精神科作業療法とは

精神疾患により日常生活で支障がある方々に対し、さまざまなプログラムを通じて、その人にとって良い生活に近づける為の治療法の一つです。
当院では、医師の処方箋に従って個別や集団での作業活動を行い、疾患により困難となった日常生活が取り戻せるようプログラムを実施しています。プログラム内容は患者様ご本人と担当作業療法士が相談した上で組み立てられます。

精神科作業療法の目的

症状安定に向けての援助・・・・・・・様々なプログラムに取り組むことで気分転換や欲求の充足を促し、情動の不安定さや思考行動のまとまりのなさを改善します。

• 対人関係の改善

治療者との関係を通じて、他者と交流できるよう促し、体験できる場を提供します。

• 基本的な日常生活への援助

病気のために不規則になった生活への援助や必要な生活スキルの獲得をめざします。

• 社会生活への援助

意欲的に社会生活が継続できることをめざし援助を行います。

 

日常生活で困っていることを解決していくことが作業療法の目的になります.
その目的に合わせて、作業療法士が手工芸や園芸・運動などを提供し、その取り組みの中で問題が解決できるように進めていきます。

 

精神科作業療法で行なえる作業とは