映画について
今まで見た映画とその評価 
小説、本について 
山、旅行について

映画について

今まで見た映画とその評価 

 最近、ホームシアターに凝っています。 
 5.1CHサラウンドスピーカー(センター1台、フロント左右各1台、リア左右各1台、重低音用ウーハー1台、計5台によるスピーカーシステム)、DVD、AVアンプを購入し、ワイドTVで映画を楽しんでいます。本当は、液晶プロジェクターか3管式による100インチくらいの大スクリーンにしたかったのですが、それだけで100万円近くかかってしまうので断念しました。それでも、やはり音響による臨場感はなかなかのもので、頭上を飛んでいくヘリコプター、後ろから忍び寄る足音など、満足しながら映画を楽しんでいます。しかし、田舎というのもある意味メリットが多くて、夜中にガンガン、ピアノやサックスを吹いたり大音量で映画を見ても、それほど周囲には聞こえません・・・というか、家が無い。去年の12月(一式揃えた)から、50本以上はDVDソフトをレンタルして見ています。
 基本的には、ヨーロッパ映画(ひまわり、ニユーシネマパラダイス、勝手にしやがれ、気狂いピエロ、自転車泥棒、・・・)が好きです。アメリカ系、ハリウッド系も結構見ますけどね。
 ちなみに、僕の持っているDVDソフトは、「アルマゲドン」「恋愛小説家」「ライフ・イズ・ビューティフル」「ひまわり」「八甲田山」「マトリックス」「ロスト・イン・スペース」「シャイン」「タイタニック」「グリーン・マイル」「グラディエーター」です。
 お気に入りの映画は、
「バグダット・カフェ」「シャイン」「ニュー・シネマパラダイス」「ピアノレッスン」「ヒマラヤ杉に降る雪」「ガタカ」、日本の監督では、岩井俊二、北野武の映画、などなど・・・「バグダット・カフェ」と北野武の映画は、不思議な間の取り方で通じるものがあると思います。岩井俊二の映画も、日本の監督の作品の中では、本当に異色ですね。脚本自体が変わっています。舞台が無国籍というか・・・


小説・本について

「村上春樹とその世界について考える」はこちらから

夢枕 獏 「神々の山嶺(いただき)」(上・下)(4/15)
 冬季エヴェレストに挑み帰らぬ人となったマロリー。彼が頂上を踏破したかどうかは山岳史上永遠の謎である。そのマロリーのカメラをネパールで見つけた一人の日本人山岳カメラマン。そして、山にとりつかれ、エヴェレスト南西壁冬季無酸素単独登頂を狙う一人の日本人。何故山に登るのか?それは、有名な「そこに山があるから」という一言で言い表せないものがある。それは誰にもわからない、また、理解を求められない天上の世界である。
 山岳小説といえば、新田次郎が有名であるが(森村誠一も結構書いているが)、「神々の山嶺」の大きな特徴は、自問自答のシーンが多いということ。確かに、冬山登山では寒さで幻聴に襲われる。(新田次郎の「孤高の人」でも加藤文太郎は最後の冬山槍ケ岳遭難シーンで心の会話があった。)しかし、この作品はその部分が特に長いと思った。山は人を孤独にし、また人はそれを求めて山に入る。山では多くの物事を捨てられるような気がするが、それはより選び抜かれて自分の心に語りかけてくる。そこにある山とだけ対峙しているようで、実は多くの雑念や心の声と対峙しているのである。
野沢 尚「リミット Limit」(3/17)
 子供を誘拐して東南アジアで臓器売買を企む犯罪グループと、子供を誘拐された婦人警官との対決ストーリー。興味深いのは、今の日本と海外の臓器移植事情である。死の基準を、脳死または心臓死とするかといった世論の違いも、臓器移植の遅れににつながっているということ。そしてそれは、「海外でなら移植手術を簡単にうけることができる」と、闇の臓器売買を横行させる原因にもなっているということ。
大沢在昌「灰夜 新宿鮫Z(3/3)
言わずと知れた新宿鮫シリーズ第7弾。今回は舞台が東京新宿ではない。鹿児島辺りか?レギュラーの登場人物も鮫島以外ひとりも現れない。内容は・・・暇つぶしに読むのにはいいかな?
野沢 尚「深紅」(2/5)
たまたま小学校の修学旅行に行っていたため、一家4人残虐殺人事件に巻き込まれなかった少女、そして殺人犯の娘としての運命を負わされた少女、同い年の少女がそれぞれ外には見せることのない深い闇を抱きながら生きる。二人が引き継いでしまったものとは・・罪と罰は・・・宿命と運命とは・・・
(・。・)
重い。本当に重い。こういう境遇にならないとこの真の重さは解らないのかもしれない。自分の生を呪って生きる人生はこれほどにまで続くものなのだろうか。
大沢在昌「心では重すぎる」(2/3)
渋谷・・・この街から新たな物語が始まる。心に比べれば、人間の体なんてのは軽いものさ。
失踪した人気漫画家を追う私立探偵・佐久間公の前に立ちはだかる謎の美少女。薬物、新興宗教・・・
(文芸春秋、帯より)

(・。・)
漫画家という職業、マガジン出版業界の実体、渋谷でたむろする少年少女の心について勉強になった。いつもながらのハードボイルド小説。今回は少しパンチが弱かったか?若者の心に焦点をあてた小説。
大沢在昌「新宿鮫 風化水脈」を読みました。  
 ハードボイルド物で、僕が唯一愛読している作家に「大沢在昌」と「志水辰夫」がいます。志水辰夫の作品については少し下記で書いてみました。大沢在昌は、何て言うんでしょうか、読みやすい本ですね。一番面白かったのは「新宿鮫 、無間人形」その他「天使の牙」「眠たい奴ら」「相続人TOMOKO」なんかも割といけてましたね。で、今回の「新宿鮫 風化水脈」ですが、まあまあ良かったです。でも最後、ぶっ通しで読み終えてしまうほど夢中にもなりませんでした。次回に期待したいと思います。
 新宿鮫シリーズは、題を見ての通り新宿を舞台としており、いろんな知識が身についてとても面白いです。警察内部の話、暴力団と外国人マフィアとの抗争、犯罪に手を染めてしまう人間の業と弱さなど・・・。また、主人公が、警察組織の中でエリート(キャリア)としての資格を持ちながらも、犯罪への糾弾と正義感に純粋であるが故に上司や同僚とうまくやれず、一匹狼となり一人で大きなヤマを潰していくという痛快なところがいいのかもしれません。今回も文庫本で440頁と読み応えのある一冊でした。
志水辰夫とその小説  
志水辰夫という作家をご存じですか?志水辰夫の代表作は「行きずりの街」でこれは日本冒険小説大賞を受賞しています。彼の作品の中には、「志水節」と言われる独特の男性的表現があちらこちらに垣間見ることができます。最後のクライマックスに見られる「志水節」は、ある意味、読む者の胸を熱くし、感動の渦に巻き込むような媚薬のようなもので、こちらも読み終えるまではその場を立てなくなってしまいます。割とコンスタントに作品を出している作家でもないと思います。また、彼の作品はほとんど読みましたが、実際、はずれと感じた作品も何冊かあります。まずは「行きずりの街」を読んでみてください。僕の推奨本です。
真保裕一「ホワイトアウト」を読みました。
なかなか、読み応えのある一冊で、一気に読んでしまいました。舞台が冬山ということもあって、山が好きな僕には親しみやすい内容でした。映画では織田裕二が主役、ヒロイン役を松嶋奈々子が務めているようですが、小説を読んだ限りにおいてはなかなかの適役でだと思います。よくある山岳ミステリーと違い、ダイ・ハートのように、平凡なある男がいつの間にか冷酷非道なテロリストを一人で敵にまわして戦うハメになってしまうという、割と自分がなりきれる(憑依できる)本ではないでしょうか?
 村上春樹という作家をご存じですよね?
 ちなみにどんな本を書いているかというと長編小説では、「風の歌を聴け」(1979)、「1973年のピンボール」(1980)、「羊をめぐる冒険」(1982)、「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」(1985)、「ノルウェイの森」(1987)、「ダンス・ダンス・ダンス」(1988)、「国境の南、太陽の西」(1992)、「スプートニクの恋人」(1999)、その他、短編小説もたくさん書いており、また、スコット・フィッツジェラルド、レイモンド・カーヴァーの作品を翻訳したりしています。(スコット・フィッツジェラルドはアメリカの作家で、代表作には「グレート・ギャッツビー」などがあります)。
 村上春樹の作品を読んだ事がない人でも、「ノルウェイの森」という本の名前は聴いた事があると思います。446万部も売れた大ヒット作ですから。これは、僕が大学の頃に出版されました。この本を読んだ時(それまで彼の作品は読んだことが無かったのですが)今まで僕が本を読んで感じた事のない独特の世界(まるで、自分の心の奥底にある未知の扉を初めて開いたような)に、強い衝撃を覚えました。しかし、僕の周りには「好きな小説じゃない」と言う人もたくさんいたのでこればかりは人それぞれなんだなぁとつくづく思います。しかしまあ、そういうわけで、僕にとっては運命的な出会いであり、これらの本のほとんど、今までに3回くらいづつ読んでいます。
 どこがどう好きなのか?一言では言えませんが、彼の作品は、いつも主人公が一人称の「僕」であり、またいくつものファクター(井戸やジャズ、猫やビール、サンドイッチや草原、羊やねじを巻くように鳴く鳥、サリンジャーの「ライ麦畑のつかまえて」など・・)がいつもどこかで結びついている(つながっている)んです。そして僕は「僕」の生活や物事の考え方にあこがれ、後発的なものなのかわかりませんが(たぶん、そうなんでしょうね)、やはりいくつもの共通点・類似点が現実としてあります。(これも一つのつながりかも知れないですね。)
 個人的には特に「ノルウェイ・・」「羊をめぐる・・」「ダンス・ダンス・ダンス」「世界の終わり・・」「風の歌を聴け」が好きなんですが、「風の歌・・」と「1973年の・・」は「羊を・・」「ダンス・・」に結びついていますので、順番に読んだ方がいいかもしれません。
 ちなみに、このHPの題名「風の歌」は、彼の小説「風の歌を聴け」から引用しました(このことについては、自己紹介のページでも書いていますが・・・)。この小説は、僕をある時代にいざなってくれます。そう、自由で奔放で無敵で少し気取っていて、そしてある種不毛の時代に。その頃感じた生暖かい潮風のような時間、いつも変わらない学食の匂い、どこにも出口の無い話を真剣に議論した長い夜、そして心細さとほんの少しの焦燥感・・・・・・深い海の底で今でも光り輝いている大切な時間なんです。
 と、まあ僕には僕なりの感慨深いものがあって彼の小説、そして村上ワールドを愛しています。みなさんはどうですか?
 その他にも、いろいろ好きな本は多くあり、少しずつ紹介していきたいと思います。
 村上春樹に興味のある方は、「村上春樹とその世界について考える」のページに来てください。

山、旅について

 といってもいろんな山があり、トレッキングシューズで登れる日帰りコースの山から、何日もかけて縦走する3,000メートル級の山(北、中央、南アルプスは有名)、また、ヒマラヤやチョモランマのような超困難な山、いろいろです。また、登り方もひたすら歩く登山から、岩を攀じ登るロッククライミング、フリークライミング、またラッセルしてコースを開く雪山登山など多種多様。僕の場合は、割と北アルプスが多く、季節的にはGWから10月末頃まで。ザックをかついでひたすた登る登山です。冬山は危険なのでしません。しかし、GWでも、雪は多い所で6mくらいありますし、雪崩も多くピッケルやアイゼン(靴の底につける鉄の爪)は必要です。
 初めて日本アルプスの山に登ったのは、学生の頃、先輩に連れられて・・・白山という山でした。そのとき、山で汗をかく気持ちよささ、自分で作ったご飯のおいしさ、テントから頭を出して見た満天の星と流星、夜明け前 時が止まった海原のような神秘的な雲海、泣きたいほど真っ赤な日の出・・・にすっかり魅了され、山が好きになりました。ほとんどが北アルプス。槍ケ岳(これは油絵でも何枚か描いています)、奥穂高岳、北穂高岳、大天井岳、燕岳、蝶ケ岳、唐松岳・・・
山には山小屋という便利なものがあり、年配の方の多くはここを利用されます。1泊2食で8,000円くらいですか。小屋泊の山旅だと、テントも、シュラフ(寝袋)も、食糧も(非常食は必要ですが)、バーナーも鍋も要りませんから、当然荷物も軽くなり快適な旅になります。それに、山好き同士のコミュニケーションもありメリットも大きいです。しかし、デメリットもあり、シーズンピークは無茶苦茶混みます。本当に無茶苦茶混むんですよ。6畳の部屋に12人くらい押し込められ、、メザシのように頭、足、頭、足・・と寝させられます。風呂もありませんし、他人の足は臭いし(当然、自分の足も臭く、誰かの迷惑要素になってるんですが・・)、みんな心底疲れていてイビキはすごいし(6畳に12人も寝ていると、5〜6人は地崩れが起こるようなイビキをかくもんです)、なかなか寝つけられません。でも、まあ、これは慣れなくてはならないのですが、一番の嫌な事は、日没、日の出の一番景色のきれいな時に、夕食(だいたい何処でもおかわり自由です。これは本当にありがたい)・朝食が始めるということなんです。写真もなかなか撮りにいけません。そうそう、山ではよくみんな日の出を見るために早朝起きて、頂上に向かうわけなんですが、日の出の方ばかり気を取られて見ていますね。でも僕が本当にきれいだと思うのは、(その日の天気にもよりますが)日の出の光を浴びる西の山なんです。よくモルゲンロートと言いますが、真っ赤に山が燃えます。一度、山頂で日の出を迎える時は、西の山を見てください。
 と言うわけで、僕はいつも出来るだけテント泊にしています。    
 先日、新潟で雪崩があり、遭難者を救助に来ていた捜索隊が第2遭難に遭遇したと新聞の出ていました。その山を知り尽くした山のベテランまで・・・救助用のヘリが近くに来て雪崩を誘発したとか、いろいろ載っていましたね。僕は雪崩にあったことはありません。でも見たことはあります。春山(GW頃)登った時、向かいの山を見ていたら、音もなく(割と遠かったから)、サーっと雪を掃いたように大きな筋が出来ました。多分、そこは登山道などなく、誰も登っていなかったから大丈夫だったと思います。一緒に登っていた連れが「あっ、雪崩だ!」と言ったから初めて気がつきました。雪崩は実際あってみるとやっぱり怖いでしょうね。雪崩にあったらとにかく泳ぐ、といいますが、果たしてうまくいくものかどうか・・・ピッケルもアイゼン(靴にはめる鉄の爪)も役には立ちません。やはり、その山を勉強して、どこでよく雪崩が発生するか、いつ頃が一番危険か知って、そういう所には近づかない事じゃないでしょうか。


 一昨年の夏(子供の生まれる前)、細君と沖縄方面に旅行に行きました。沖縄といっても沖縄本島は飛行機の乗り換えだけで、石垣島、西表島、波照間島に行ってきました。
 僕は、それまで南の島にはあまり興味がなかったんです。どちらかというと冬の北陸や北海道(特に流氷が訪れる網走や紋別)には非常に惹かれるものがあり、僕はもともと北帰本能があるんだと思っていました。どうして冬の北陸に憧れてたかというと、一つの理由として、高倉健、田中裕子、主演の「夜叉」という映画があって、その舞台が冬の日本海だったんです。どんよりとした冬雲、そして海鳴りをとどろかせて荒れる日本海、冬の厳しさ、そこで生きる人間の強さと寂しさに何かしら強く惹かれるものがありました。決してそこで生きていきたいというわけじゃないんですが。あと、冬の永平寺(これも北陸です)にも憧れていましたし。しんしんと降り積もる山寺、その中でひたすら座り修行する雲水たち、ピンと張った緊張の糸、音もなくだた降り積もる北陸の雪、何も言わない沈黙の中に意味深いものが感じられます。
 北海道はどうしてかというと、これは多分に写真家の影響でしょうね。白川義員という写真家がいて(彼は南極大陸など自然の美と厳しさをとらえたりしているのですが)、彼の作品で、白い孤独の世界に言いようのない美しさを感じました。冬の北海道は5年ほど前に10日ほど一人で写真旅行に行きましたので、そのことは後日紹介してみたいと思います。つまり、北の大地、それも冬の白い世界には、ある意味で人を寄せ付けない厳しさと、はかない美しさのようなものが存在するような気がしていたわけです。
 じゃあ、どうして石垣島のような南の島に行ってみようと思ったかというと、これも映画の影響です。北野武の映画に「ソナチネ」という作品があって、これがまた良かったんです。作品の内容もなかなかだったんですが、それ以上に時間の止まってしまったような南の海と白い砂浜(決して海水浴客で混み合っているような海じゃありません。本当にだれもいない・・・・うち寄せる波と、南風、そして容赦ない夏の日差しだけ)が強烈に僕の頭に焼き付きました。こんな島、行ってもいいかなって・・・。
 あと、わたせせいぞうの「ハートカクテル」の中にもあったような気がします。[南の島で風と海と太陽とたわむれる・・・・砂浜では白いTシャツとハイビスカスが風に揺れている。都会の彼女のもとに届いた一枚の絵はがき・・・・それは南の島の香りと彼の愛を運んでくれる・・・・]
 
 (前置きが長くなりましたが)というわけで、一度南の島に行こうと思ったわけです。しかし、行く以上は、やはり海の綺麗な所、そして「ソナチネ」の映画の場面のように、静かでのんびり出来る所ということで八重山諸島を選びました。行程はすべて自分達で決めて、宿も民宿ばかり(コースに便利な所)を事前に予約していきました。
 結果として、波照間島、石垣島は本当に良かった。西表島は海としてはあまり堪能出来ませんでした(もっと何日も滞在して、島をゆっくりと冒険出来たなら、きっと誰もいない静かな白い砂浜を見つけることが出来たと思いますが)。あそこは一種、野生動物の聖域でアマゾンのジャングルのようでしたから。でもダイビングなんかするのには絶好のポイントがあるらしいです。あと、西表島はパイナップルがやけに美味しかった。無人即売所(民宿の横にあってそこが営業しているので、冷蔵庫があったりなんかする)で、200円で本当に甘いパイナップルをたらふく食べることが出来ました。また、テニスボールサイズくらいあるヤドカリにもびっくり。夜は満点の星空でした。
 石垣島は、海が最高でした。遠浅なので、スキンダイビングでもどんどん沖の方にいけるし、ものすごくたくさんの綺麗な魚と遊べます。珊瑚もいっぱい。なまこもいっぱい。そして突然海底が見えないほどに深い灘に足が震えました。本当に目一杯、海と遊んでいました。昼はソーミンチャンプルにオリオンビール。最高!
 波照間島は、本当に行って良かったって思っています。何なんでしょう。なかなか言葉では言い表せません。本当に小さな島です。見渡す限りのさとうきび畑、畑のあちらこちらに山羊がつながれています。車はほとんど走っていません。僕たちはレンタサイクルで汗をかきかき島を周遊しました。日本最南端(人の住んでいるという意味で)の島です。どの家も屋根が低く、家の周りは石を積み重ねただけの石垣で囲まれています。台風から家を守るためなんですよね。この島は、とても小さくて、何もないけれど飽きることがなく、ただ、潮風にゆれるさとうきび・・・・ある意味で、僕のあこがれていた風景でした。
 僕は、今までになく南の島のとりこになって帰ってきたと思います。また行きたい。・・・・といってもそう頻繁に遊びにはいけません。やはり行く以上は10日くらいの休みが欲しいですから。三線の音、パイナップルの甘い香り、容赦ない夏の太陽と沖縄弁・・・・日本の中の貴重な異文化、生態系、方言だと思います。
 続きはまた今度・・・・