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 第2・3時 空き缶の中で紙を燃やそう

空き缶の中では、空気の通りが悪いので、うまく燃えませんが、
空き缶の中でも、前時のようによく燃えると予想する子が多いでしょう。
うまく燃えないことを予想して、穴を開けた空き缶を用意してくる子もいるでしょう。
こういう空き缶は、他の子の参考になり、授業が活性化します。

Y.ISHIHARA メール

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  《準備物》  教師……盆(児童数分) 燃やす紙(一人5枚程度) マッチ 燃えがら入れ
          児童……空き缶(一人1個)

説明1 実験の仕方を説明する。

  • B5版の紙を4等分したものを5枚程、軽くまるめて空き缶の中に入れ、火をつけることを説明する。
  • 空き缶の下には、第1時で使った盆を置かせる。
  • 教師が実物を示しながら、説明する。
  • 質問も受け付ける。

指示1 空き缶の中で紙が燃えるか、予想しましょう。

  • ほとんどの子は「同じように燃える」、3人だけ「違う燃え方をする」と予想した。
  • 前時の「盆の上で紙を燃やしたとき、非常によく燃えた」から、同じような結果になると予想したと考えられる。  

指示2 準備して、実験しましょう。 

  • 単に空き缶の中で燃やしただけでは燃えにくいのではないかと考えてきた子(一人)は、空き缶の下方に穴を開けてきていた。また、ほとんどの子は普通のジュ−スの空き缶を持ってきていたが、一人だけ幅の広い(底面積の広い)空き缶を持ってきていた。
  • ほとんどの子は、煙が出てすぐに火は消えたので、何度もマッチで火をつけていた。
  • 下方に穴の開けた空き缶や幅の広い空き缶では、紙はよく燃えていた。
  • 煙の出方が第1時とは全然違うことから、この実験ではなかなか燃えないことを子どもたちは実感する。
  • 煙がたくさん出るので、十分換気に気をつける。

指示3 空き缶の中の物を盆の上に出しましょう。 

  • 紙が燃え尽きていると思っていても、実は、燃え残っている場合が多いことがわかる。

指示4 結果を発表しましょう。

  • 「全部は燃えなかった」「煙がたくさん出た」「(一部の子は)全部燃えた」など。

発問1 どうしたら空き缶の中で、よく燃えるようになるのでしょうか。

  • 「穴を開ける」など。
  • 穴を開けたり大きな空き缶で燃やしたりしている子がいたので、そのことがヒントになったはずであるが、そのような子がいない場合でも、日常生活を振り返り、穴を開けるとよいことが出てくると考えられる。    

指示5 次の実験の準備物を指示する。 

  • 次時は、空き缶に穴を開けて、空き缶の中で紙を燃やす実験をすることを予告し、またアルミ缶を用意するよう指示する。
  • 後かたづけをして、終わり。   

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