加佐登神社が所在する一帯には、「白鳥塚古墳群」と呼ばれる古墳群があります。 7基からなるそれらの中でもひとき わ大きい「1号墳」が、古くから「記紀」の記述に見えるヤマトタケル の墓として有力視され、白鳥伝説から「白鳥塚」と呼ばれてきました。 古墳は二段築造で、墳丘全面に葺石が残り埴輪片も出土しています。従来から「円墳」であるとされてきましたが、平成17年の発掘調査の結果、古墳時代中期に各地で盛んに作られた「帆立貝式古墳」である可能性が強くなりました。