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 第3・4時 ペットボトルに穴を開け、実験しましょう

燃え続けると思う位置に穴を開け、実験します。
穴1つなら、どこにあけるとよいか、調べます。

Y.ISHIHARA メール

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  《準備物》 ペットボトル(児童数分) 盆(児童数分) ろうそく(はさみで短く切ったもの、児童数分)
         マッチ 燃えがら入れ はんだごて

発問1 どうしたら、燃え続けるようになるでしょうか。

  • すぐに「穴を開ける」という意見が出た。「ペットボトルを切る」という意見も出たが、結局、大きな穴を開けるのと同じということになり、「穴を開ける」ことにまとまった。

指示1 どこに穴を開けるか、決めましょう。

  • できるだけ穴の数を少なくして燃え続けるにはどこに穴をあけたらよいかを考えさせた。ノ−トに絵を描き、穴をあける場所に印をさせた。その理由も書かせ、発表させる。
  • ペットボトルのてっぺんと下方の両方に穴をあけるという子が多かった。下から空気が入り上から空気が出ていくという理由であった。前の実験で、ろうそくの火が消えるとき、白い煙がすうっと上にあがっていったことから、このように考えている子もいた。
  • ペットボトルのてっぺんと真ん中にあけるという子も何人もいた。これは、ろうそくの火に近いところにあけるといいと考えたようである。
  • てっぺん1つの子もいた。てっぺんは大きくあけなければならないという子もいた。たくさん空気が出ていくためであるようだ。ただし、空気が入ってくることは全然考えていないようであった。
  • ろうそくの炎近くの横に穴を1つだけあけるという子もいた。炎の近くなら、空気の出入りがしやすいので、よいと考えたようであった。

指示2 ペットボトルに穴を開けましょう。

  • 子どもたちははさみで穴をあけられると言っていたが、ハンダゴテで穴をあけることにした。一人ひとりにハンダゴテを使わせようと思ったが、火傷などをするといけないので、穴をあける場所を確かめながら教師がした。

実験1 準備して実験しましょう。

  • 準備して一人ひとりに実験させる。
  • 火を使うので、火傷をしないように実験するように注意する。
  • ろうそくは短い方がよい。長ければかぶせたときペットボトルがとけることがある。はさみで子どもたちに切って短くするように指示した。
  • 全員の子のが燃え続けていた。炎の近くの横にあけた子のペットボトルだけ、消えかかった後、再び燃え出続けた。微妙な場所に穴をあけると、このようになる。
  • 上に1カ所、穴をあけたペットボトルは、穴が大きいため、燃え続けた。小さい穴なら、消えたはずである。
  • ペットボトルの下から空気が入らないように、粘土で空気が入るのを防ぐとよいかもしれないが、粘土を使わなくても、十分うまく実験できる。また、同じようにやっていても、ペットボトルの下の隙間から空気が入るため、うまくいかなくても、なぜうまくいかないのかと考えさせるいい実験となり得るので、やはり粘土は使わなくてもかまわないと私は考える。

指示3 結果を発表しましょう。

  • ノ−トに結果やそうなった理由を書かせ、発表させた。ノ−トには、結果とその理由をまず書き、次に「もし〜ならば〜だろう。」という文を付け加えさせた。
  • 全員「ろうそくの火は燃え続けた」ということであった。
  • 結果をノ−トに書かせてから発表させる。 子どものノ−ト
  • 子どもたちの発表から、上と下の2カ所に穴をあけなければならないと言う子と、1ヵ所穴があいていればよいと言う子がいた。そこで、次の実験は、1ヵ所だけいろいろな位置に穴をあけてすることとなった。


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