イセI型 ミャンマーにて

昨年7月にミャンマーに旅立った「イセI型」。現地にて、“ミャンマー仕様”に改造され、 今年早々にも運転が開始されるようです。
12月11日から16日にかけて、ミャンマーを旅行された、kiha852様から、現地の貴重な写真を頂きましたので、 こちらに掲載させていただきます。改めて、お礼申し上げます。ありがとうございました。

※このページ内の文章は、kiha852様から頂いたレポートを参考にして記述しております。
※写真はすべて2005年12月15日、ミャンマー国鉄ヤンゴン環状線「インセイン車両基地構内」にて撮影されています。

塗装変更・改番

画像 左の写真のとおり、赤と白のツートンカラー(名鉄色)に塗装が変更されました。 また型番も、イセ1が「RBT828」、イセ2・3が「RBE2510・2511」と 改番されています。RBTが「レールバストレーラー」、RBEが「レールバスエンジン」の略だそうです。 現地でも「レールバス」という言葉が生きています。
イセ1のみがトレーラー扱いとなり、イセ1をはさんだ3両編成での運用を予定しています。 車番は、RBTが自国製トレーラーの続番、RBEが名鉄キハ20・30の続番となっています。

イセ1はトレーラー化

画像 前項でも記述したとおり、イセ1のみトレーラー扱いとなります。客車列車のように、他の車両に牽引される ため、バックミラー・運転台機器・床下機器など、不必要なものは撤去されています。
左の写真は、イセ1の運転台の様子です。マスコン、速度計等が撤去されているのが分かります。 また、運転台上部には、「信号・進路はよいか・時刻はよいか」というシールが残されたままとなっています。

車内の様子

画像 イセ2・3の車内は、運賃箱が撤去されたぐらいで、伊勢鉄道現役時代そのままだそうです。
4組のクロスシートや、三角運賃表、側面の「イセ2」の車号や、出入口横の「ワンマン後乗前降」 サボなど、日本語表示も健在です。
イセ1については、トレーラー扱いのためか、クロスシートの端(ロングシートと接触する部分) のみ撤去されています。
左の写真は、イセ1の車内の様子です。

当初は4両編成の予定でした

画像 先項で記述したとおり、3両編成での運用予定ですが、当初、キハ581044を改造した、RBE3604(これも名鉄色化) を連結して4両編成として運用する予定でした。しかし、連結しようとして危うくエンジンを壊しそうになり、 4両編成は取りやめになったそうです。
写真は、そのキハ581044を改造した、RBE3604です。
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