紙風船 #114

鈴鹿市のかたち、その一
2010.10.02


  これまで、この国のかたちについて掲載してきましたが、これからは足元の鈴鹿市について、21世紀の夢を紙風船に載せてゆきたいと思います。

 鈴鹿市は軍都として、昭和17年12月に2町12カ村が合併して誕生した経緯がありまして、当時の人口は約4万2千人でした。
その後、市域を合併により拡大し、現在の市域は194.67km2、人口は約20万人と大きく発展いたしました。
詳しくは、鈴鹿市のホームページを参考にして頂きたいと思います。
何れにいたしましても、山間部あり、平野部あり、海岸線あり、と広大な市域でありまして、中心となる町並みは、いくつかの「ぶどうの房」のようになっています。
従って、公共交通機関の構築には多額の費用が必要であり、モノレール構想など100年の計を立てて取り組まない限り、いつまでたっても中途半端なこととなるでしょう。
また、鈴鹿市は隣接する亀山市とは古くから各種の事業を共有し、介護保険などは良い例だと思います。
できれば、1日も早く合併して、交通網などの整備も共に着手したいところです。
尚、近鉄線と伊勢鉄道と関西線への乗り入れ駅舎の建設は夢のまた夢なのでしょうか。
平行線より交差する線・点から物事はスポークの原理で発展が可能だと思います。

 戦後68年の古い行政体質は一新しなければなりません。
行政の為の組織は、市民の為の組織ではありません。
○○市長制度などではなく、企業経営体のような専務、常務組織が必要であり、常に実践部隊としてトップを補佐し組織を活性化させることが望まれます。
そんな意味で、経営戦略室は絶対に必要です。
また、寄らば大樹の陰も必要ですが、大樹のみに頼ることなく、いつも新産業の発掘に知恵を絞らなければなりません。
鈴鹿市はホンダの城下町とも言われますが、楽市楽座も必要ではないのでしょうか。

 21世紀は、高齢化と少子化の波が津波のように押し寄せてくることでしょう。
私たちは生まれる時代と生まれる場所は選ぶことはできません。
これから鈴鹿市において誕生する新しい命に対し、今生きる私たちが知恵を出し合い責任ある行動をとり、夢の持てる鈴鹿市づくりをしなければならないと思います。
まさに、21世紀の夢出帆!です。

鈴鹿市議会議員 原田勝二


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Last modified: October 5, 2010