写真へのこだわり


写真へのこだわり
 写真は私の趣味の一つであり、その写真にも自分の個性を主張しています。以前は、重たい一眼レフカメラと3〜4本の交換レンズを持って、シャッター速度や露出の設定にこだわって撮影しいていましたが、今日では全自動の一眼レフカメラが出回り誰もが綺麗な写真を簡単に撮る事が出来るようになりました。特殊な場合を除いては下手に設定をいじるよりピント調整も含めて全自動で撮影したほうがミスも無く綺麗に撮れる時代です。そうなると、同じ場所から同じ物を撮れば誰が撮ったか分からない写真になるというとです。
 
 絵ハガキやガイドブックに写っているような景色は旅の思い出として誰もが1枚は撮りたいと思います。しかし、その写真を自分がそこに行って撮ってきたと言う証拠は、その風景と共に写した自分の姿が有るか無いかになります。私の場合はほとんどが一人旅やら一人参加のツアーですのでそれも困難です。そこで、絵ハガキやガイドブックに紹介されない角度から物を見るようにして、それをカメラに収める事に努めています。

 ツアーではなかなか自分の好きな方向に足を向ける事は困難ですが、少しの待ち時間を利用して皆が通らなかった路地裏を少し覗いて見るとか、正面ばかりを見て歩かずに時々後ろを振り返るとか、ちょっと建物の裏に廻って見るとかすると結構違った景色が見えてきます。
 その景色は必ずしも綺麗であるとは限りませんが、旅で撮る写真はコンテストに出す目的ではないので、自分が見て感動したものを記録として残す事が出来れば良いのです。

 このHPでは比較的一般受けするような無難な写真を選んで掲載していますが、様子を見ながら個性的な写真を少しずつ掲載していこうと考えています。