紙風船 #79

森羅万象
2007.8.4


 私は、瀬戸内寂聴さんが「般若心経」について書かれた本を読み直しています。

それは、還暦を過ぎた人生を振り返り、明日への希望と生きがいを見つめ直す機会にしたいとの思いからです。

般若心経の解釈は、瀬戸内寂聴さんのご本を読んで頂くこととしまして、私の気になった言葉は「色は匂へとちりぬるを わか世たれそ常ならむ うゐの奥山けふこえて あさき夢みし 酔ひもせす」という「いろは歌」でした。

万物は一時も同じ形ではなく流転する。

頭では理解しているものの、諸事にあたり憂いを残している私です。

 老・壮・青・と称される人生において、その時々に精一杯いきることが森羅万象の世に花が咲き、実がなり、種子ができることとなるでしょう。

さて、私は今なにをすべきか、答えは筋力トレーニングです。

何も努力せず、ただ老化してゆく肉体を自然の姿と言い訳することは、人として許されないことと思います。

無駄な抵抗とわかっていても、努力と言う二文字に人間臭さがあっても良いのではないのでしょうか。

森羅万象の意味をよく理解し、そこに人としての意思を表現したいとの思いです。

合掌

鈴鹿市議会議員 原田勝二


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Last modified: August 7, 2007