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第3次 目のはたらきについて調べよう。(3時間)

片目のときと両目のときの活動を比べて、目のはたらきを調べます。
「活動を考える→活動する→発表する→再度活動する→発表する」という指導順序です。

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第1時 目のはたらきについて、調べ方を考えよう。

発問1 片目のときと両目のときの見え方を比べます。どうやって調べたらいいですか。
  • 体育館で活動することを前提に考えさせた。
  • ここでは、視野の広さの違い遠近感の違いを調べる活動となる。
  • 調べるための活動としては、ドッジボール・大縄跳び・お手玉・ボ−ルの受け合い・手打ち野球・卓球・大玉ころがし・けん玉・椅子の数を数えるを子どもたちは考えた。片目と両目、それぞれで活動して、感じ方の違いを比べる。
  • 輪投げ・下から投げた消しゴムを片手で受ける・左右の手の人差し指をだんだん近づけてうまく当たるかなどもいい活動である。
指示1 調べ方を発表しましょう。
発問2 どうなると思いますか。
  • 自分がどんな活動をして調べるのか、また、どのようになると思うのかと尋ねていく。その中で、遠近感の違いや視野の広さの違いについての発言があれば注目させてもよい。
  • 発表しているうちに、活動の仕方に不備があることにも気づくことがある。

第2時 目のはたらきについて、自分の考えた方法で調べよう。

       《準備物》 ドッジボール 大縄 お手玉 手打ちボール 卓球台 ラケット ネット 大玉 コーン けん玉 椅子 など
             (子どもたちが用意する)
指示1 用意して、調べましょう。
  • 同じ方法で実験する子どうしをグル−プにする。
  • 準備は子どもたちにさせるが、必要に応じて教師が手伝う。
  • 1回実験しただけでは正しい結果を得たとは限らないので、同じことを何回かするように指示する。
  • 眼帯をつけたとき(片目)とつけないとき(両目)とで活動させ、その違いを比べさせるようにする。眼帯は薬局等で手に入れることができるが、眼帯を使わずに片目をつむって活動させても十分である。
指示2 わかったことを発表しましょう。
  • 見え方の違いや活動のしやすさの違いに気づく子がいた。
  • 両目のときと片目のときで、結果や感じ方の違いを出させる。
  • たとえ活動が異なっていても、同じような感じ方をすることもあるので、感じ方も大切にする。

第3時 目のはたらきについて、他の方法でも調べよう。

       《準備物》 ドッジボール 大縄 お手玉 手打ちボール 卓球台 ラケット ネット 大玉 コーン けん玉 椅子 など
             (子どもたちが用意する)
指示1 工夫した方法や友達のした方法でも調べましょう。
  • 工夫した方法や友達のした方法でも調べさせ、理解を深めさせる。
  • この活動を通して、はっきりしなかった点を確かめさせ、自分の考えをより確かなものにさせる。
指示2 わかったことを発表しましょう。
  • 片目と両目とでは、遠近感の違い、視野の広がりの違いがわかる。子どもたちからは、両方とも発表された。
  • 遠近感の違いは、子どもたちは表現しにくい。「片目では、ボ−ルを受けるとき、あっちの方(遠く)にボ−ルがあると思っていたのに、本当はここらへん(顔の前)にあった。」という表現をしていた。

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