2007年 下半期 作業日誌
                                                    
                                                    2007年 上半期の作業日誌を見る
                                                    
                                                                                                              
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07.  7.   3.

 ゴールまで、あと残すところ数十メートルですが、地形が激しく崩壊していてかなり大規模に盛り土工法を施さないと先に進むことができません。丸太・土の う・杭・鉄筋など、必要な資材を揃えるのにひと月近い時間を費やしましたが、ようやく全て調達でき作業に取り掛かれるようになりました。天候と土壌の状態 の良いときを狙っていよいよ着工です。


細めの丸太の先を尖らせて杭にします。

皮むき済み1.8メートル材     こちらは3メートル材

完全に埋没させる丸太は皮付きで使用します   森の中では土のうが待機中

07   7.  4. 〜 07. 7. 9.

 梅雨の合間の晴天を狙って、盛り土工法に着工しました。まずは鬱蒼と茂った樹木や草を丁寧に刈り払い、最下段の丸太を設置して杭を打ち込み固定します。 あっという間に汗だくになり、作業服が水をかぶったようになりました。2段目を完成させ、3段目に取り掛かったところで、暑さに耐え切れず作業を中止しま した。


落差約3メートルのがけ崩れ跡地。

十分に準備しておいた資材のおかげで作業はスムーズに進みました。



07.  7.  16.

 先日の台風による豪雨で、遊歩道の中ほどの地点にある崖が、土留めの丸太もろとも大規模に崩落しました。土砂が2メートル以上の高さまで堆積し、その下 の道が完全に通行止めになっています。心配だったので台風の中よほど見回りに行こうかと思ったけど、行かなかったおかげで命拾いしました。人生何が起きる かわかりません。

前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
復旧に時間が掛かりそうだなあ。あ〜あ。まったく。



07.  7.  18.

 重機を使って、堆積した土砂や丸太の片づけを実施しました。埋まった丸太にワイヤーを掛けて引っ張り出したり、ぬかるみに重機がはまりそうになったり、 てこずりましたが夕方までには全ての土砂を除去できました。

キャリヤーが大活躍

足がめり込んで歩けないので、とりあえず丸太製の木道を設置。

07.  7.  20.

 崩落した斜面を、過去に実施した中でもっとも堅固な方法で土留めします。今日は一日掛けて、現場近くに資材を集結させました。


丘の下の丸太置き場から何度も往復します。

資材が揃い始めると、俄然やる気が沸いてきます。

07.  7.  24.

 数日続いた雨がやっとあがりました。昨日一日待って現場の土を乾かし、本日いよいよ土留めに着工しました。従来のものより太く長い丸太を使い、鉄筋でと める箇所も多いので手間が掛かります。加えて、蒸し暑さと、足を捕らえて離さないぬかるみ、蚊の大群の襲来などで疲労困憊しましたが、夜までかかって4段 まで完成させることが出来ました。



これをあと3回繰り返したらこの壁は完成です。



07.  7.  25.

 思いのほか資材がいるので、ゴール付近の土留め用に確保しておいた丸太を現在の工事に回すことにしました。せっかく苦労して揃えた資材が別の場所に転用 されてゆくのは残念ですが、まあ、また頑張って集めます。


3メートルの極太丸太。頑丈な土留めが出来そうです。

07.  7.  26.

  土留めが崖のほぼ半分の高さまで到達しました。今日は特に蒸し暑く、途中土砂降りにも見舞われましたが、なんとか作業を続けることが出来ました。



もうすぐ夜です。カナカナゼミの声がきこえてきます。

07.  8.  8.

 連日炎天下の作業の甲斐あって、11段目まで到達しました。上の遊歩道まであと1メートル前後の高さにまで迫っています。

立てかけてある丸太は3メートルです。

あとわずかで上の遊歩道に到達できます。



07.  8.  29.

 大萱(おおがや)製材場(鈴鹿市加佐登町)の大萱功様のご厚意で、間伐材を大量にご寄贈いただきました。大萱様が木材市場で競り落として下さった、大小 径取り混ぜて約500本近くの間伐材を加佐登神社までピストン輸送しました。輸送に際しては大萱様と、有限会社加佐登ブロック工業様に多大なご協力を賜り ました。夕方には、加佐登神社の当会倉庫前の広場に丸太の山が出来ました。

 大萱功様は、加佐登神社から程近い場所にお住まいで、毎朝バリアフリー遊歩道での散策を楽しんで下さっています。日ごろから甘味品や果物、お茶など、様 々な差し入れをたびたび頂戴し、また温かい励ましの言葉を掛けて頂くなど、過酷な作業の中、物心共にお世話になっております。このたびは、小生が一年掛 かっても調達し得ないほどの間伐材を頂戴し、資材調達の面でご協力を賜ったのみならず、活動に大きな弾みをつけて頂きました。心から感謝を申し上げます。


津一志木材市場(四日市市采女)にて      大萱製材場 大萱功様

ダンプで輸送してくださった(有)加佐登ブロック工業様    これでもう何でも造れます

07  .9.  11.

 崩壊した崖の土留め構築が最終工程に差し掛かっています。この土留めの頂上付近に内蔵する、遊歩道からの転落防止柵の材料作りを始めました。先日、大萱 様から頂いた丸太の中から選んだ数本の皮をむいています。



07  .9.  15.

 台風11号の接近にともない、境内横の土手の補強作業を実施しました。この土手は20年ほど前に工事の残土を埋め立てて造られたものですが、長年風雨に さらされて傷みが目立つようになりました。特にバリアフリー遊歩道の真上に位置する部分は、草に紛れて一見判らないものの、かなりの長さにわたって陥没が 見られ、大雨で溜まった水が浸透して遊歩道の壁や土留めを崩壊させる原因になっていました。今日は新入会員の松永和久さんとともに、にわか雨が降る中、補 修箇所に土嚢を積み、杭を打って固定し、土を入れきれいにならして陥没を埋める作業を行いました。土木作業が初めてという松永さんは、「これは重労働だな あ」と時々つぶやきながらも、黙々と作業に専念されていました。最後の工程で土をならしながら、何度も遠くから現場を眺めては微調整を繰り返す様子に感服 しました。
 
 通常では数日掛かる作業ですが、松永さんの活躍のお陰で5時間で完成させることが出来ました。もう大雨が降っても大丈夫です。心から感謝を申し上げま す。


にわか雨に打たれながら、土嚢を50個作りました。
前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
崩れかけた土手を「積み土嚢工」で補強し、土をきれいにならしてついに完成しました。



07  .9.  17.

 先日松永さんと一緒に実施した土手補修作業地で、雨で少し土が流れたり沈んだりした箇所に土を追加する作業を実施しました。現場に到着して唖然!!誰か 車で踏んだ跡がっ(怒っ!)若干プリプリしながらも順調に作業は進み、強固な地盤が出来上がりました。その後、完成間近の土留め作業で使う土を、丘の下の 土置き場から大量に輸送しました。途中、宮司さんのダンプの助けを得て、非常にスムーズに作業を終えることが出来ました。


キャリヤーでゆっくり転圧してゆきます。 いつものようにコツコツ土を運ぼうとしたところ・・・。


宮司さんの軽トラダンプが登場!   おかげさまで沢山の土を短時間で運べました。

07  .9.  18.

 昨日の記事↑で補修跡地を車で踏んだ人から電話がありました(笑)。なんと、同じ神社の境内で活動されている良く知っている方でした! 「一生懸命作業 していたので、後で車のタイヤで転圧して踏み固めてあげようと思ったら、タイヤがハマってしまいやっとのことで脱出した。ぐちゃぐちゃにしてしまったの で、あとで恐る恐る様子を見に来たら、すっかり直してあったのでびっくりした。怒ってる?悪かったね。」とのことでした。普段からお世話になっている方の ご好意によるものだったことが判り、安心しました。二人で電話で大笑いしました。

07.  9.  19.
 転落防止柵の支柱部分になる丸太の皮むきが終わりました。よく乾燥させた後、現在構築中の土留めの頂上部分に組み込みます。剥き終ったころ、日差しがき つくなってきたので森の中に移動し、遊歩道の路肩が少し崩れたところの補強を行いました。




07  .9.  21.

 明日からの土留め構築再開に向けて、資材準備作業を実施しました。7月14日の台風で崩壊し、遊歩道の脇によけておいた土留めの残骸を丁寧に仕分けし、 再利用できそうなものを整理しました。丸太に打ち込まれた鉄筋をサンダーで切り取り、丸太は土留めの横棒へ、鉄筋はたたき延ばして短く切り、固定用のドリ フトピンにします。その後、神社本殿裏の森から、同じく台風で倒れた杉の大木を活用すべく、玉切りして運び出しました。玉切りの際、丁寧に研いだばかりの チェーンソーの刃で隠れた石を切ってしまいました。激しく火花が散り、僕の気持ちも激しく凹みました。


小型発電機が大活躍         たたいてのばして再利用

    君たちも再利用             この裏の森から運んできました

07.  9.  22.

 土留め構築作業を再開しました。相変わらずの暑さの中、新入会員の松永さんと二人で大汗をかきながらの作業でした。夏の間は1人で黙々と作業していまし たが、今日は作業中に時折談笑したり、木陰でサイダーを飲んで休憩したり、同じ現場とは思えない和やかさでした。必要な丸太を運ぶ際、丸太を担ぐのは初め てという松永さんでしたが、すぐにコツを覚え、かなりの太さのものまで運んでおられて驚きました。土を入れ終えた後の隙間を、一つ一つ丁寧に埋めておられ る様子が印象的でした。


もう、どんな丸太でも運べます。         丁寧な土入れ作業。

かなりの高さまで登ってきました。     人が居ると巨大に見えますね。



07.  9.  24.

 少し前から、ダンプキャリヤーのシャーシの接合部がはがれ、走行時に車体全体が揺れパワーが出なくなりました。いつもお世話になっている「メカクリニッ ク輪(りん)」の福嶋社長様にお越し頂き、はがれた部分の溶接をして頂きました。また、従来から使用していたダンプ用の作動油の種類が間違っていることを ご指摘くださり、本車体にふさわしいものを頂戴致しました。おかげさまで、快調に走行できるようになりました。本日は天候が不安定で、午前中のわずかな晴 れ間を狙っての修理作業となりました。修理終了後、かけこみで資材用の丸太を輸送し、雨雲に追いかけられるようにして現場を後にしました。

 従来から、福嶋社長様には機械類の修理に多大なるお力を頂戴しております。ホームページをご覧の皆様方からのご要望もあり、ぜひお姿を紹介したく、正面 からの撮影をお願いいたしましたが、慎み深い方のため特に背後からの撮影のみを希望されています。ご紹介できず残念ですが、ご尽力頂いている方のご希望で すので、どうぞご理解のほどお願い申し上げます。


シャーシの接合部(番線にて応急処置)がはがれています。

         丁寧な溶接作業が続きます。     雨が降る直前に軽トラで資材を輸送できました。

07.  9.  26.

 土留めをもう一段構築しました。土を入れてならすところまで仕上げようと思いましたが、疲れたので帰りました。

前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan 前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
鉄筋で作ったドリフトピンを打ち込んで丸太同士を連結させます。

遊びに来たうちのむすめ。      残すところあとわずかです。

07.  9.  28.

 昨日の丸太組みに土を入れる作業をしました。昨晩雨が降ったので大変な蒸し暑さでしたが、先日宮司さんが遊歩道の入り口付近まで土を持ってきて下さった お陰で、スムーズに作業を進めることが出来ました。ダンプキャリヤーで往復すること4回、もう一段土留めが出来上がりました。完成が見えてきました。

土が湿っているときは、前枠を外しておくと土をスムーズに落とせます。




07.  9.  29.

 本日中の土留めの完成を目指し、松永さんと二人、気合を入れて作業を開始しました。勘の良い松永さんは、前回までの参加ですっかり作業のコツを体得され ていて、阿吽の呼吸で作業が進んでゆきます。一部路面のレベルまで達し、小さなものをあと一段積めば終了のところで、雨足が強くなってきました。土は泥に 変わり、丸太は乗ると滑って危険な状態になったので残念ながら今日はここまでとなりました。少し冷え込む中、雨の当たらない木陰で弁当をかき込み帰路に着 きました。


渾身の力でドリフトピンを打ってゆきます。

手前部分はもう遊歩道のレベルまで達しています。

07.  10.  4.

 土留め最上段の丸太組みを実施しました。土を入れてならせば完成ですが、週末の楽しみにとっておくことにしました。



07.  10.  6.

 松永さんと二人で、土留めの完成に向けて作業を実施しました。先日組んでおいた丸太部分に丁寧に土を入れ、さらに従来の遊歩道の路面にも土を大量に敷設 して今後の大雨の際に水が土留めのほうへ流れてゆかないように工夫しました。長かった台風被害の復旧作業がようやく終わりました。過酷な作業に体力・気力 ともに限界を迎えたころ、松永さんが入会してくださりここまで引っ張って来て下さいました。土留めの完成を共に喜び合えて感無量です。心から感謝を申し上 げます。


軽トラからキャリヤーへ土の積み替え       転圧後最後の点検

路面も土留めもきれいに仕上がりました。    この日が来るのを待っていたぜ。
前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
Before 7月16日                  After 10月6日
ここまで長かったなあ。



07.  10.  9.

 完成した土留めの直下にある遊歩道は、元々険しい崖だったところに丸太と土嚢を用いて構築したものですが、雨水の浸透などによって次第に陥没し始めまし た。加えて、今回の台風被害による復旧作業の際に、堆積した土砂を処理するためにぬかるみ状態の中を重機で何度も往復したため、他の場所よりも50センチ ほど低くなってしまいました。これからこの場所の修復に取り掛かります。



07.  10.  10.

 路面補修のために、土留め構築の際に余った資材を運搬して工事予定地に集結させました。土留め周辺はさっぱりと片付き、下の遊歩道には資材が整然と並ん でいます。こういうときに限って家にカメラを忘れるんですよね。
07.  10.  12.

 宮司さん所有の軽トラダンプをお借りして、これからの作業のための土運びを実施しました。重機による積み込みとダンプによる輸送・荷降ろしの連携で、み るみるうちに大量の土が遊歩道入り口に積み上がってゆきました。明日からはいよいよ土留め直下の路面補修に取り掛かります。


普通の軽トラにみえて、実はダンプなのです(荷台に注目!)  ここからはキャリヤーの出番

重機も配置完了



07.  10.  15.

 丸太を組んで、沈んだ路面の修復作業に取り掛かりました。

休日のドライブから丸太運びまで。
沈んだ部分に丸太で骨組みを作り、土を入れます。完全に埋没するので皮 はむきません。

07.  10.  17.

 先日の木組みの補強を行いました。水はけを確保するために、ここに水抜き用のパイプを設置し、0−40砕石(通称ゼロ物砕石)、土、の順にかぶせて、表 面をサーキットビリ砕石で覆います。




07.  10.  19.

 先日遊歩道入り口に運んだ土を重機で少し寄せて、砂利置き場を作りました。作業開始と共に土砂降りとなり、土が完全に濡れる前に頑張って作業を終えるこ とが出来ました。


ブルーシートの上に砂利を置きます。

07. 10. 20.

 明日の砂利敷設作業の下準備のため、遊歩道を丸太で縁取りする作業を実施しました。丸太の皮をむき、ドリルで固定用の穴を開け、チェーンソーで滑り止め を施した後、遊歩道に運び設置しました。松永さんのご協力もあって非常にスムーズに作業が進みました。


ドリルで固定用の穴を開けます。チェーンソーで表面を削り切込みを入れて滑り止め加工。

明日撒く砂利が到着!(ご協力:加佐登ブロック様) これで安心して砂利を撒けます。

07.  10.  21.

 「イオン・チアーズクラブ」の家族連れの皆さん約150人を迎えて、作業体験を実施しました。今日は遊歩道の入り口から約30メートルほどの範囲にわ たって、遊歩道の完成をイメージして試験的に砂利を敷いてゆく作業に取り組みました。大人の人達が土嚢袋に入れてくれた砂利をこどもたちの力で運び、丁寧 に 撒いて足でならし踏み固めてゆきました。40分後には、歩きやすく整然とした遊歩道が出来上がりました。大量の砂利を運搬し均一にならしてゆくこの作業 は、通常一日がかりの大仕事ですが、皆さんの力で短時間で美しく仕上げて頂きました。心から感謝を申し上げます。


  こどもたちの力で、見る見るうちに砂利が敷き詰められて行きます。

自然学習を兼ねて、土手を守るススキの植栽も行いました。    見事に完成です。
前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
ついでに僕も。



07.  10.  28.

 「みささぎの郷 里山作りの会」の皆さんが主催する製材講習会に参加しました。巨大なチェーンソーをレールの上に取り付けた「ロゴソール」という簡易製 材機で、ベンチ用の半割丸太を作りました。


取り扱いについての説明風景。    豪快におがくずを飛び散らせて切り進みます。

見事に半分に切れました。 ベンチにしようかテーブルにしようかと夢が広がります。

07.  10.  31.

 陥没した遊歩道に土を搬入する作業を開始しました。土留めにシートを張って作った簡易シューターとキャリヤーを活用して効率よく土を運べました。





07.  11  .3.

 松永さんと二人で、丘の下の土置き場から遊歩道入り口まで土を輸送する作業と、現場に搬入し陥没を埋める作業に取り組みました。途中で土が足りなくなっ たり、重機のキャタピラが外れてはめなおしたりなど、予定よりも時間がかかり、作業が終了したときにはあたりは真っ暗になっていました。松永さんは、薄暗 くなってもなお元気一杯で作業され、笑顔で帰ってゆかれました。根気強さとスタミナに感服しました。

前出(重機で土を積み込み)・松永さん(ダンプで輸送&荷降ろし)
の連携作業が功を奏し、効率よく土を輸送できました。
前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
疲れましたが、充実した作業に笑顔で記念撮影。

07.  11.  7.

 昨日、実家の父が運んできてくれたベッドを棚代わりに活用して、倉庫の大掃除と整理を行いました。すっきりと片付きました。

大学入学時に、父と2人で1週間かけて丸太から作ったベッドです。

お恥ずかしい限りです…。        すっきり片付きました。

07.  11.  8.
 
 11月3日の遊歩道補修工事の際に不足した土を追加し、ならす作業を行いました。



07.  11.  9.

 路肩部分にに丸太を追加し、水はけの良い土を追加して路面をならしました。雨が何度か降って少し地盤が落ち着いてくれたら、0−40砕石を敷き詰めて転 圧し、この場所の工事を完了する予定です。



07.  11.  13, 14

 路面に砕石を敷設し、キャリヤーのキャタピラで入念に転圧しました。これでこの場所の工事はひとまず終わりです。来週からは、再び遊歩道の最先端部での 作業に戻ります。


Before 7月16日                   After 11月14日



07.  11.  21, 22

 遊歩道先端部での作業に先立って、資材として使用する丸太の皮むきを実施しました。この丸太は今年8月末に大萱(おおがや)製材所の大萱功様にご寄贈頂 いたものです。これから取り掛かる場所のために用意しておいた資材を、夏の台風被害復旧工事で全て使い果たし大変困っておりましたが、沢山の丸太をご寄贈 頂いたおかげで、再び工事に取り組むことが出来るようになりました。心からお礼を申し上げます。


きれいに皮をむいた丸太       沢山あって大変心強いです

07.  11.  24.

 松永さんと二人で丸太の皮むきを実施しました。松永さんは皮むき専用ヘラ、前出はナタを手に頑張りました。これらの丸太は、皮がむきにくいためしばらく 風雨 にさらしておいたものですが、樹皮と材の間の甘皮がうまい具合に腐ってくれてむけやすくなっており、虫食いは若干あるもののスムーズに作業を進めることが 出来ました。

前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
ヘラを手に丁寧な作業     皮むきついでにナタで節(ふし)を取り 除きます
前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
松永さんが手にしている棒状の道具は「ツル」といいます。
丸太を運搬したり整理したりする際に、先端のカギ爪で丸太を引っ掛けて使います。
 手や足をはさむことなく丸太を安全に取り扱えます。

07.  11.  25.

 「こどもサポート鈴鹿」の親子連れ約100人の皆さんが自然体験に来られました。夏の台風被害の復旧工事跡を見学したり、植物観察をしたりしながら遊歩 道を散策した後、丘の下の丸太置き場にて、丸太の皮むき作業をお手伝い頂きました。通常、半日近くを要する量の丸太を、皆さんのおかげで30分足らずでむ いて頂きました。これからの作業の資材として大切に使わせて頂きます。心強い応援に心から感謝申し上げます。


土留めを眺めながらの散策     虫食いあとの観察を兼ねての皮むき作業

時折見つかるカミキリムシの幼虫に歓声が上がります。  力を合わせて丸太を運びます。

07.  12.  1.

 指の負傷から復帰したばかりの松永さんと、風邪が治ったばかりの前出の二人で、ふらふらと作業を実施しました。昨日、遊歩道内に移動させた砂利の集積場 跡が陥没しているので、丘の下の土置き場から土を運搬し補修しました。その後、あづまや周辺の雨対策工事の一環として用水路の構築と砂利の敷設を行いまし た。


広大な土置き場で宮司さんの重機をお借りしての作業      

陥没跡に土を撒き、砂利と落ち葉で覆います。   昼からは側溝掘りと砂利の敷設
前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
こうしておけば、側溝が埋まらないし踏んでも大丈夫

07.  12.  2.

 三重大学環境保護サークル「ブルー・プラネット」の皆さんが作業に参加して下さいました。午前中はこれからの作業現場に丸太を運搬する作業、午後からは 遊歩道の先端部での丸太と土嚢を使った構築作業を実施しました。今回は初めて本格的な山仕事にチャレンジして頂きました。悪い足場で重い丸太や土嚢を扱う 作業なので、山仕事での事故例や留意事項などについての事前学習や、万一のための保険加入を経て当日を迎えました。現場では前出と松永さんによるサポート のもと実施しましたが、幸い事故も怪我も無く、心配を吹き飛ばすような皆さんの生き生きとした雰囲気の中、予定していた作業を全て終了することが出来まし た。通常、丸太の運搬に2日、丸太組みを一段構築するのに半日かかりますが、皆さんのおかげで3時間で完了することが出来ました。心からお礼を申し上げま す


重い丸太も何のその       松永さんも集積場で大活躍

和やかな昼食風景       ひるめし食ってパワー全開!

ドリフトピンを打ち込む穴が見つからず、四苦八苦中・・・。

着々と丸太組みが出来上がってゆきます。    土嚢を敷設して1段完成!



07.  12  .5

 天候がはっきりしないうえ、今日は朝からなにやら腰が痛いので、作業はせずに倉庫の整理や資材の買出しを行いました。こまごましたことで結構時間を食 い、あっという間に一日が過ぎてゆきました 。

07.  12.  7.

 丸太組みを1段構築しました。先日、三重大学環境保護サークル「ブルー・プラネット」の皆さんが作業現場のすぐ近くまで丸太を運んで置いてくださったお かげで、作業が非常に効率よく進みました。明日はここに土嚢を詰めて完成です。

手の届くところに丸太があるおかげで作業効率がUPしました。

明日はここに土嚢を詰めます。   幅員拡張をかねた土嚢用土の削り出し作業

07.  12.  8.

 土嚢作りと、丸太組みへの土嚢詰め作業を実施しました。昨日重機で削り出しておいた用土を、松永さんと二人で土嚢にして、キャリヤーで現場まで運び、丸 太組みに丁寧に詰めてゆきました。土嚢は一つが約30sあって、何十個も扱ううちに腕がパンパンになりました。汗だくの作業のあと、平らにならした土嚢の 上に座り、森の景色を眺めながら昼食を食べました。
 このたびの作業に使用した土嚢袋は、大萱製材所(鈴鹿市加佐登町)の大萱(おおがや)功様にご寄贈いただきました。おかげさまで順調に作業が進んでおり ます。心から感謝を申し上げます。


土嚢を90個作りました。   間近までキャリヤーで運び、投げ下ろします。
前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
丸太の間に丁寧に詰めて、全体を平らにならします。   一段完成しました。



07.  12.  10.

 大萱製材場の大萱(おおがや)功様から、大径の杉丸太を50本ご寄贈頂きました。土曜日に開催された木材市場にてこれらの丸太を競り落としてくださり、 本日、(有)加佐登ブロック工業の北条滋朗(ほうしょうじろう)様のご協力でダンプにて輸送して下さいました。大萱様は毎朝の日課として遊歩道を散歩して 下さっ ておられますが、最近の丸太組み構築作業の状況をご覧になり、「もっと太い丸太が必要だろう。」と、ご寄贈くださいました。北条様は、今回のような物資輸 送の際にはいつもダンプにてご尽力を頂き、また日ごろから温かい応援のお言葉を頂戴しております。小生1人でこれほどの丸太を山から伐り出し調達するのは 不可能です。これからの作業に向け大変心強く感じております。お二人の心厚いご支援に心からお礼を申し上げます。


大萱製材場の大萱功様(左)と、(有)加佐登ブロック工業の北条滋朗様 (右)

 遊歩道の構築作業もいよいよ終盤を迎えております(とは言ってもまだまだ 苦難の工程は続きますが…。)
本日午後から、ゴール地点近くにある大きな山桜の健康管理のため、枯死部の切除作業を実施しました。電柱での工事などに使用される「スカイマスター」とい うゴンドラ車を宮司さんが巧みに操り、チェーンソーでキノコの生えた幹や腐った枝などを切除してゆきます。これで負担が減り来年の春もまたきれいに花を咲 かせてくれるでしょう。同時に周辺の杉の枝打ちも行い、すっきりした景観が出来上がりました。


ゴンドラに装備されたレバーを操作して巧みに移動し枝を落とします。

 丸太組みをもう一段構築しました。明日は雨なので今日中に土嚢詰めを完了 したかったのですが、疲れたので帰りました。


だんだん地面が上がってきます。

07.  12.  14.

 丸太組みに詰める土嚢が途中で無くなったので、追加分を作りました。


1人で70個も作るとさすがに辛いものがあります。



07.  12.  15.

 お仕事で腰を痛めてしまった松永さんと、最近ちょっと疲れが出てきた前出の二人で、痛んだ体を休めつつのんびりと作業を実施しました。開始後1時間足ら ずで、作業はシイの実拾いへと脱線。童心に戻って無心に拾い集めた後は、ガスコンロで香ばしく炒って、景色を眺めつつ森の味覚を堪能しました。その後もの んびりと丸太の皮むきに取り組み一日が終わりました。

前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
食い物の話になると俄然張り切る当会代表      炒るほどに良い香 りが

         どれどれ・・・。         ほほう、ほのかに甘くてなかなかうまい。

さ、仕事仕事。

07.  12.  18.

 地元鈴鹿市の「ケーブルネット鈴鹿」さんが活動の取材に来られました。当日は当会代表の単独作業でした。リュックサックやチェーンソーを担いで現場に急 ぐ様子や、ひとり土嚢を作ったり、それらを丸太組みに敷設したり、チェーンソーで丸太を切りドリルで穴を開けて新しい丸太組みを作ってゆく工程などを、約 1時間半かけて撮影しました。数ヵ月後の放映に向けて、今後も時々取材にいらっしゃる予定です。

 
偶然作業の様子を見に来て、インタビューを受ける宮司さん。温かいコメントを頂きました。

07.  12.  21.

 丸太組みがもう一段完成しました。6段目です。


意外と、土嚢のヒモを結ぶ作業が一番辛く感じます。腰と背中が痛くなるんです。

この発電機がしょっちゅう止まる。ホント困る。    明日はこの土嚢を詰めます。



07.  12.  22.

 松永さんと2人、雨が降りだす前に大急ぎで土嚢を丸太組みに詰める作業を実施しました。土嚢は一度雨に濡れると固まってしまい、詰めた箇所に柔軟に フィットしてくれなくなります。途中追加の土嚢を作ったりしながら汗だくの作業は続き、本降りになり始めた頃、作業は終了しました。


         急げ急げ!          追加の土嚢も二人で作れば楽勝!
前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
森の外は土砂降り。でも木の枝や葉が傘代わりに。  疲れ果てた当会代 表。

07.  12.  31.

 松永さんと2人で、作業納めを実施しました。折からすさまじい寒風が吹きすさぶ中、黙々と丸太の皮むきに取り組みました。それぞれ1本ずつ剥き終わった 後は、いそいそと森の中へ移動し、温かい鍋を囲んでお疲れ様の忘年会を行いました。
 今年も色々なことがありましたが、心厚い皆様方に支えて頂きながら、ここまで活動を継続することが出来ました。心から感謝を申し上げます。来年もなお一 層頑張って参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。


今年最後の仕事に気合が入ります。    寒さでちぢみあがった当会代表
前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
本日の鍋は、鶏モモ肉&つみれ団子入りのチャンコ風うどんすき
前出健太郎 加佐登神社 遊歩道 Ken-taro Maede  Accessilility Trail Japan
幸せな鍋の風景



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