●視察報告 (2008年4月17-18日)
研修日
平成20年4月17日(木)〜4月18日(金)
視察先
藤枝市白子地区
小山町・富士スピードウェイ
視察目的
徳川家康ゆかりの両市における白子地区の交流について
富士スピードウェイについて
視察結果についての所感
徳川家康ゆかりの両市における白子地区の交流について
藤枝市に、なぜ白子町という地名が誕生したのか。
―それは、今から400年余り前、天正10年6月2日に起こった本能寺の変のとき
徳川家康一行は、明智光秀の襲来を察知し、泉州堺から伊賀・鈴鹿(加太越の峠)を越えて伊勢湾に出る策をとり、白子(三重県)の浜に着きました。
そのときに白子の農民「小川孫三」と出会い、孫三は家康を船で若松の浦から尾張国床鍋(知多半島常滑市)を経由し、三河国大浜(碧南市)まで無事に送り届けました。
家康は事件から4年後、小川孫三に御礼として地子緒役免除の「御朱印」を与え。このときの領地「藤枝東の芝間の地」(郡村)と言われたところに住むことを許し、地名を「新白子町」定めることとしました・・・これが白子町誕生の説とのことです。
視察当日は、小雨の中、白子地区の皆さまが「ミュゼふじえだ」でお出迎え頂きました。
この会館は2年前に改築され、藤枝市郷土博物館・藤枝市文学館・史跡田中城下屋敷国史跡志太群衛資料館によって構成されていました。
館内の廊下には藤枝市の特産「手まりづくりのサッカーボール」が天井に吊るされており、サッカー都市をアピールするなど文化振興への意気込みを強く感じました。
尚、2年前、藤枝市白子町の地名、生誕420年を記念し鈴鹿市白子町の住民が当市を訪問し交流を始められており、当日、館長をはじめ白子地区の方々との歓談を通じて、今後姉妹都市の検討も視野に入れた活動を行いたいと思いました。
富士スピードウェイについて
富士山が雪を頂き、小雨と晴れ間の覗くなか、梶 繁美(小山町議会議長)田代昭男(富士スピードウェイ?取締役)のお出迎えを頂き視察が始まりました。
梶議長と湯山博一(小山町企画担当主任)の説明により、いかに、国・県・市と当町のF1開催への協力体制が強固に取り組まれているかを窺い知る事ができました。
一方、富士スピードウェイの経営者が、小山町民・小山町議会・特に子供たちを招待するなど、地元の理解を得る為の施策を積極的に展開する姿に感銘を受けました。
今後、鈴鹿サーキットと富士スピードウェイが共にF1開催を通じて交流を深め、両市・町・が発展するよう施策の共有を求めてまいりたいと、この視察を通じて強く感じました。
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Last modified: May 2, 2008