原田勝二---コラム紙風船

先日、鈴鹿西RC例会において誕生日を祝って頂きましたが、その席で自分の過去について写真を持参してスピーチをするよう求められました。
私は、古いアルバムからセピア色の写真を3枚とりはずしてスピーチに参加しました。

いずれも、20歳代の写真でした。

その一枚は、私の人生を決定づけた妻との写真で、広島県の音戸で撮ったものです。

見合いから半年ぐらい後のことで、妻が働く広島へ出かけてのデート写真でした。

私が22歳、妻が20歳、の時であり、セピア色の写真にはなんとなく気恥ずかしそうな二人が写っています。

確かシャッターを切ったのは妻の妹でしたが、その当時は二人きりのデートは許されない状況だった事を覚えています。

あの時、夜行列車にて単身で広島へ出かけた行動力が懐かしく思い出される一枚です。

あとの二枚は、県警の機動隊員の出動服に身を包んだものと音楽隊員の制服のものでした。

出動服の写真はお世話になったA先輩とのツーショットでしたが、当時（23歳）の私は国民の生命、身体、財産を守ると言う使命感もあり、写真の姿は緊張感に溢れています。

凛とした姿勢がかっこ良く好きな写真です。

残りの一枚は、テナーサックスを持った写真ですが、これは、先輩からテナーサックスを貸して頂き写してもらったものでした。

私はトロンボーンを担当していましたが、生まれて初めて金管楽器を仕事としてあつかい、戸惑いの日々でしたが、機動隊員であり音楽隊員でもあった日々が懐かしく思い出されるセピア色の写真です。

あれから40年が経過しましたが、輝いていた日々の暮らしを思い出させて頂く、こんな機会を与えて下さった鈴鹿西RCのメンバーに感謝を申し上げます。

これからも、多くの方々に支えて頂き、微力ながら社会の為にお役に立てればとの思いでございます。

本日も紙風船をお読み頂き有難うございました。