紙風船 #32

テトラポット(消波ブロック)の功罪。
2003.07.30

鈴鹿市の海岸線は、南北に約16.6キロメートルあり、テトラポットが護岸堤防に密着して敷設されている場所に、若松海岸の約1,5キロメートルがあります。

  テトラポットとは消波ブロックのことですが、この海岸線には星型の物が大量に敷設されています。

  護岸としての役割は果たしていますが、テトラポットの構造からゴミを捨てても中に埋没する等、一見なにごとも無いような状況を良いことにごみが大量に投棄される場所となっています。

  ゴミの投棄が継続し、自然環境の破壊がすすんでいます。

  一方、過去にはテトラポット内に落ち込んだ子供が鎖骨を折る重症を負うという事故が発生しています。

  子供が落ち込んだときには、上から手を差し伸べても狭くて救助できずテトラポットを少し移動させるなど、大掛かりな救助活動が必要でした。

  つまり子供の死亡事故にもつながりかねない危険な場所でもあります。

   平成11年に海岸法の一部改正がありました。

海岸基本方針は・・・災害の発生防止・多様な自然環境の保全・人と自然との豊かな触れ合いの確保・海岸利用者の利便性の確保など、総合的に考慮する・・・となりました。

 本日は、私の住む伊勢若松の伊勢湾海岸線護岸堤について、ゴミ捨て場からの脱却!そして人命を守る護岸提にて子供達の命が失われることのないように護岸改良できないものか! そんな願いも込めて紙風船に乗せました。

皆様のお知恵をお貸しください。

鈴鹿市議会議員 原田勝二


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Last modified: July 30, 2003