学級文集をきれいに製本する方法

両面印刷をし、裁断機で４辺を切りそろえます。

《特徴》

両面印刷をする。　→　袋とじにせず、裁断機で４辺を切る。

　　　　　　　　　　　　→　紙は、片面印刷の半分で済むので、冊子が厚くならない。

《注意》

この文集の製本は、Ｂ４版の用紙に文章を書き、それを半分に切って、Ｂ５版の大きさとするものである。従って、印刷のときに多少のずれがあることを考慮に入れ、Ｂ４版の用紙は、左右や真ん中とも余白を通常より１ｃｍ程多めにとる。

手順１．印刷する

　印刷用紙は、両面印刷紙（上質孔版）を使用する。ただし、表紙については色画用紙などを使用し、両面印刷はしない。

1. 仮に、４０枚印刷するとすると、印刷機で半分の２０枚印刷する。その際、左右の余白が同じ程度になるように注意する。
2. その２０枚を裏返して、裏面にも同じものを印刷する。
3. 同じように、すべて印刷する。　　〈注意〉　印刷するとき、同時に２枚以上入って印刷されない用紙があると、製本の際、困る。カウンターで２０枚すべて印刷されているか確かめるとよい。
4. 表紙や裏表紙を印刷する。これは、あらかじめ半分に切ってから片面印刷した方が、バランスよく印刷できる。

手順２．用紙を切る

　印刷した用紙を全部、単純に半分に切る。（下図の真ん中の縦線で切る。）
　裏面にも全く同じ文章が印刷してあるので、表（１ペ−ジ）・裏（２ペ−ジ）のＢ５版の紙が４０枚できる。

手順３．用紙を組む

　１枚ずつ手でとって、４０部組む。（組んでくれるキカイがあるといい）
　高学年なら子どもたちにさせてもよい。

手順４．ホチキスでとじる

　文集の厚さに合った針で、表紙・裏表紙を含めて２カ所か３カ所とじる（縦書きなら右側、横書きなら左側）。
　右辺か左辺のどちらかをそろえてとじる。

手順５．ホチキスでとじた一辺を切る

　４つの辺のうちのホチキスでとじた一辺だけを、裁断機で切る。できるだけ斜めにならないように注意したいが、わざわざ定規などを持ってきてやらなくて十分である。

手順６．製本テ−プをつける

　ホチキスが見えないようにまっすぐに貼る。次のようにすると、製本テ−プにしわがよらない。

1. 製本テ−プの片側だけをはがし、製本テ−プを机上に置く。単に置くと丸くなってしまうので、テ−プの端に身近にあるものをおもりとして置く。
2. 文集を両手で持って、製本テ−プの上に載せ、片面だけ貼る。
3. 製本テ−プのもう片側もはがす。
4. 製本テ−プを引っ張るようにして、もう片面も貼る。

手順７．残りの３辺も切る

　残りの３辺も、できるだけ斜めにならないように切る。
　きれいに製本できたはずである。