Windowsを便利に使いこなそう 66
●フォルダのアイコンを変更する
前々回、前回とアイコンを変更してきましたが、アイコン変更の最後は
フォルダのアイコンを個別に変更する方法です。
フォルダのアイコンは全てが黄色い書類入れのようなもので、
名前を見ないとどのフォルダかわからないので、区別しづらいです。
こんな時、フォルダのアイコンを変更すればよいのですが、
通常の方法では変更することができません。
しかし、特殊な方法を使うことで、フォルダのアイコンを個別に
変更することができます。
隠しファイルを表示する
隠しファイルとは、システムに関わる重要なファイルなどを非表示にした
ファイルのことをいいますが、今回の方法では隠しファイルを表示しておく
必要があります。
[スタート] → [設定] → [フォルダオプション] をクリックします。
(フォルダのメニューバーの 表示 → フォルダオプション でも同じ)
"表示" の項目にある "全てのファイルを表示する" に印をつけて
OKをクリックします。
フォルダのアイコンを変更する
今回の方法は、アイコンの場所を文字で指定しなければならないので、
いつもより難しいです。
アイコンを変更したいフォルダを開いて、メニューバーの
表示 → このフォルダのカスタマイズ をクリックします。
"HTMLドキュメントを作成または編集する" に印をつけ、
"次へ" をクリックします。
HyperTextテンプレートエディタを使用して〜〜〜 が表示されますので
"次へ" をクリックします。
メモ帳が開きますが、右上の × をクリックして、メモ帳を閉じます。
"完了" をクリックします。
これで、フォルダに2つのファイルが作成されたと思います。
(作成されてない場合は、 F5キー をクリックしてください。)
作成されたファイルに、"Desktop"("Desktop.ini")がありますので
それをダブルクリックします。
メモ帳が開き、ファイルの内容が表示されます。
その中から、
[.ShellClassInfo]
という項目を探し、その下に
IconIndex=
IconFile=
の2行を追加します。
IconFileの = の後に、アイコンが含まれているファイルの場所を
書きます。
例:マイコンピュータ → (C:) → Windows → System → Cool.dll
なら、
IconFile=C:\Windows\System\Cool.dll
と書きます。
IconIndexの = の後には、複数のアイコンがファイルの中にある場合の
アイコンの番号を書きます。
アイコンの番号とは、
ショートカットを 右クリック → プロパティ → アイコンの変更 で
表示される、アイコン一覧の順番に付けられています。
順番は、左上が0で、その下が1で、その下が2で、・・・というように
0から始めて、左上から縦に数えます。
04
15
26
37
例:Cool.dllの地球儀のアイコンの場合は、
IconIndex=13
と書きます。
メモ帳のメニュバーの ファイル → 上書き保存 をクリックしたあと
メモ帳を閉じます。
F5キー を押すと、アイコンが変更されます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●削除するファイル
Windowsには、知らない間に溜まっていって、膨大なサイズになっている
ファイルがありますが、そのいらないファイルについての質問です。
> windows.meを使っています。
> 1.windows\temporary internet\content.IE5
> 2.windows\recent
> 3.windows\temp
> の中のファイルは全て削除してもよいのでしょうか?
> だんだん動きが遅くなってくるので、
> その他削除すべきファイルを教えて下さい。
> 宜しくお願いします。
質問にあるファイルは、基本的には削除しても問題ありません。
ただ、削除時にはいくつか注意しなければならないことがあります。
インターネット一時ファイル
C:\Windows\Temporary Internet\content.IE5 の中のファイルは、
IEで使われているファイルです。
このファイルはホームページの表示を多少早くしたり、オフラインで
ホームページを見るために使われます。
この機能が必要なければ、IEのメニューバーの
ツール → インターネットオプション をクリックして、
"全般"の項目の、"インターネット一時ファイル" にある
"ファイルの削除" をクリックすることで削除できます。
最近使ったファイル
C:\Windows\Recent の中は、[スタート] → [最近使ったファイル] の
中と同じですので、削除しても問題ありません。
Temp
C:\Windows\Temp は、アプリケーションが一時的に使用するファイルが
作成される場所です。
この中にファイルが残っていれば、削除しても問題ないのですが、
アプリケーションを全て終了したあとにやった方が安全です。
また、ファイルの更新日時が新しいものは念のため残した方が
いいと思います。
この他にもまだいくつかあるのですが、文が長くなってきたので
別の機会に説明します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●編集後記
フォルダのアイコンの変更は、今回の方法以外にも
フリーソフトなどを使ってすることができますので、
今回のやり方がよくわからない場合は、それを使うのも
いいと思います。