬できるのがせめてもの救いです。「アミノバイタルウォーター」を1/2 に薄めて塩を加えた特製ドリンクと、「塩すいか飴」「カリカリ梅」で乗り切っています。昼休みに近くの用水路から汲んできた冷たい水をかぶるのが最高の安 らぎです。


地すべり跡地に堆積した土砂を活用しています。

すぐそばまで重機を乗り入れられるので効率よく進んでゆきます。

13. 7. 19.

 現在、丸太組みの6段目まで進みました。あと1〜2段でこのカーブは完成です。



丸太組みの中に埋設する樹木は、枯れないように幹の部分を岩で覆って空気の層を確保しています(左)。
構造上の必要から削った箇所は、急激に朽ちてしまわないようにバーナーで焼いてあります(右)。

13. 7. 23.

 県立桑名北高校の、田井先生、小林先生のお2人が、初任者研修の一環として活動に参加されました。今日は、あづまや近くの古くなった竹柵を撤去して新し いものに作り替える作業を実施しました。この竹柵は、ヘアピンカーブの土手にきれいに生え揃っているシダや椿の幼木を踏み荒らしから保護するために従来か ら設置されているものですが、最近傷みが激しくなっていました。蒸し暑い森の中で、お2人とも汗びっしょりでしたが終始楽しそうに取り組まれ、見事に出来 上がった竹柵を後に爽やかな笑顔で帰ってゆかれました。当会での初任者研修は、本日から9〜10月頃に掛けて、4日間予定されています。本日は誠にありが とうございました。次回また一緒に作業できますことを楽しみにしております。


竹柵の材料を伐り出しています。

伐採した竹を杭や割竹に加工し、丁寧に編んでゆきます。

とてもきれいな竹柵が完成しました。誠にお疲れ様でした。

13. 7. 26.

 カーブの部分が完成しました。開通に向けて、引き続き直線コースの構築に取り掛かります。距離はあとわずかですが、途中に大きな隆起があり、資材も足り なくなり始めているので、少し時間が掛かりそうです。


丸太組みは8段に及びました。

目指す遊歩道がすぐ目前に見えます。距離はあと10mほどです(右)。

13. 8. 20.

 県立桑名北高校の、田井先生、小林先生のお2人が、先日に引き続き初任者研修の2日目として活動に参加されました。今日は、遊歩道からあづまやに向けて 続く階段の改修作業を行いました。この階段は丸太で出来ていますが、設置から数年が経過して傷みが目立つようになっていました。古くなったものを撤去し て、丸太を削って作った新しいステップに交換しました。ノミと金槌で丸太を加工する際の表情は真剣そのもので、時間の経過も忘れて没頭しておられました。 出来上がった階段を眺めながら「やっぱり物作りは楽しいねぇ〜。」と笑っておられたのがとても印象的でした。次回は9月に第3日目が予定されています。本 日は誠にお疲れ様でした。また一緒に作業できますことを楽しみにしております。


古くなったステップを取り外しています(左)。
静かな森に、金槌でノミを叩く音だけが響きます(右)。

味わいのあるステップが出来上がりました(左)。
スコップで地形を微調整しながら設置しています(右)。

ドリルで穴を開けて鉄筋で固定し、防腐のための木酢液を塗ってゆきます。

最後に丁寧に砂利を敷いて出来上がりです。

13. 9. 5. 6.

 各地で甚大な被害をもたらした嵐から一夜明けて、昨年の記憶を引きずりつつ、おそるおそる遊歩道を見回りましたが、幸い崩れたところはありませんでし た。しかし、神社の本殿横から作業小屋の前を通って丘の下まで続く資材運搬路(通称:加佐登スカイライン)が浸食を受けて穴ぼこだらけになっていたので、 現在補修作業を実施しています。



13. 9. 16.

 台風が過ぎた後、吹き戻しを警戒しつつ見回りに出かけました。落ち葉や折れた枝などが沢山積もっていたものの、幸い遊歩道そのものは無事でした。作業小 屋の近くの杉の大木がこっちに向かって倒れて掛けていましたので、明日重機を使って引っ張りながら伐採したいと思います。


昨年の今頃、集中豪雨で大規模に崩れた箇所ですが、今回は無事でした(左)。
隣の土地からこちらに向かって倒れてきています。下敷きになった桜の木がかわいそうです(右)。

13. 9. 17.

 今朝、昨日の掛かり木を伐採しようと現場に到着すると、すでに「みささぎの郷 里山作りの会」の皆さんが重機や軽トラとともに集まって、この木の伐採方法などについて話し合っておられたので大変驚きました。遅ればせながら輪の中に加 えて頂き、皆さんと一緒に抜倒・枝払い・玉切り・搬出の作業を行いました。今日は台風一過の爽やかな日でしたが、次第に暑くなり始めるなか黙々と取り組 み、2時間ほどで終了する事が出来ました。皆様本日は誠にお疲れ様でした。一人では多大な時間と労力が必要な作業でしたが、皆様方のお陰でスムーズかつ安 全に行うことが出来ました。また、搬出した丸太を全て当会のために寄贈して頂き、心から感謝しております。ありがとうございました。今後とも頑張って参り ますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。


直径約40センチ 長さ約15メートルの杉の掛かり木を伐採し、重機で運び出します。
下敷きになっていた桜の木も、起こして添え木をし直しました。

    昨日は木がかぶっていましたが、すっきりと片付きました。(左)    
どなた様かの、「きっと神様がくれはったんやなぁ。よかったなあ。」のお言葉が
大変印象に残りました。これからの資材として大切に使わせて頂きます。(右)

13. 9. 19.

 桑名北高校の、田井先生と小林先生が、初任者研修の一環として活動に参加されました。午前中は台風であずまや周辺に大量に降り積もった落ち葉や小枝の片 付け作業、午後は先日「みささぎの郷 里山作りの会」の皆さんと伐採した丸太の皮むき作業を実施しました。お2人とも今回で3度目のご参加でしたが、フィールドにも作業にもすっかり馴染んで下 さったご様子で、残暑厳しい中ではありましたが楽しそうに過ごしておられました。おかげ様であずまや周辺はすっかりきれいになり、さらに2本の丸太の皮を むく事が出来ました。本日は誠にお疲れ様でした。また10月にご一緒できます事を楽しみにしております。


地面に円状に杭を打ち、割り竹で大きなカゴを編んでゆきます。
以前、同様の材料で竹柵作りを体験されたので、大変上手に作られました。

あずまや周辺の小枝や落ち葉を集めてはカゴに投入し、何度も踏んで圧縮します(左)。
落ち葉や小枝で一杯になったカゴの前にて。あたりはすっかりきれいになりました(右)。

午後からは、先日伐採した倒木丸太の皮むき作業を行いました。
皮がはがれにくく苦労しましたが、2本の資材丸太が出来ました。

13. 9. 25.

 丸太の伐採現場にスズメバチの巣があり、危なくて仕方ないのでやむを得ず駆除しました。


ごめんね、蜂さん。

13. 9. 26.

 先日「みささぎの郷 里山作りの会」の永戸様が伐採して下さった杉丸太を、玉切りして現場から搬出する作業を実施しました。

前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan

13. 10. 1.

 今年の2月頃から重機のエンジンが掛かりにくくなり、調べたところセルモーターに異常があることがわかりました。分解して内部を掃除したり、 色々試みていましたが状況は良くならず、最近では、たまにしかエンジンが掛からなくなって大変困っていました。このたび中古ではありますが状態が良いもの が手に入り、交換する作業を実施しました。狭いエンジンルームの中で固いボルトに悩まされながらでしたが問題なく進み、ついでにオイルも交換して、 祈るような気持ちでキーを廻すと一発でエンジンが掛かり感動しました。これでまたバリバリ働く事が出来ます。


中央の黒い筒状のものがセルモーターで、太いボルト2箇所で固定されています。(左)
手前側が今回新しく交換したものです。5kgくらいあって重いです。(右)

古い方を分解したところ。本体はきれいでしたが端子に腐蝕が見られました。(左)
あるいは端子とブラシの交換で動くようになったのかどうか。謎は深まるばかり・・・。
ともかく、無事交換が終了しました。(右)

一発でエンジンが掛かるようになりました。さっそく仕事です。

13. 10. 3.
 
 「NPO法人 地域の未来・志援センター事務局」の山下さんが丸太の皮むき作業に参加されました。今日は時おり強い日差しが照り付けるものの比較的涼しく、約2時間にわ たって合計5本の丸太の皮をむくことが出来ました。岐阜県瑞浪市にお住まいの山下さんは、遠路はるばる約2時間半の道のりをお越し下さいました。普段は単 調な丸太の皮むき作業ですが、おかげ様で楽しく過ごす事が出来ました。本日は誠にありがとうございました。またご一緒できます事を楽しみにしております。

山下さんが所属しておられる「NPO法人  地域の未来・志援センター」さんには、当会が2006年に、リコー中部(株)様・環境省中部環境パートナーシップオフィス様からの助成金を頂戴した際に中 間支援組織としてご支援頂いた経緯があり、以来、団体会員として加入させて頂いています。このたび山下さんは貴重なお休みを使って活動に参加して下さいま した。心からお礼を申し上げます。



13. 10. 11.

 加佐登神社・氏子の皆様方のご尽力で、ほぼ底をつきかけていた工事用土の集積場に新たな土砂がやってくる事になりました。搬入は近々始まるとのことなの で、すっかり藪と化してしまっていた集積場を整地する作業を実施しました。折からの暑さの中、大量のササダケやウルシなどに悩まされつつ、夕方までに全て の作業が完了しました。あとは土砂の到着を待つばかりです。


Before  &  After

以前この場所にはダンプ60杯分の土がありましたが、加佐登神社による境内の土木工事と
当会の遊歩道構築作業の過程で全て使い果たしてしまいました。

13. 10. 17.

 県立桑名北高校の田井先生と小林先生が、初任者研修の一環として活動に参加されました。お2人は7月から3回にわたって御参加下さり、様々な作業に挑戦 されて来ましたが、今回が最終日程となりました。本日は丸太の皮むき作業を実施しました。台風一過の爽やかな青空のもと、時おりティータイムを楽しみつつ 和やかに作業は進みました。コツを掴んだお2人は大変手際よく作業を進められ、おかげ様で10本ほどの資材丸太が出来上がりました。本日はお疲れ様でし た。これまで4回にわたって当会の活動に御参加くださり心から感謝しております。お2人とともに楽しく、怪我も無く、全日程を終えることができ何よりでし た。これからも、活動へのご参加に限らず、気が向かれましたらいつでもお越し下さい。またお会いできます事を楽しみにしております。

前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
ナタ・皮むきベラ・鎌を使い、丸太の皮をむいてゆきます。

初めて使う「ツル」に最初は四苦八苦でしたが、最後には使いこなしておられました。

薄皮に至るまで、大変丁寧にむいて下さいました(左)。
丸太をかつぐ姿も、すっかり堂に入っています(右)。

13. 11. 8.

 このところすっかり更新が滞ってしまっていましたが、おかげ様でいろいろ作業が進んでいます。頑張ります。


丸太組み1段目を構築しました。   丸太の皮むきが全て終わりました。

工事現場が狭いので片付けました。   ヘアピンカーブの水はけ工事中です。

10日(日)に、「こどもサポート鈴鹿」さんが林内清掃活動にお越しになるので、
落ち葉集め用の竹かごを2つ準備しました。

13. 11. 14. 15.

 「みささぎの郷 里山作りの会」の永戸様と、土の集積場の拡張を兼ねた伐採を実施しました。杉・ヒノキは遊歩道構築の資材に、シイの木はベンチやテーブルの材料、お正月のかがり火用のマキに、それぞれ活用します。


前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan

13. 12. 3.

 新たな道のりの構築に向けて、これまで丸太の皮むき、ヌカルミの補修などの準備に取り組んでいました。本日から丸太組みの構築作業に取り掛かりました。


丸太の皮むきを完了しました。(左) 太くて重い丸太は重機を使って積み降ろしします。(右)

キャタピラがヌカルミに潜って進まないので、土を入れ替え整地しました。(左)
丸太組みの2段目を構築中です。(右)

13.  12.  11.

 丸太組みの3段目を構築しました。前日の雨で土がすっかりぬかるんでいた事に加えて、当日も強いにわか雨に見舞われたりして、作業はあまりはかどりませんでした。



13.  12. 13・14

 このたび新しく活動に参加してくれることになった山中悠也さんと一緒に、林内清掃作業を実施しました。鈴鹿医療科学大学に通う山中さんは、学校の行き帰 りを利用して2日続けて参加して下さいました。このところの激しい風雨で大量の落ち葉が降り積もっていましたが、おかげ様でとてもきれいに片付ける事がで きました。山中さん、昨日、今日と大変お疲れ様でした。普段なかなか手が回らない林内清掃に一緒に取り組んで頂き大変感謝しております。また一緒に作業で きる事を楽しみにしています。


降り積もった落ち葉を集めて、集積用の竹かごまで運搬しています。

落ち葉がすっかり片付き、気持ちよい風景が広がっています。

13.  12.  15.

  県立桑名北高校の田井先生、小林先生とともに、森の中の倒木を片付ける作業を実施しました。お2人はこの夏から秋にかけて、新人教諭を対象とした、 「初任者研修」のためにいらしておられましたが、今回は個人的に作業に取り組みたいとご参加下さいました。時おり強い風と小雨に見舞われつつ、談笑を楽し みながら作業は進み、森のあちこちに散らばっていた倒木を沢山集める事ができました。このたびはありがとうございました。以前から気になりつつ、出来な かった作業にともに取り組んで頂き感謝しております。またお2人とお会いできます事を楽しみにしております。


森の中から倒木を集めてきて、焚き木にしやすい長さに切り揃えます。
腐って湿った木もあり、のこぎりの刃が進まず苦労しました。

空腹をこらえつつ、軽トラが入れる道路脇まで運搬しました。
これらの倒木はお正月のかがり火用の焚き木として活用させて頂きます。

作業の後は楽しいバーベキューと飯ごう炊さん。    特大のおこげに大喜び。

13.  12.  24.

  山中君と一緒に林内の清掃作業を実施しました。先日、田井先生と小林先生に集めて頂いたものも含めて、軽トラに4杯分の倒木を運び出し、このところの強風 で遊歩道に降り積もっていた落ち葉をブロワ―で吹き飛ばしました。大学で空手の修行をしている山中君は、疲れたそぶりも見せず、水を吸って重い倒木を黙々 と運び、落ち葉掃除にも丁寧に取り組んで下さいました。風が強く寒い一日でしたがおかげ様で少しずつ森がきれいになってゆきます。山中君、ありがとうござ いました。またいつでも作業に参加して下さいね。


ブロワ―で落ち葉を吹き飛ばす山中君。(左)
草刈機の先端に取り付けるタイプのものを使用しています。

軽トラの荷台にあわせて切断してから運びます。(左)  おかげ様で路面がすっきりと片付きました。(右)
この時期は風が強いのでまた積もってしまいますが、山火事防止の意味からもこまめな掃除は欠かせません。


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