紙風船 #39

満足・それとも、不満足?
2004.02.27


 最近の私は、両手の手術を受けたことにより、日々の生活に少々やっかいなことが生じています。

と言いましても、たいした事ではないですが。

しかし、今までこのような経験がない訳で、少し滅入っていましたが、この機会に、

 乙武洋匡(おとたけひろただ)著、「五体不満足」を買い求めて読んでみました。

そこに書かれていた世界は、想像を絶する、圧倒される世界でした。

・・・本文の中で、父のこと、母のこと、命名「洋匡」(ひろただ)については、・・・・父がつけてくれたもので、「太平洋ような広い心で、世のなかを匡す(正す)という意味があると述べられています。

更に、国という字は囲いのなかに王がいるが、「匡」という字は一辺が開いている。

それは、自由に移動ができ、行動力のある王を表すという意味もあるそうだ。

とも述べられ、父への感謝が記述されていました。

又、本のカバーには・・・先天性四肢切断という障害を、単なる「身体的特徴」と考えて

「自分にしかできないこと」=「心のバリアフリー」に少しでも貢献するため、電動車椅子にのって全国を飛び歩いています・・・と書かれており、乙武さんの素晴らし笑顔が載っています。

私は、この本を読み終えたとき、冒頭に書きました、満足、不満足の文字が薄っぺらいものに感じました。

いずれにいたしましても、乙武洋匡さんに勇気を与えて頂きました。

2月23日には、養父の死去もあり、人生の大切さを痛感させられる出来事の連続でした。

本日は、今を大切に生きることの意味を自分自身に問いかけました。

鈴鹿市議会議員 原田勝二


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Last modified: February 28, 2004