なんて楽しい、教えること
「おしえること」は、実に、極めて、楽しいことです。マクラで生徒をなごませて、グイッと入り込む本題のタイミング、迫力ある言葉、ユーモアとおとぼけ、時折登場する理科ぼうや、やがて高まっていくテンポとボリューム、知識の手渡しがまさに終了する瞬間の緊張とクライマックス。
 笑いあり、涙あり。時としてオペラ、ものまね、はたまたコントで浪曲で。自分を信頼してくれる人がいることのうれしさ、言葉を理解してくれる醍醐味、言葉の間合いの威力、ユーモアの力、教わる側の達成感と教える側の充実感。
 これは、おもしろい、やめられない。




学校を退職した先生たち
「学校を退職したら、ゆっくりしたい」と考える先生もたくさんいます。確かに学校の運営に深く関わった先生ほど、その煩わしさが意識に残っています。私自身もよく理解しています。しかし「教える作業」自体は、実に楽しいものです。年齢を重ねるたびに油ものってきました。一律に「退職」「引退」してしまうには惜しい、心残り、もったいない。もっともっと「教えること」で社会に貢献し、味のある熟練した技でこのおもしろさを伝えたいのです。
こんな話に、同意してくれる人がたくさんいることを知りました。特に現役時代に人気の高かった先生ほど、教える作業に身を起き続けたいと願っていることを知りました。外国人の先生にも私と同じ感覚の人がたくさんいることもわかってきました。よし、ならば、みんなで集まろうじゃないか。





腕のいい先生
知識の補充というエネルギーのいる作業が、あっという間に過ぎていく先生。そんな人こそ「腕のいい先生」です。おもしろい教え方、聞く人にとって解りやすい方法は、何万通りもあるはずです。 問題の解き方、作り方、道具の使い方、味の付け方、運転方法、世話のしかた、さらには聴衆の引きつけ方、笑わせ方、そして人の叱り方。
 一般的に「先生」とか「師匠」とか呼ばれる人たちは、往々にして頑固で頭が固くて柔軟な考え方が苦手な人が多いものです。 ならば、アイデアをこらして、面白い方法で、映像を使って、音声を駆使して、みんなをうなずかせるような教え方を、社会の中の全ての人たち、学校の先生や師匠以外の人たちも、みんな一緒になって、考えませんか?





例えば、ザ・タマキタイムズ
 時事問題。面白いのに、子供達に伝えることはなかなか難しいものです。「新聞を読もう」「政治に関心をもって」こんな忠告も興味がなければ馬耳東風。

 ならば、時事問題を、おもしろい人に、モノに、漫才をさせたら…と「ザ・タマキタイムズ」をつくりました。登場するのは、仮面ライダーや怪獣のカネゴンだけではありません。コオロギやスカンク、 白雪姫のお妃さまやカッパ、四谷怪談のお菊さんや法一まで、大いばりで出てきます。iPS細胞でつくる血液に目をぎらつかせるドラキュラ、電力不足に立ち向かう「雷神」、アルコール依存症の酒神「バッカス」。 話を考えだすと、わくわくして夜も眠れず、車の運転中もニヤニヤ。周囲の運転手に変な目で見られていそう。今日もニュースだ、話題がごろごろ。



例えば、玉木の5分間サンシャイン。
学校の教科書に、たくさん並ぶ英単語は、意味を調べるだけでもたいへん、しんどい、わからない。「訳す」ことが、一番大切であることはよくわかっているのだけれど、時間ばかり過ぎていく。もっと、ダイナミック(動的)で面白い英語翻訳法は、ないものか…。

 ならば、牛のブルット君に、「関西弁」で英語を訳させれば、しかも声は、あの「紙兎ロペ」のアキラ先輩で…とつくりあげたのが、5分間ワンワールド、5分間サンシャインです。一部 You Tube にアップロードしてあるものを見て、日本中のいろいろな方からエールをいただきました。よくぞ、あんなものをつくったと、アイデアにお褒めの言葉もいただきました。 九州の学校の先生から、今までは全く予習をしなかった生徒が、関西弁で教科書を訳すようになったと楽しそうな雰囲気をお伝えいただきました。 まさに、英語を「訳す」という、一見無味乾燥なものに、先生がおいしい味を付けられた瞬間だと思うのです。




例えば、玉木の3分間濃度。
 濃度。速度、密度、圧力と共に「割り算」がからむ、中学生の「苦手」四兄弟の長男。 特に溶解度とコラボレーションを始めたあたりから「大きらい」と表現が変化。 高校でこれがモル濃度に変わり、さらに結晶水を含んだ物質の再結晶につながれば、好き嫌いの領域から、ジャンルは一気に目まい、頭痛へ。    
 ならば、老婆の魔法使いが「しお・みず・しおみず、しーみーしみ」と軽快な音楽 with コミカルな歌で煮え湯の壺をかき回し、細かな計算をすれば…。
 ロシアのセレブロが歌うMi-Mi-Miを聞いたときの背筋に鳥肌が立つほどの感動。これだ。老婆の背景の真っ赤な景色、はやる気持ちをおさえつつ、作りにこめる濃度計算の動画。手直し手直し、満足する日はいつのことやら。
 「仕事」から完全に脱却した、教育関係?の趣味の領域。実に楽しい、わくわく、ドキドキ。




例えば、玉木の濃度研究室。
 前述したイヤな濃度の問題を、自分はどの学年レベルまで理解ができるのか‥。 自分で確かめたくなったなら、さあ、やってみましょう「玉木の濃度研究室」。あの魔女が小学生の初級レベルから高校生の大学入試直前レベルまで20段階の問題を用意して待ちかまえています。答は4つのうちから選択する形式ですが、正解ならばハートが飛びまくり、間違えれば怖い顔の魔女の背後で怒りが爆発します。
 たのしい魔女の出題は、英語や数学、他の様々な教科に応用できそうです。さあ、あなたもこんなページを私たちと作ってみませんか?


例えば、玉木のリスニングタイム、
L.A.Hill's 味わい深き英国のジョーク。
 
中学生の時、私がスペイン人の神父様に教わった英会話。話題として用いられていたのがこの L.A.HILL'S の本でした。 当時は、文章の最後におりこまれた「オチ」のおもしろさ、意味の深さよりも、専らとぼけた表情の挿絵の楽しさに心をひかれる年齢でした。

 ならば、十代の子供たちにもわかるように、英国の、いや世界に通じるウィットの効いたジョークを味わってもらう「手段」を考えようではないかと思うのです。英語を母国語にしている人たちが話す英語は、お手本にしたいものにちがいありません。しかし、どんな国の人であっても、どんな教科を専攻しているひとであっても、英語をつかって人を楽しませることが可能であることを、私たちが進んで示したいと思うのです。
 問題集とそれに付属している解答冊子でしか英語を勉強したことがなく、英文を解釈することが苦痛である子供達。英文の最後に秘められたおもしろい内容を求めて、先へもっと先へと自らが読み進めていく力を得、一編一編を毎日の楽しみに残しておくようにするには…。考えるだけで、ワクワクしませんか。





余裕のある先生とは
 様々な知的ポケットを持ち、アイデアに満ちて行動的で、時としていたずら好きで、他を傷つけないジョークが上手で、いつも躍動感に満ちている人。それが余裕のある先生であると私は信じています。 様々な経験を経て学校の先生になった人たち、海外を知り尽くして先生になった人たちの発想は柔軟性に富んでいます。
 玉木教育企画の先生達は、海外をまたにかけていた人、一般企業にいて学校の先生になっていた人たちでいっぱいです。スタッフに外国人の方たちがいるのはもちろん、外国の方たちも、たくさんたずねていらっしゃいます。 さらに先生達の多くが大型オートバイで走ります。欧米の国々や中東、オセアニアなど海外も走ります。 四季を肌で感じ、海外の人たちと出逢い、つながり、日本的な小さな価値観から飛び出してゆく桁はずれに陽気な先生たち。これが玉木教育企画の先生達です。



         代表取締役社長 玉木英明


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