紙風船 #64

苦楽20年剣道のボランテアから学ぶ
2006.03.30


私は、昭和60年(1985)から、5歳から6歳児になる園児たちに剣道を教えてまいりましたが、振り返れば20年の歳月が流れていました。

最初は、園児が8人でしたが、現在は、36名余りと4倍余りとなる園児数がここ数年続いています。

園児たちの年齢は今も変わらずですが、私は40歳代から60歳代となり園児たちと同年の孫を育てる立場となりました。

その関係もあってか、最近の指導方法に変化がでてまいったようです。

以前は園児ができないところを強制しようと、あせりを感じて指導していたように思いますが、現在は、練習風景を見る視線も目を細くして園児の良いところだけを見るようになりました。

20年の時間を経て、やっと年齢にあった指導に切り変わった観が致しております。

また、以前は市民会館で練習の成果?を発表を致しておりましたが、現在は園の教室において稽古着の着付けや防具の装着を父兄の方々と共に行うようになりました。

日頃、剣道に縁のない方々が「わいわいがやがや」関わってくださる姿がほほえましく、好評のようです。

私は、剣道の指導をお引き受けしました時、園児たちに何を教えたらよいのか自問自答しましたが、結論は「礼儀、礼節、感謝」の心を育てることと致しました。

今もその考えは変わっておりませんが、今後はこの考え方を踏襲して頂く後継者の育成に努めてまいりたいと思います。

近年に、私と共に剣道を学んだかつての園児が保母となってめぐり合いました。

何かほっといたしました。

 

鈴鹿市議会議員 原田勝二


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Last modified: April 1, 2006