おいしい珈琲を飲みながら、楽しい珈琲談義

 珈琲(コーヒー)は好きですか ?
 僕はコーヒーが好きです。コーヒーとビールについては、僕なりのおいしい飲み方(あくまでも僕にとってという意味ですが)というのがあり、ここではコーヒーについてを紹介してみたいと思います。
 まず、はじめに断っておきますが、僕はコーヒーを飲んで「これはどこの豆だ」とか言い当てれるような味覚を持ち合わせているわけでもありませんし、この豆じゃないと・・というこだわりがあるわけでもありません。また、コーヒーが好きだと言っても、一日たりとも飲まずにいられないというほどの愛好者でもありません。なんだ、普通のコーヒー好きじゃないかと思われるかもしれませんが、まさにその通り、普通のコーヒー好きです。
 いつからか(多分、大学の頃)、ブラックでしかコーヒーを飲まなくなりました。家では、インスタントコーヒーもよく飲みます。いつも豆から挽いて・・・というわけにもいきませんから。ちなみに、インスタントコーヒーではネスカフェのゴールドブレンドが一番おいしいと思います。しかし、所詮、インスタントはインスタントですよね。コーヒー専門店で飲むコーヒーやミルで豆から挽いて飲むコーヒーには到底かないません。でもまあ、忙しい時にはインスタントコーヒーを飲む事が多いですし、工夫次第でそれはそれで美味しく飲む事が出来ます。

 インスタントコーヒーを飲む
 インスタントコーヒーを飲む場合でも、やはりカップに一旦熱湯を注ぎ、カップを温めておきましょう。熱いコーヒーおいしく飲むことができます。そしてインスタントコーヒーを自分の好みの量だけスプーンで入れて、お湯を注ぎます。お湯は沸騰したての熱湯ではなく、30秒ほど冷ませたお湯を使います。このとき、お湯を一度に一杯まで入れないこと。3分目ほど注いだら一度スプーンでかき混ぜましょう。がむしゃらにかき混ぜてはいけません。あくまでもコーヒーをお湯に馴染ませ溶かす為にかき混ぜるのですから、平静を保ってゆっくりと愛情を込めて。どうしてお湯を一度に入れないかというと、コーヒーの粉が溶けずにカップの上まで上ってきて、カップの縁に茶色い粒(固まり)が付かないようにするためです。後は、カップの8分目までお湯をゆっくり入れて、もう一度かき混ぜて終わりです。カップの縁いっぱいまでお湯を注いではいけませんよ。言うまでもないことですが・・・。例えインスタントコーヒーであっても、カップはお皿に載せて飲みましょう。確実に味が違います。

 友人やお客さんが来た時、また、自分でゆっくりとおいしいコーヒーを飲みたい時は、やっぱり豆から挽くとおいしいコーヒーが飲めます。豆は、どこでも売っていますが、馴染みのお店を作るといいでしょう。豆さえ豊富に揃っていれば、いい店とは限りません。いい豆かどうかというのは、なかなかわからないと思いますが(僕は、全然わかりません^^;)、お店の雰囲気は何となくわかりますよね。小綺麗にしているお店かどうか、店主がコーヒーを心から愛しているかどうかなど。そういうのを見分ける秘訣は、とにかくお店の人とお話することです。また、あまりにも種類が多くてどれを買っていいかわからない時も、恥ずかしがらず店員さんに聞きましょう。こういう味のコーヒーが飲みたいのだが・・・と聞くと、いいお店ならきっと親切に教えてくれますよ。
 豆は、一度にたくさん買い込まず、1週間分又は2週間分くらいずつ買うといいでしょう。たくさん買いこんでも、日毎に味は落ちていきますから。たくさん買い込んでしまった時は、冷凍庫で保存するといいみたいです。

 豆から挽く
 まず、豆をミルに入れて(全体的に均等に豆を入れます)、ゆっくりと柄を回します。力を入れすぎず、同じスピードでカリカリと挽きます。僕は、手動式のミルを使っていますが(手動式ミルはインテリアとしても本当にすばらしい形をしていると思います)、電動式も市販されています。僕は、雰囲気で味が大きく左右される人間ですから、絶対に手動式の方がおいしく感じます。手動式ミルは、安いものなら3千円くらいから上は1万円くらいまでと(あくまでも標準的な製品の事ですが)、割と手軽に買えますよ。
 粗挽き、細挽きは、もちろんミルで設定が出来ます。ここで注意ですが、その時飲む分だけを挽くようにしましょう。挽いて保存しておいても、全然おいしいコーヒーは飲めません。
 お湯は、もちろん沸かさなければいけませんが、ポットのお湯を沸かし直したり、瞬間湯沸かし器やボイラーで熱くしたお湯を使うとおいしくないみたいです。水道水でいいですから、飲む前に沸かしましょう。沸騰したら30秒ほど冷ませてから注ぎます。
 僕は、ペーパードリップを使っています。サーバー(ドリップしたコーヒーを溜めるガラス製の円錐型容器)にカリタのドリッパー(ペーパーフィルターを載せる容器)を載せ、ペーパーフィルターを設置します。サーバーはやはりお湯であたためておくとコーヒーが冷めにくくなります。ペーパーフィルターに、挽いた豆を入れて、お湯を注ぎます。ここが一番緊張するところですが、注意としては、ゆっくりと細く注ぐことです。細く注ぐという意味では、普通の家庭用やかんは絶対に向いていません。ドリップ用やかんを使うと本当に上手にお湯を注げます。
 挽いた粉がお湯で膨らんで、少し泡が立つと思います。ここで少し時間を置きます。蒸らす事が、おいしいコーヒーを作る秘訣なのです。30秒ほど時間をおいたら、もう一度、ゆっくりと細く、円を描くようにお湯を注ぎます。これを3回ほど繰り返してできあがり。もう、部屋中、コーヒーのいい香りが漂っていることでしょう。
 お湯で暖めたカップにコーヒーを入れて、後は、あなたなりの至福の時間を味わってください。僕は、お気に入りのジャズやクラシックを聞きながら、筒井康隆の小説でも読みましょうか・・・・・・(なんてね=^^=)

 使ったミルは、やはり綺麗にして置かなければなりませんが、僕のは木製のミルということもあって水洗いには向いていません。ですから、専用歯ブラシ(普通の歯ブラシですが)で、粉をきれいに掃除して、誇りがかぶらないようにビニール袋をかけて終わりです。定期的に使用していれば、誇りやカビなどでそんなに汚くなる事もないと思います。使用したコーヒー豆は、煙草を吸う方なら、喫茶店みたいに灰皿に入れてみるのもいいのではないでしょうか。

 いつかはサイフォンで・・・・
 今は、ペーパー・ドリップ式でコーヒーを入れていますが、いつかは、サイフォンで楽しみたいですね。理科の実験のようにガラス制のフラスコやロートを使用するので、管理や後かたづけが大変ですが、何といっても格好いい。本当においしいコーヒーが作れるような気がしますよね。それに、ペーパー式などに比べて、失敗することが少ないという話です。

 最後に・・・
 今回、ご紹介したコーヒーの作り方は、あくまでも僕がいろんな人に教わったり本から覚えて自分で試している方法でありまして、ある意味で自己流だと思います。それに、これからもっと美味しいコーヒーの作り方を発見するかもしれません。そういう意味で、「今現在の、僕のコーヒーの入れ方」と受け取っていただけたら幸いです。
 みなさんの自己流の美味しいコーヒーの作り方など、ご紹介ください(掲示板に書いていただけると嬉しいです)。