原田勝二---コラム紙風船

　秋の夕日に、てる山もみじ、濃いも薄いも・・・♪・♪♪・・・

幼い頃、この季節になると良く口ずさんだものです。

私は、日本の四季の素晴らしさを体感できるこの季節が大好きです。

そこで、私は妻と一緒に岐阜県の谷汲村へもみじ狩りに出かけました。

谷汲山華厳寺と両界山横蔵寺の二ヶ所を訪れましたが、同所は新聞で紹介されたこともあり、道路が渋滞して、初日は谷汲山華厳寺のみしか参拝ができませんでした。

私たちはJRで出かけたのですが！

とてもながら、ゆったりとした気分にはなれませんでしたが、旅館のご主人が気を使って頂き、その夜はライトアップした両界山横蔵寺を拝見する機会を得ました。

さらに、翌朝は郡上八幡からこられたバスツアーの方のご好意で、バスに同乗させて頂くこととなり、無事に両界山横蔵寺もじっくりと参拝でき、もみじ狩りを楽しむことができました。

旅に出て人の情けに助けられる喜び、感謝の気持ちで一杯です。

ちなみに、谷汲山華厳寺は西国三十三番満願霊場として1200年の歴史をもつ天台宗のお寺さんで、一方の両界山横蔵寺は伝教大師が自作の薬師如来をまつられており、中でも学会でも謎とされている妙心上人の舎利仏（ミイラ）を拝見した際には思わず合掌し、人々の平和を祈願いたしておりました。

もみじ狩りを楽しみ、同時に信仰心が喚起できて、心穏やかに帰路につきました。

JRと樽見鉄道の旅、今度は桜の季節にゆこうと思っています。