自動麻酔記録ソフト"Zoro Chart"説明書き

目次

能書き

インストール

画面構成

薬剤投与の入力

輸液ルートの登録

能書き

俗に言う、自動麻酔記録装置(モニターからデータを取り込んで、麻酔記録を書いてくれるソフト)です。
フリーソフトです。

スタンドアローンで動作します。

ほとんど説明しなくても、看護師さんや非麻酔科医師にも直感的に触ってもらえるように、ユーザーインターフェイスを工夫してみました。

市販のPCを、患者につながっているモニターにつなぐには、漏れ電流を規定内に抑えないといけません。
僕は詳しくないので、各自で適切に対処してください。

この説明書きは、自分の勤務先用のパンフレットをもとに、書き起こしてみました。

動作環境

テスト環境はWindows Vista,2000,Xpです。

対応モニターは、コーリンのBP-608,BP-508、日本光電モニター(当院ではBSM-5132>

PCとモニターをRS232Cケーブルでつないでください。

既知の問題など

インストール

インストーラを実行すると、自動でインストールされます。
OS指定のプログラムフォルダに、本体(zoro_chart.exe)とサンプル設定ファイル(サンプル設定.dat)が入ります。

1回目に起動する場合は、「設定ファイルが無い」と怒られますが、無視してください。
空の設定ファイルが自動で作成されます。
メニューのファイル>設定ファイルのインポートから、サンプル設定ファイルを読み込んで、参考にしてみてください。

スタッフ、薬剤、輸液、通信などの各設定は、メニューの設定>に集めてあります。
設定>通信設定で、モニターとポートを指定してやってください。

画面構成


  1. モニター開始、終了ボタン
    モニター終了時に「印刷」「保存」ダイアログが出ます。
  2. 患者基本情報欄
    ここをクリックすると、内容を設定することができます。
  3. 薬剤欄
  4. In-Out欄
    輸液と出血、尿量が表示されます。
  5. イベント欄
    画面右のボタンで登録された、イベント、コメントが表示されます。
  6. イベント登録ボタン
  7. コメント登録ボタン
  8. 連続イベント
    あらかじめ設定しておいた、イベントなどを素早く登録できます。
  9. 採血データ参照、登録ボタン
  10. バイタルデータ表示欄

薬剤投与の入力

新規登録

薬剤欄をクリックすると、薬剤登録ダイアログが表示されます。
薬剤欄であれば、どこをクリックしても、時刻は現在時刻です。

薬剤を下にあるリストから選ぶことができます。
薬剤名を直接入力することもできます。
薬剤は、「薬剤名」欄で種類が識別されます。
同じ名前を入力すれば、同じ薬として扱われます。

履歴の修正、削除

薬剤欄左の、「薬剤投与詳細」ボタンをクリックします。

画面下の「薬剤投与履歴」ボタンをクリックします。

リストを選択することで、履歴の修正、消去が行えます。

輸液ルートの登録

In-Out欄をタッチすると、InかOutか聞かれるので、「輸液、輸血」を選択。

輸液ダイアログが表示されるので、左下の、「輸液ルート追加」をクリック。

ルート名を入力する。
入室時の輸液残量がある場合は、右欄で輸液製剤を選択して、残量を入力。
入室前からの輸液以外は、輸液製剤を登録しない。