紙風船 #108

この国のかたち・その五
2010.03.31


 政治家は、国民の模範となる倫理を実践し、まさに、品格が備わった人物であって欲しいと望むのは、私一人ではないと思います。

そんな思いから、ずいぶんとかけ離れた政治家が横行する現在、この国のかたちが失われるのではないかと危惧いたしております。

法と情の関係を捻じ曲げた、いわゆる我田引水型の政治家が多くなり、自分の身の処し方も他人に委ねるという、自立した精神が欠如してしまった政治家達では、本当にこの国の行く先が危ぶまれてなりません。

憲法には多くの「自由」が保障されてはいますが、すべて法の下で認められることであり、自由には「責任」という二文字が表裏一体となっています。

この国のかたちを議論する以前に、議論する人々のかたちが崩れていては、どうすることもできないと思う昨今です。

戦後60有余年、私達は何を大切にし、何を捨ててきたのでしょうか。

鈴鹿市議会議員 原田勝二


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Last modified: April 1, 2010