気まぐれ日誌(過去ログ/2002年5月分)


5/30
訃報に接して

 飯多剣道協会の会長、教士七段松島宏先生がお亡くなりになりました。
 昨年は、南北対抗でも監督として元気なお姿を見せて頂いていたのに、突然のことで驚きました。
 母が古くから存じ上げていたそうで、私は直接稽古をつけて頂く機会はありませんでしたが何度かご挨拶をしたことがあり、柔らかな物腰のお優しい先生という印象でした。
 謹んでご冥福をお祈りいたします。


5/27
千里の道も一歩から

 はい、正解は「いぬいぬくん」でした。
         ☆
 今日、BBSのレスを書いていて、このことわざが思い浮かびました。
 どうせ遠くてつけっこないのだから、と考えて歩かなければ永久につくことはできない。
 これに対して一歩ずつでも歩き続ければ、その一歩分は目的に近づく。
 そう信じて稽古をしていきたいですねぇ。


5/25
誰かわかります?

 今週は、仕事上で多忙につき、更新が滞ってしまいました。ごめんなさい。あーあ…掲示板はトラブルで吹っ飛んでいるし…
              ☆
 さて、となりに居るのは、某クンが、一迅さん@鈴心館道場にお願いして(泣きついて もしくは ワガママ言って)作っていただいたアイコンです。誰か解りますか? まぁ、姿形と言うより、そういう行動でだいたいわかると思いますが(笑)。以後アシスタントとして使おうかと(笑)。
 わかった方は、BBSで……って、壊れてるやんかっ! あー、不便ですなぁ…早よ直らんかいな……


5/22
風邪

 風邪を引いてしまいました。ウチのクラスでは、風邪が流行りつつあるようで、もらったかなー。
 暑かったり寒かったりで不安定ですが、みなさん、気をつけましょう。


5/20
国体予選

 日曜日に国体予選のお手伝いに行ってきました。
 さすが、県代表を選抜する大会だけあって、見応えのある試合ばかりでした。
 先鋒の部では、高専にいっているKOUTAくんがでていました。1回戦面と引き面で2本勝ちすると、2回戦では面を先制されると直後に出ゴテを返し、さらにもう一本小手で準決勝進出。準決勝では、残念ながら負けてしまいましたが、堂々とした素晴らしい試合ぶりでした。
 白剣会からも何人か見学にきていましたが、いい勉強になったと思います。


5/18
初心者指導

 N先生お休みにつき、久しぶりに、入ったばかりの子たちの指導をしました。
 一緒にしっかりすり足をしたので、左足のふくらはぎが「痛」です。一緒にしっかり動くので、実は1組見てるよりきつかったりします。
 実は、初心者の子に指導するのは、自分自身の基本の理解度の再チェックとなっていいです。
 この間入会したばかりの子たちなので、なんだか最初は怖がられていたような気がしましたが名前を聞いて、最初に体育館の外で声を出してみると結構乗りよくがんばってくれていましたね。割と綺麗に構えていたし、足さばきもがんばっていたので、上手になってくれそうな気がします。
 明日の白剣会を担う子たちです。しっかり続けてがんばって欲しいなぁ。


5/17

 相変わらず、雨が続きますね…冬に鈴鹿で雪が積もらなかったのって、本当に久しぶりだし、桜も3月に満開。
 と、すると、今は梅雨がずれてやってきたような…
 なんだか、温暖化で季節がずれてきたのかと心配ですね。夏は、マレーシアぐらいになったりして…
 まぁ、とりあえず、月曜からは天気がよくなるそうですが… 


5/16
柳家小さんさん亡くなる

 落語界初の人間国宝だった柳家小さんさんがなくなられたそうですね。
 ご存じでしたか? 小さんさんは、剣道愛好家としても知られ、13歳から剣道を始められたそうで、7段も取られています。
 謹んでご冥福をお祈りいたします。


5/15
のど痛い…

 子どもたちの元立ちをしながら、ずっと声を出し続けていたら、のどが痛いです(笑)。
 そういったら、後輩「いぬいぬ」クンに「のどで声出してるからっすよ」といわれてしまいました。あうぅ。
 まぁ、子どもたちが必死に掛かってきているのですから、なんとか力をひきだしてあげたい、はげましてあげたいと思うんですよねぇ。
 怒っているように見えてるみたいですが、あんまりそれはないです(笑)。それが証拠に、次に小さい子が来ると、ちゃんと切り替わってるでしょう?(そのハズ…(^^;) ただ、気迫をひきだしたいので、「なにくそ!」と思ってくれるようにしているときはありますが。
 いろんなタイプの子がいますが、掛かり稽古に関しては、向かってくる気がないと意味がないので(掛からされ稽古じゃないんですから)、何とか引き出してあげたいなぁと思っています。ぎりぎりで勝敗を分ける要素の一つは、一歩を踏み出す勇気だと思いますから。


5/13
盛況

 4000hitです。ありがとうございます。
 土曜日に白剣会内にサイトアドレスを配って頂いたおかげか、BBSの方も一気にアクセスが増えてますね。…っていうか、誰が誰だか(笑)。逆にカキコだけで解ったらコワイものがありますね。だいたいの推理ができる方もありますが…(状況から)。
 よかったら、水曜日の稽古でコッソリ教えてくださいね♪ 気になって、もう(笑)
         ☆
 市内の某道場さんが、ホームページを準備されているそうで、完成したら、鈴心館さんとウチに続いて3つめですね。楽しみです。 


5/12
市長杯錬成大会

 今日の試合、お疲れ様でした。今日は、旺武さんの独壇場という感じでしたね。
 残念ながら、今回は、まだまだここまで。これをバネにしてレベルアップできるか、それとも、ここまでで終わるか。すべてはこれから次第です。
 壁を突き破るのは自分です。昨日も書きましたが、わたしたちは、それに力を添えることができるだけ。
 幸い、今年は市内で記念大会が多いため、再挑戦の機会はたくさんあります。がんばろう!


5/11
がんばれ!

 「強くなりたい」「勝ちたい」って、誰もが思うことだと思います。
 基本的に、少年指導では、勝つことを至上にするのではなく、まず「スポーツの楽しさを知る」ことが大切だと思うのですが、楽しさを知るには、また勝つことが一つの大きな方法だったりします。
 「強くなりたい」と思うのは、子どもたちであって、指導者はその手伝いをするのが仕事かな、と山葵は考えています。
 結局、どのようなメニューで稽古をしても、それに対してどう取り組むかで、身になるかどうかが変わってきます。
 学校とは違う、限られた稽古時間の中で、どれだけ力をつけられるか? それには、自分がどれだけ自分に厳しくできるか、ということも大きな要素の一つです。同じ稽古時間でも、自分から向かっていける子、逃げる子では密度に大きな差ができます。
 人間ですから、つらいことはなるべくさけたいと思うのは、当然かもしれません。でも、せっかく、稽古に来るんですから…「強くなりたい」と思うんですから…きつい稽古にも向かっていってくれるといいなぁ、と思います。克己錬磨、自分に打ち勝って練り上げていくことが白剣会の旗印なんですから…。


5/10
舞い上がってる…

 仕事疲れで、寝てしまい起きてみると、どこかでみたお名前のメールが…
 …!? 「Hide.」って…いちに会のHide.さんだっ(驚)! はい。お願いしていた相互リンクのお返事をいただいたんです。
 いちに会…おそらくweb剣道界では最大手ではないかと思われる。リンク数、掲示板が本当に豊富で、まさに「web剣道界の港」と呼ばれるにふさわしいサイトです。内容は本当に勉強になるばかりです。
 さっそくリンクのページを見に行くと、ありました! すごく丁寧な紹介文を書いていただいてあって恐縮でした。
 なんか、またがんばって更新していくぞ〜、という気持ちにさせていただきました。 
         ☆
 さて、いよいよ三重西練心会さんの20周年大会です。がんばりましょう!


5/9
土日の天気

 なんか、大雨らしいですね。土曜日の方がひどいという話ですが…。
 屋内競技とはいえ、やっぱり晴れてくれた方がいいんですけどね。


5/7
終わっちゃった…

 GWが終わりました。なんか、剣道関連のことばかりしていたような気がしますが。あああ。
 今週末も2連戦。がんばりましょう。 


5/6
京都大会

 行ってきましたよー。朝早くから一迅さんを巻き込んで。珍道中…ってわけではありませんでしたが、楽しい旅でした。
 いきなり先生方と同じ電車・車両・近くの席でした。山葵は武徳殿は初めてなんで、一迅さんに教えていただいて助かりました。なんといっても、辺りに何軒も剣道具屋さんがあるのには、驚きました。さすが…
 周りのテントでは、武道具屋さん始め、剣道日本や剣道時代の店も出ていて、山葵は速攻マニアと化して一迅さんにあきれられていました。前から欲しかった「千葉周作遺稿」が売っていて、手に入れられてご機嫌でした(注:千葉周作=北辰一刀流開祖。山葵の一番好きな剣術家です。江戸末期の剣術家で、剣術を誰にでもわかりやすいよう理論的・合理的に分析した教授法で教え、弟子は数千人を数えたといいます。坂本龍馬もこの北辰一刀流で、ただし周作の弟、定吉門下です。周作を主人公にした小説に、司馬遼太郎の「北斗の人」があり、山葵の愛読書です)。
        ☆
 さて、話がそれましたが、浅井先生からよく話に聞いていた武徳殿は、やはり独特の雰囲気がありました。
 武徳殿の周りにいる先生方からして、すでに剣道着・袴・防具からしていかにもすごそうでした。
 様子は、そのうちニュースにアップしようと思います。
 浅井先生と佐野先生の試合も無事拝見することができ、しっかりビデオにも収めてきました。佐野先生は、見事に小手で一本勝ち。浅井先生のお相手は、85歳の先生でお二人併せて175歳の試合…。とてもそうは見えないほど、すごかったです。結果は引き分けでした。
        ☆
 最初、満員とまではいかなかった武徳殿が、教士7段終盤の浅井先生の試合の頃からいっぱいになってきました。
「範士7段がもうすぐはじまるからよく見ておきなさい」
という先生のお言葉を聞くまでもなく、引き込まれるように見入ってしまいました。
 構えあって、一瞬の気も抜けない剣先の攻め合い。ほとんどミリ単位ではないかと言うほど細かな足の動きから、瞬間の打突の凄さ。みていて、体が動きませんでした。
 特に、S62、H元、H6と3回全日本選手権で優勝された西川清紀先生の試合を生で見られたのには感動しました。会場がどよめいた強烈な小手。再開直後の面返し胴。見事な2本勝ちでした。
        ☆
 以前NHKで8段審査の番組をみていた時に感じた、はかりしれない剣道の奥深さ。それを、(きっとまだまだわかっていないのですが)肌で感じてきた京都大会でした。おそらくは、一生たどり着けない、でも一生をかけて追い求めていきたい剣道の魅力を再確認できました。
 試合後、浅井先生と佐野先生がお互いの試合について、話していらっしゃいました。すごいな、と思いました。
「剣道は、一生修行」。90にして、それを実践していらっしゃる我が師の凄さをも改めて感じた一日でした。


5/5
いざ、古都へ

 明日は、京都大会を見に行ってこようと思います。(「京都行こうよー」と、いう山葵に巻き込まれておつきあいしてくれるのは、この人→
 一度、浅井先生の試合を見たかったんです。デジタルビデオカメラも準備したし、全国の高段者の先生方が集まる京都大会、楽しみです。明日の日記で報告できるかな、と思います。


5/4
鬼が来たりて

 昨日は、結城神社大会のあと、若手(?)OBに、鈴心館の一迅さんを交えて、酒稽古でした。
 それぞれが指導論になると、白熱。剣道、少年指導への思いの深さが表れてました(強烈だったので、びっくりしてた一迅さんごめんね♪)。
 今日の稽古で、その面々が来てくれたので、切り返しと掛かり稽古の見本を見せてもらいましたが、子どもたちはちゃんと何か感じてくれたかな? 元立ちに立つと、みなさん、鬼のようでありましたが、その中にある後輩たちへの思い入れを感じてくれたかなぁ。浅井先生のいわれるとおり、わざわざ関東から帰ってきて貴重な休日を返上してあれだけの見本を見せてくれたり稽古をつけてくれる先輩たちなんてそうそういないですよ。
 前がすくたびに何度も掛かりに来てくれたのは、やはり体操からきちんと大きな声を出している子ばかりでしたね。(反対に、人の後ろばかり回っている子は、ちゃんと元立ちから見えているのですぞ(苦笑))。とくにMADOさんは、自分が他の人にかかった直後で息が上がっていても、私の前がすいているとすぐに来ていました。これは、彼女がすごいのはもちろんですが、後ろにばかり並んでいる人の責任。これでは、どんどん差がついていきますよ。
 ここのところ、MADOさんは、体操でも一番大きな声。稽古中でも相手や回りに「声だして!」と呼びかけていたり、他の子の掛かり稽古中も声を出していたり、本当に感心します。まわりに広がっていってほしいなぁ。


5/3
結城神社大会

 唯一の屋外試合、結城神社大会。今年は晴天で、しっかり日焼けしてしまいました。
       ☆
 正直、今回は組み合わせを見て苦しいかなと思っていたのですが、見事に予想を裏切り、健闘してくれました。
 しかし、決定力不足は今後の課題。自分のペースで試合ができるよういろいろと稽古を工夫していこうと思っています。
       ☆
 そして、結城神社大会の華といえば、野試合。風船割りですね。今年は、昨年最後まで残った子に竹刀がもらえたのを期待してか、みんなが守りに入ってしまい、いまいち興奮度には欠けたのが残念でした。結局、今年は相手大将の風船を割った子がゲットしたのかな? 来年はこれを見て、大将をねらいにいく子が増えるかもしれませんね。
 白剣会でも、10周年記念大会の時だったかな?風船割りをしました。山葵は、片方の大将をつとめたのですが、背中に乗ってくるやつはいるわ、どつきまわされて肩が痣だらけになるわ、悲惨な思い出が残っています(笑)。懐かしいなぁ。


5/1
開始線

 今日から5月です。今日は職場にて二人ほど「TV出とったな」といわれました。むぅ。しっかりばれている(笑)。わかるもんですねぇ。ともあれ、1週間の放送が終わりました。
     ☆
 さて、今日のH口先生のお話で、開始線から飛び込まない、という話がありました。
 数年前までは、この開始線というもの自体がなく、中央の×印があるだけでした。従って、今よりもお互いの位置が近く、「始め」と同時にとびこんで打つ奇襲攻撃の作戦をとる人もいました。なので、これがはまると試合時間3秒なんてこともありました。まぁ、今でも2振りで勝つこともありますが。
 今日先生がお話されたことは、つまり、剣道の攻めは構えて、中心を取り合う攻防から始まるということだと思います。とにかく、打って当たればよいということでなく、構えからの攻めをきちんと身につけることを指導していきましょうということと解釈すればいいと思います。
 少し専門的な話になりますが、剣道は、高段者になればなるほど中心線の取り合いがポイントになってきます。
 昨年の東海地区講習会で、全剣連の先生がつば競り合いでもきちんと竹刀をたてて中心を取っていれば、体勢的に相手は打てないということをお話ししていらっしゃったのを聞いて、なるほどと思ったことがあります。
 当然中段の構えでは、中心を制していれば、相手の打ちを未然に制することができ、自分の打ちが当たるわけです。そのあたり、難しいところですが、わかりやすく身につけていってもらうように教えなければなぁと思いました。
 


 

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